インタビュー

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2021年05月22日

Clubhouseに夜な夜な粋なオトナ達が集う部屋「スナックぴーやま」ってナンダ?

Clubhouseに夜な夜な粋なオトナ達が集う部屋「スナックぴーやま」ってナンダ?

2021年1月、突如人気を博した招待制の音声ソーシャルネットワーク「Clubhouse(クラブハウス)」。 

当初の熱狂は落ち着いたものの、先日、Android版Clubhouse(ベータ版)がリリースされ、新たなユーザーが参加できるようになった。

先行してClubhouseを体験してきたiOSユーザーは、既にお気に入りのルームを複数持っていると思うが、新規で登録したユーザーはどの部屋に入れば良いのか迷ってしまうかもしれない。

そこで今回は筆者がこの3ヶ月の間、ほぼ毎日、朝まで過ごしてきた、とっておきのルームをご紹介します。

 そのルーム名は“ぴーやま”こと山之内涼さんが主催する<すごくない人がゆるっと集まって、どこでも聴けるレベルの話をして居座る場所>通称「“スナックぴーやま”」。 



ルーム名には“すごくない人”とあるが、実は真っ赤なウソ。

アパレル業界の重鎮、BEAMSの設楽社長をはじめ、数多くの有名企業家・芸能人・アスリートが集い、この部屋の住人(常連)となっていく。 

なぜ彼のルームはこれほどまでに多くの人たちを魅了し続けているのか? 

主催者である山之内涼さん(以下、ぴーやま)に取材をした。

そもそもクラブハウスを始めたきっかけは?

ぴーやま:
日本で流行りはじめたのが1月の終わり頃だと思うのですが、その頃のTwitterやインスタのストーリーズで「Clubhouse(クラブハウス)、Clubhouse(クラブハウス)」っていう言葉が飛び交っていて、最初は「なんだろうな?」って。
僕、そういう流行りものには結構冷めている方なのですが、仕事でYouTubeの企画や制作に携わっているので、少し興味を持って、それで自分のFacebookとインスタのストーリーズで「誰か招待して」って投稿したら、翌日、何年も会っていなかった大学の後輩が招待してくれて。

登録してすぐに友達数人とルームで話していたら「ぴーやま、自分の部屋開いてみなよ」って言われて、試しに開いてみたら20人くらい集まって。

みんなが「ぴーやま面白い、ぴーやま面白い」って言ってくれて。

もともと話すのは好きだったし、(クラブハウスは)自分に向いているサービスだなって思ったので、毎日ルームを開くようになりました。

ルームではどんな話をしているの?

ぴーやま:
部屋に来てくれた方の自己紹介文(Biography)を読み上げながら、話を広げるスタイルで、それがウケちゃって笑。
そのうち、世間で「すごい人」って言われている「オトナ」たちが集まってくださって、クラブハウスでも話題のルームに・・・。



どんな「オトナ」たちが集まってきたのですか?


ぴーやま:
BEAMSの設楽社長はじめ、長らくテレビ東京系列「開運!なんでも鑑定団」の鑑定士を務め、世界的なコレクターとして知られる北原照久さん、真山仁さんの経済小説「ハゲタカ」のモデルにもなった赤井厚雄さん(株式会社ナウキャスト 取締役会長)、マイクロソフト初代代表取締役社長の古川享さん、予約困難な焼肉屋さんで有名な「よろにく」のVANNEさん、それに評論家の池内ひろ美さんやSKE48初代支配人の湯浅洋さんは、ほぼ毎日スナックぴーやまに来てくださる常連さんですね。

多分、僕のような若輩者が誰に対しても物怖じせず、マシンガントークでやりとりしているのが聴いていて面白いのかもしれませんね。

それと僕のルームは深夜0時から1時くらいにスタートすることが多いのですが、普通、その時間はオフタイム、つまり、昼間の自分とは違う、言ってみれば<素の自分>で楽しんでくださっている方が多いと思います。

例えば、BEAMSの設楽さんは、昼間は大社長。でも、僕の部屋では<タラちゃん>と呼ばれていたり、他の皆さんも時間が時間だけにたまに少し酔って入って来られたりして、楽しい会話をくださっています笑。

すごい人たちが1日の最後に来る場所として、スナックぴーやまを選んでくれていることがとても嬉しいです。

たくさんの「オトナ」たちが毎日来てくれて、嬉しい反面、大変なことは無いですか?

