俳優・映画人コラム
横浜流星、演技の振れ幅|アクション系天才キャラからイマドキの若者まで
横浜流星、演技の振れ幅|アクション系天才キャラからイマドキの若者まで
横浜流星はアクションも!「あな番」「シロクロパンダ」
話題を呼んだミステリーサスペンスドラマ「あなたの番です」で、横浜流星が演じたのはITに通じた大学院生・二階堂。反撃編からのキャスティングとなった彼は、物語が進むにつれ重要な役割を担っていく。
そして、2020年に放送されたドラマ「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」では医学生・森島を演じている横浜流星。「あな番」で演じた二階堂と同じ学生という立場で、少し影のあるキャラクターである点も共通している。二階堂と森島、もうひとつの共通点は「アクション」だ。
物語の性質上、詳細は控えるが、「あな番」の終盤では体を張ったアクションが多く見られる。最初こそ横浜流星演じる二階堂は、パソコンに向き合っているか、主演である田中圭と鍋を食べているかのシーンが多いが、佳境に入っていくにつれアクションシーンが増えていくのだ。
果たして、連続殺人ゲームの発端となった黒幕とは誰なのか? 物語の重要な鍵を握るキャラクター・二階堂を演じる横浜流星のアクションにも、ぜひ注目して見てほしい。
「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」で演じた医学生・森島も、シーン自体は少ないけれど各所でアクションが挟まる。清野菜名演じるミスパンダと、じゃれ合うように始まるアクションもこのドラマの見どころだ。
第2話の中盤でも「暇だったから」という理由で、部屋に入ってきた森島を突然ミスパンダが襲う。医学生でありながら見事にすべての攻撃を交わし、顔面に飛んできたパンチも難なく片手で受け止める様は、見ていて惚れぼれしてしまう。
アクションから、天才キャラから、イマドキのお調子者、そして新感覚男子まで……。横浜流星の演技力の振れ幅は、今後もどんどん魅力を増していくだろう。
(文:北村有)
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。