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今こそ知りたい!MARVELの魅力!MCU作品の3つのポイントとは!!

© 2021 Marvel


社会派なテーマ

シリーズを語る上で外せない要素。それは、これまでのヒーロー映画では描かれることの少なかった社会派なテーマです。


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キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』で印象的なのは、主人公が兵士としてではなく、戦時中のプロパガンダとして利用され、一人の人間として苦悩する場面。

かつての原作コミックが辿ったプロパガンダ漫画という側面を、避けずに描き切ったことで、現代の作品ならではの社会的な視点を与えました。

また、ヒーロー映画として初のアカデミー作品賞ノミネート作となった『ブラックパンサー』でも、その傾向は顕著です。


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物語は、主人公であるブラックパンサーと悪役・キルモンガーの対立構造を中心に描いていきますが、そこにはアメリカ社会におけるアフリカ系アメリカ人の歴史を彷彿とさせられます。
人々の共存を願う穏健派の主人公と、急進的な行動を求める過激派の悪役。その姿は、公民権運動・人種差別撤廃運動の指導者となったキング牧師とマルコムXそのもの。

ヒーロー映画という非現実的な要素を用いながらも、現実と地続きと言える内容の奥深さ。そこにこそ、世界の映画ファンを唸らせるシリーズの魅力があるのです。

監督の作家性

MCU作品が、多くの映画ファンに支持される理由には、監督の作家性を強く反映した内容も挙げられます。

例えば、その一つと言えるのが『マイティ・ソー』。


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監督を務めたケネス・ブラナーさんは、数多くのシェイクスピア作品を映画化し、近年では自身が監督・主演を務めた映画『シェイクスピアの庭』で、本人役を演じるほど、熱狂的なシェイクスピアファン

そのため、作中では兄弟の確執や悪役・ロキの葛藤を描く部分などが色濃く、その印象はシェイクスピア悲劇にも通ずるのです。


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また、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガン監督も作家性が強い人物と言えます。

キャリア当初から異形の怪物が登場するトロマ・エンターテインメントの製作に携わり、個性豊かな登場人物によるチーム活劇『スクービー・ドゥー』シリーズの脚本や、大人向けヒーロー映画『スーパー!』のメガホンを執った監督。

その作家性は社会的に排除されたキャラクターを愛おしく描く点と言えるでしょう。

本作では、しゃべる大木、毒舌アライグマ、強靭な肉体を持った暗殺者など、一風変わった登場人物を中心に、MARVEL史上屈指の落ちこぼれ集団を魅力的に描き切っており、これまで知名度の低かったキャラクターたちを、一躍シリーズの代表として認知させることに成功しました。

このように、シリーズものという制限にとらわれず、監督の作家性を活かした自由度の高い内容の面白さ、そこにもMCUの魅力があると言えるのです。


繋がるストーリーや社会派なテーマ、監督の作家性など、かつてのヒーロー映画とは異なる新たな魅力で多くのファンを獲得してきたMCU。

今後も、2021年アカデミー賞を獲得したクロエ・ジャオ監督の新作や、スピンオフドラマシリーズの配信など、MCU作品は大きな広がりを見せる予定。

こちらの記事を読んで、興味を持っていただけた方は、是非、過去作を鑑賞してみてください。

なお、紹介した全ての作品はディズニープラスで配信されています。



また、ディズニープラスについて詳しく解説した記事はこちら。是非こちらもあわせて参考にしてみてください。

(文:大矢哲紀)
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