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『100日間のシンプルライフ』極寒のベルリンを全裸ダッシュの撮影秘話解禁
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『100日間のシンプルライフ』極寒のベルリンを全裸ダッシュの撮影秘話解禁
フィンランドのドキュメンタリー映画『365日のシンプルライフ』を基に、価値観の異なる男たちの大勝負を描いた究極のシンプルライフ・エンターテインメント『100日間のシンプルライフ』が、2020年12月4日(金)に全国公開。そんな話題作の制作にまつわるエピソードと、撮影の舞台裏を切り取ったメイキング写真が初解禁となった。
すべての家財道具を倉庫に預け、裸一貫で所持品ゼロの状態から1日1つずつ必要なモノを取り戻し100日間生活するという、《究極のシンプルライフ》を送る2人が大切なモノについて考え直していくシンプルライフ・エンターテインメントである本作。
極寒のベルリン、-17℃の倉庫、工場跡地の合気道教室。“究極の”シンプルライフが生まれた舞台裏とはドイツ・ベルリンで暮らしスタートアップで成功を夢見る2人が主人公の本作。撮影もベルリンを中心に行われ、一部のシーンでは市街地を封鎖するほどの大規模な手法を交えつつ進められた。
中でも作品を象徴するシーンである冬のベルリンの夜を全裸で駆け抜ける場面は、まさに体当たりでの撮影が敢行された。歩道を回転式ブラシ付きの掃除機で清掃し、2人が裸足でガラスの破片やごみを踏まないように、準備が重ねられたが、道を完全に封鎖することは出来ず、撮影中は一般の人々の視線を全身に受けながら、氷点下のベルリン市内をスタントマンも使わず全裸で駆け抜けることに。ドイツ国内で超有名な俳優であるフロリアンとマティアスの決死のダッシュに市民の誰もが非常に驚いたという。
さらに、パウルとトニーが全裸で目指す先の倉庫での撮影も過酷なものであった。マティアスは撮影で一番つらかったことで倉庫のシーンをあげており、
「最初の数日間は、ベルリンの-17℃の倉庫で全裸のまま撮影しなければならなかったんだ。その後は熱を出して寝込んだよ」
と話し、フロリアンも
「暖房をつけたが夜にはスイッチが壊れたようだった」
と寒さに苦しんだことを明かしており、まさに裸一貫で究極のシンプルライフをフロリアンとマティアスは体当たりで演じきった。
また、2人が住む一面ガラス張りでベルリンを一望できる素敵なアパートの一室は、実は工場跡地に作られた合気道教室で撮影されている。この作品を作る上で最高のロケーションに長い間撮影許可を申請し続け、ようやく許可を得て、わずか10日間で撮影が敢行された。
映画の肝である「モノ」の移動のためだけにアパートの隣に部屋を別に借りるなど、数多の工夫を凝らした結果、所持品ゼロの状態からモノを取り戻し100日間生活するというとんでもない設定にリアルさを与え、観客も一緒に生活しているような没入感を与えることに成功している。
撮影現場の様子について、プライベートでもフロリアンとの親交もあるマティアスは、
「(フロリアンと)2人でいるとまるで老夫婦のようなんだ。一緒にいると非常に大きなエネルギーが生まれて、お互いに最高の力を引き出すことができるんだよ。もちろん、撮影現場で意見の相違が生じることはよくあるけれど、それがむしろプラスに作用して、クリエイティブなプロセスで進めることができた」
と話しており、公私共に固い絆で結ばれた2人だからこそ描くことの出来たシンプルライフが絶妙なドラマとして昇華されたことを明かしている。
そしてこの作品が持つメッセージについて、プロデューサーのダニエル・ゾンアーベントは、
「本当にたくさん笑えるし、たくさんのことを考えさせられるだろう。なぜならこの作品には、友情や人生という重要テーマに加えて、全ての人々が誘惑される“消費”を断念するという、他のコメディ映画とは異なった要素が含まれているんだ」
と語り、単なるエンタメ作品ではないことを述懐し、フロリアンも、「あなたが幸せな人間になるためには、スマホを捨てて生きている限り良いことをし続けるべきだ、などと言いたいわけではないよ。我々はこの映画を通じて解決策を提示するのではなく、観客のみなさんが自分自身に問いかけて、もう一度考え直してほしいんだ」と鑑賞後にすべての観客が自分自身と向き合うことの出来る作品であると語っている。
新しい時代にどう向き合っていくかを考えることが増えた今、より豊かな人生を過ごすためのヒントを与えてくれる『100 日間のシンプルライフ』。この作品は、ウィズコロナ時代の新しいライフスタイルへの向き合い方や、自分だけの“本当の幸せ”、そして、これからを生き抜く術を教えてくれる作品になっている。
■作品情報
『100日間のシンプルライフ』
公開:2020年12月4日(金)
出演:フロリアン・ダーヴィト・フィッツ/マティアス・シュヴァイクホファー/ミリアム・シュタイン
監督:フロリアン・ダーヴィト・フィッツ
上映時間:111分
配給:トランスフォーマー、フラッグ
製作国:ドイツ
ストーリー
スマホ依存症のパウルとコンプレックスの塊のトニー。
幼なじみでビジネスパートナーの二人は、アプリ開発事業も順調で、自身の欲望を満たすための多くのモノに囲まれる生活を送っていた。
そんなある日、大げんかした2人は酔った勢いで大金を賭けたある勝負をすることに。
それは、すべての家財道具を倉庫に預け、裸一貫で所持品ゼロの状態から1日1つずつ必要なモノを取り戻し100日間生活する、とんでもない勝負だった!
勝負を通して、モノやデジタルに依存している生活に気づき始める2人。
100日目を迎えた彼らが選んだ、本当に大切なモノとはー?
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