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セカンドレイプ問題を描いた、Netflixリミテッドシリーズおすすめの1作『アンビリーバブル たった1つの真実』

■橋本淳の「おこがまシネマ」

どうも、橋本淳です。

81回目の更新、今回もよろしくお願いいたします。 雨の日々が続いてますが、いかがお過ごしでしょうか。

わたしは、洗濯するにも部屋干しになってしまい、気が滅入っている状態です。

仕方がないからドラッグストアで部屋干し用の洗剤(強力そう)を選択し、滅菌してもらおうと一縷の希望にかけて、ジャンジャン回すのですが、バスタオル諸氏は一向に改善せずにあの独特の香りを放っています。

早くお天道様がお目見えしまいかと、空を見上げては、自身の天パを人差し指と親指でチネっている毎日。

最近、いくつかの作品を映画館で観ることが叶い、紹介したい映画はたくさんあります。

『街の上で』
『くれなずめ』
『SNS -少女たちの10日間-』
etc

ここの場で、烏滸がましいと思いながらツラツラと紹介したかったのですが、牛歩のようなわたしの対応速度のせいで、他のライターさんに先を越されてしまい、書けずじまい。。

これまた自身の天パの傷んだチリチリとした毛先を弄びながら悶々としています。

じゃあ、どの作品にすっぺか、と思い配信作品を選んでいたら、ザックザック出てくるわ傑作の数々。

そんな中から、こちらをご紹介!!

湿気にやられたマイヘアーから手を離し、両手でしっかりと打ち込んでまいります。

Netflix リミテッドシリーズ 『アンビリーバブル たった1つの真実』 (全8話)


ワシントン州、リンウッド。親からの虐待から逃れるために、政府が管理する保養施設で生活していた18歳のマリー(ケイトリン・デヴァー)は、ある明け方、部屋に侵入してきた男にレイプされ、警察に通報する。

Isabella Vosmikova/Netflix

警察や医師、検査官などに、何度も事件のことを説明してくれと指示されるマリー。思い出すことも嫌な記憶を、何度も何度も無理矢理ほじくり返された上に、粘膜や色んなものを採取され、彼女は疲弊するが、寮の友人たちは皆心配し、捜査に協力的でありマリーを支える。

事件後の彼女の振る舞いに不自然なものを感じた人々がいた。虐待を受けていたせいか、元々歪んだ性格の持ち主であったマリーの態度は、まるで事件などなかったかのような、というか、以前にも増してより強気な姿勢が多くなっていたのだ。

Beth Dubber/Netflix

そのことにより、本当に事件などあったのかと疑う人間が出てきたのだ。さらには警察も彼女の発言の矛盾点に疑問を持ち始める。捜査を進める内にマリーの虚偽申告ということに行き着き、捜査は打ち切りになってしまう。

しかし、3年後この事件と似ている犯行が連続して起きた。マリーの事件と新たな事件は、同一犯によるものか、はたまた本当に虚偽だったのか、2人の女刑事が真相を追う、、、



Netflixのリミテッドシリーズ。 リミテッドシリーズとは、なんぞやと思っている方もいるかもしれませんので、少し説明を。

海外ドラマあるある。これ面白いよと勧められるがすでにシーズン8まで行っていて、少し躊躇。全話観て完結するかと思いきや未解決で終わり、次のシーズンを待て的な予告が入り、まだ続くんかいと小声で突っ込む。のようなことが海外ドラマ好きにはあるかもしれませんが、、

このリミテッドシリーズとは、1シーズンで完結しているシリーズを指します。

ですので、現行の話数できちんと終わるので、安心です。(何が安心なのかはさておき)

一気見にはとても向いているので、週末にドバッと観るのがオススメです。 わたしも何を観ようか迷って、とりあえず1話を観てみようと「アンビリーバブル」を選択したのですが、見事にヒットを引き当てました。(この感覚もNetflixなどの配信系の楽しみ方のひとつですね)

予告で気になっていましたが、1話から何が起こるか分からず、先を読ませないような展開。こうなるんだろうなという予想を当てさせたり、裏切らせたり、の綱渡りが見事です。(マジョリティとマイノリティの間を突く非常に上手いポジショニング)

3話あたりから主要人物の関係性が出来上がり始めるので、ぐぐぐっとストーリーのスピード感が上がっていきます。特に前半部分で、マリーが、心の中での葛藤が爆発しているのに、表面的には沈黙を貫いていて、眼から涙が静かに流れ続ける芝居は、忘れることが出来ません。



事件はもちろんのことですが、誰しも自分がマリーのような被害者になってしまう心理的恐怖を感じます。事件のことを聞き出す警察のシーンでの、少女に何度も何度も事件のことを思い出させる、精神的な暴力には目を覆いたくなります。

さらにはお役所仕事の事務処理の、稚拙さに、被害者がさらに被害を被るという、最悪な展開が実際にも起きているということにも憤りを感じます。

各登場人物たちも無駄がなく、考え抜かれた配置と役割りで、観ていて変に混乱することはなく、ストーリーに集中出来ます。

女性刑事2人の関係性の変化も、見所のひとつ。残虐で、悍ましいこの犯行を紐解き犯人に近づく姿は、息を呑んで見入ってました。

今現在もこうした犯罪は減ることなく、世の中に蔓延っている。

どうかこういう事件が、フィクションの世界だけのことになりますように、、、 それでは今回も、 おこがましくも紹介させていただきました。

(文:橋本淳)

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