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2021年02月19日

「青天を衝け」開始記念:幕末の時代を描いた映画たち!

「青天を衝け」開始記念:幕末の時代を描いた映画たち!


時代が変わるときに流される
若者たちの血を描く『合葬』



戦乱の暗雲立ち込める江戸の秩序守護などを目的に結成された武士たちの組織“彰義隊”の悲劇を描いた映画が『合葬』です。

大政奉還によってその存在意義を失った彰義隊でしたが、それでも新政府軍に徹底抗戦を誓うも、上野戦争で全滅。

杉浦日向子の漫画を原作とする本作は、そんな彰義隊に入った3人の若者(柳楽優弥、瀬戸康史、岡山天音)それぞれの運命を群像劇として描いていきます。

鳥羽伏見の戦いに始まる戊辰戦争(1868~1869年)は、江戸城無血開城の後も上野や箱根、さらには東北、北海道へ北上しながら最後は函館で終戦を迎え、かくして明治維新が始まります。

しかし、そこに至るまで数多くの若者たちの血が流されていったことを本作をはじめ数々の映画やドラマが伝えています。

そして1868年11月にフランスから帰国を果たした渋沢栄一は、明治政府(大蔵省)を経て、もはや“切った張った”の殺し合いとは一線を画しながら、実業家としての世界へ身を置くことになっていくのでした。

(文:増當竜也)

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