音楽

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2021年03月14日

【徹底解説】KinKi Kidsコンサート、ぶっちゃけ「どれから観ればいい?」

【徹底解説】KinKi Kidsコンサート、ぶっちゃけ「どれから観ればいい?」


もっともっとKinKi Kidsを観たい!!仕上げにおすすめ作品

【エピソード1:We are KinKi Kids Live Tour  2016 TSUYOSHI & KOICHI
&【エピソード8:We are KinKi Kids Dome Concert 2016-2017 TSUYOSHI &YOU & KOICHI






CDデビュー20周年を迎える節目の幕開けに行われた、20年の歴史をぎゅっと詰め込んだコンサート。シングル曲はもちろん、ファンから人気のある曲、おしゃれな曲、ソロ曲までたっぷりと詰め込まれていて、どんな人でも満足出来る構成のコンサートだ。かっこよさとかわいらしさ、それに加えセクシーさを備えている大人のKinKi Kidsが存分に堪能出来る。

エピソード1はDVD化もされていない武道館公演。武道館はKinKi Kidsが初めてコンサートを行った場所だ。エピソード1とエピソード8は、ソロ曲以外セットリストはほぼ変わらないが、ドームと武道館ではステージも客席も違うので、やっぱり両方チェックしてみてほしい。

まず、オープニングでは赤と青の照明が会場全体を照らす。生バンドの演奏が始まり、ツアーロゴが映し出されると、「Kissからはじまるミステリー」のイントロが流れ、2人が登場する。この楽曲のイントロには、「ここまで興奮するイントロあるか?」というくらい心を掻き立てられる。2人がデビュー前から歌っている楽曲なのに、いつまでも色褪せない。KinKi Kidsにはそういう曲が本当に多い。デビュー曲の「硝子の少年」を筆頭に、何年経ってもどこかおしゃれで心に響く楽曲たち。「硝子の少年」は、作曲の山下達郎が「何歳になっても歌える曲」と言っていたというが、まさにその通りになった。デビュー時は10代だったKinKi Kids。20年経って、大人のKinKi Kidsが歌う「硝子の少年」は、大人が少年時代を振り返っているかのような、10代のときとはまた違う哀愁が生まれる。KinKi Kidsのコンサートに行くと、改めて楽曲の素晴らしさにも気づかされる。

3曲目の「情熱」は入りのアレンジがかっこよすぎて思わず息をするのを忘れてしまうほどなのでぜひ観てほしい。衣装がバラバラなのに、ステージとしてものすごく画になり、なぜかまとまりがある。特効やダンサーたちの迫力も相まって、このコンサートの「情熱」は、なんというか、強い。このコンサートもまた、オープニングの4曲くらいで大満足してしまう、ある意味恐ろしいコンサートだ。

そしてここで改めて注目したいのがソロコーナー。KinKi Kidsはある時期からアルバムにもソロ曲は入れず、コンサートでも披露しないようになった。個々のアーティストとしてのソロが充実していて、お互いの世界を守っているような印象だったが、このコンサートでは2人がソロで培ってきたものを持ち寄って披露している。光一はダンスにフォーカスした楽曲、剛はファンク、と2人それぞれの持ち味を活かしたソロを披露。2人はやっぱり“違う”。それを実感するシーンでもあるのだけれど、違うからこそ、2人が融合したときにまた新しい何かが生まれる。しかも、今回は、それぞれのソロコーナーの一部にお互いが登場する。特に光一のソロ「Slave Maker」では、剛がギターで登場し、2人が背中合わせになるときがあり、なんともいえないエモーショナルさを感じる。

ソロコーナーの後には「薔薇と太陽」へ。この楽曲は、シングルで発売されたときにも大きな衝撃を受けた。光一がダンスをし、剛はギターをかき鳴らす。光一のダンスに合わせて剛も揺れる。まさしく「2人の個の融合」という印象を受けたからだ。パフォーマンスでは剛が上段でギターをかき鳴らしながら歌い、下段で光一がバリバリ踊りながら歌うという構成。横並びでも縦並びでも斜め並びでも尊さが生まれるのがKinKi Kidsだ。

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