ぴーやま:
これだけの「オトナ」たちが集まるルームなので、その「オトナ」たちを目当てに売り込みとかがあったりするのですが、僕のルームはあくまでもオフタイムを楽しんでいただく空間なので、そういう方には「ごめんなさい、ここはそういうルームではないので・・・」って。

ルームに厳格なルールはいらないですが、マナーは必要だと思っています。

そういえばスナックぴーやまには面白い目標があるとか?

ぴーやま:
ピームスTシャツのことですね?笑

BEAMSの設楽社長が“リスナーが1,000人を超えたらBEAMSでピームスTシャツを出そうよ!”っておっしゃってくださって。
「あ、もしかしたら、これもD2C(Direct to Consumer)だ」って思いました。
スナックぴーやまという空間でたまたまピームスっていうTシャツのアイデアが出て、それを世に出す為にリスナーといっしょに楽しむっていうストーリーも含めて買っていただくっていう。

今はまだ150-300人程度なのですが、絶対、1,000人のリスナーにお越しいただいてピームスTシャツを実現したい!って思っています。



ぴーやまさんのトークは、さんまさんの再来とまで言われているそうですが、そのトーク術はどこで身につけたのですか?


ぴーやま:
もともと話すのは好きだったのですが、大学を出て、大手芸能事務所に就職したのですが、新入社員の時に上司から「有名なアーティストのマネージャーをやっていると自分が偉くなったと勘違いする奴がいるけど、担当が変わった途端に誰からも相手にされなくなる。そうじゃなくて自分の名前をしっかり憶えてもらえ!
そうすることでどんなアーティストの担当になろうが万が一、会社を辞めようが生きていけるから。」と、教わりました。

だから若手のときはとにかくテレビ局をまわって、いろんなプロデューサーの方々に名前を憶えてもらい、好かれる為にはどうしたら良いかって考えて、プロデューサーが今までやってきた番組を調べて、たくさん話を聞いたり、時には合コンをセッティングしたり、真剣に怒られたりするうちにトークも鍛えられたと思います。

とにかく20代は週に8日は六本木にいて、オトナたちに遊んでもらって場数を踏んでいました笑。
 
それとぴーやまさんのトーク術に欠かせない魅力のひとつが類まれな記憶力との事ですが?

ぴーやま:
記憶力は、小学生の頃から非常に良かったですね。
最早、スペックレベルかもしれません笑
とにかくいろんな情報をインプットするのが好きだったのです。
すべて中学受験に紐付いているのですけど、歴史の年号を憶えるみたいに何年何月頃にヒットしたのはこの曲、流行ったドラマはこのドラマってだいたい憶えていて、その引き出しをフルに活用して、話を膨らませています。

最後に、Android版Clubhouse(ベータ版)がリリースされたことで新しいリスナーが増えると思いますが、その方たちへメッセージがあれば。

ぴーやま:
夜な夜な粋なオトナ達が集い、朝まで楽しい話を繰り広げるClubhouseの「さんま御殿」、スナックぴーやま。
ぜひ、一度、遊びに来てください。



<山之内涼プロフィール>
1988年9月19日生まれ。32歳。千葉県出身。A型。
普通部より慶應義塾に学び、卒業後の2011年に大手芸能事務所に入社し9年間マネージャー職に従事。
2020年7月に退職し独立。ハイパーメディアクリエイターとしてコンテンツのプロデュースやキャスティング、コンサルティング等を手がける。
また2021年3月よりTikTokマーケティング等を行う広告代理店である株式会社TORIHADAの企画制作チームの管理職としても参画している。
【Clubhouse】
https://www.joinclubhouse.com/@p_yama0919
【Instagram】
https://www.instagram.com/p_yama_clubhouser/

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