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2022年09月30日

【神回】「シー・ハルク:ザ・アトーニー」第7話:2つの顔に悩む彼女を救う意外なゲスト!!

【神回】「シー・ハルク:ザ・アトーニー」第7話:2つの顔に悩む彼女を救う意外なゲスト!!



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マーベル・スタジオが送るドラマシリーズの最新作「シー・ハルク:ザ・アトーニー」が2022年8月18日より配信された。

突如、強大なパワーを手に入れた女性弁護士・ジェニファー。緑の怪物・ハルクの後継者“シーハルク”となった彼女の運命やいかに……。

本記事では、「シー・ハルク:ザ・アトーニー」第7話の魅力をマーベル好きのライターが紐解いていく。

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アイデンティティの葛藤



「シー・ハルク:ザ・アトーニー」の後半戦では、主人公・ジェニファーが「自分は何者なのか」と悩む様子が物語の中心として描かれてきた。

マッチングアプリに「シー・ハルク」として登録し、意中の男性に会う時は「シー・ハルク」に変身していた主人公。彼女は同時に一般人・ジェニファーとしての魅力に自信がなくなってしまう。

そんな彼女に大きな変化が訪れたのが前回の第6話。友人の結婚式で「シー・ハルク」の変身を封印することになった彼女は、ジェニファーとしての顔に向き合ってくれる恋人・ジョシュと出会う。

今回のエピソードでは、彼と疎遠になったジェニファーが、再び「シー・ハルク」と「ただのジェン」の間で揺れ動く姿が深掘りされた。

このヒーローと一般人の間で揺れ動く「等身大のヒーロー像」は、マーベル作品の大きな魅力である。

例えば、大人気のスパイダーマンシリーズでは、一般の高校生とヒーローとしての生活に戸惑う主人公ピーター・パーカーの姿が描かれていた。ヒーローとしてではなく、一人の人間としての魅力を描いているのがマーベル作品の魅力とも言えるのだ。

また「シー・ハルク:ザ・アトーニー」では、ヒーローの能力を「力」の象徴としてではなく、「異性としての魅力」として描いているのも斬新なポイント。

これまでと異なる形で等身大の女性ヒーロー像を描いているのが、本作ならではの魅力なのだ。

意外な救世主たち



自身の「アイデンティティ」に悩む主人公を救うのが、エミル・ブロンスキーが率いる超マイナーマーベルキャラクターたちという点も驚きのある展開だった。

今回、シリーズに初登場したマンブル/エルアギラ/サラセン/ポーキュパインといった超人たちは、どれもマーベル原作コミックに存在するマニアックなキャラクターたち。

そのため原作に詳しいファンにとっては、かなり嬉しいサプライズとなった。

また男性キャラクターたちが主人公を救うという展開は、シリーズ全体を通しても大きな意味を持っているといえる。

これまでの「シー・ハルク:ザ・アトーニー」では、多くの男性キャラクターたちが悪役か頼りない人物として登場。そのため一部のファンにとっては、やや男性嫌悪的にも捉えられる内容だったが、今回の展開を踏まえると、これまでの描写も大きな流れとして理解できる。

男性社会の中でスーパーパワーを手に入れたことで、様々な障壁に阻まれる主人公。そんな彼女が問題を自分自身や周囲の人物と解決する中で、協力的な男性たちに出会う。そのことで次第に「男性嫌悪」あるいは「男性不信」的な価値観が変化していくのだ。

遊び心の溢れる演出

これまで同様、遊び心の溢れる演出も本作の見どころ。

冒頭からSNSの吹き出しや時間経過を表す長回しといったポップな演出で恋に揺れる主人公のワクワク感を表現。主人公の一声で「前回までのあらすじ」が再び登場するなど、「第四の壁」を壊すメタフィクション的な演出も光っていた。

また今回は、ある映画の引用も印象的だった。

恋人からの返信を待つジェニファーがTVで観ていたのは『マペットの大冒険 宝石泥棒をつかまえろ!』という作品。劇中では、本作でミス・ピギーという女性のブタのキャラクターが怪力で牢屋の柵を捻じ曲げる場面が映し出されている。

本作は「シー・ハルク」の姿を投影させたセレクトと言えるだろう。

エージェント・カーターとの共通点



今回のラストを踏まえると、これからの物語では「シー・ハルク:ザ・アトーニー」の血液が重要なアイテムになっていくことが予想される。ここで思い出すのが、マーベル作品における女性キャラクター主演作の先駆けとなった「エージェント・カーター」である。

本作では、人気キャラクターであるキャプテン・アメリカの恋人ペギー・カーターの活躍が描かれる。1946年のNYを舞台に、キャプテン・アメリカを失ってしまったカーターがエージェントとして様々な冒険を繰り広げていく。

劇中では、キャプテン・アメリカの血液が重要なアイテムとして登場。スーパーパワーの源ともいえるアイテムを巡り、悪の組織が彼女と戦いを繰り広げるのだ。

「シー・ハルク:ザ・アトーニー」は現代、「エージェント・カーター」は第二次世界大戦後の世界で戦う女性を描いており、両作を見比べることで新たな発見があるのかもしれない。


マニアックなキャラクターたちのゲスト出演や、これまでのエピソードとは少し趣向の変わった心温まるエピソードとなった第7話。

待ち受けるシーズンフィナーレと怪しい黒幕の暗躍を前に、ほっと一息つけるシリーズの神回であった。

(文:TETSU)

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