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2021年06月23日

『ジャーニー 太古アラビア半島での奇跡と戦いの物語』古谷徹オフィシャルインタビュー

『ジャーニー 太古アラビア半島での奇跡と戦いの物語』古谷徹オフィシャルインタビュー


サウジアラビアのマンガプロダクションと東映アニメーションが2017年にアニメコンテンツ共同制作についての協定を交わし、制作されたアニメ映画『ジャーニー 太古アラビア半島での奇跡と戦いの物語』より、主人公アウスを演じた古谷徹のインタビューが到着した。

本作は古代のアラビア半島を舞台に、主人公アウスらメッカの民が侵略者アブラハに立ち向かい、自分と仲間たちを信じる力で未来を切り開いていく姿を、ヒューマンドラマとアクションにあふれたエンターテインメントとして描き出す。

古谷徹インタビュー



──サウジアラビアと日本の合作だと知って、どんな印象を持ちましたか?
すごく驚きましたし、日本のアニメーションが世界中で愛されている証でもあると思いました。この作品が実現したことそのものが、僕にとっては感動的な出来事でした。しかも、そんなアニメ史に残る作品の主人公を演じることが出来たのは、とても光栄でした。

──アウスはどんなキャラクターだと思いましたか?

罪を犯した過去もあり、波乱万丈な人生を生きている人物で、人間的にも深みのあるキャラクターだと思いました。

──今まで演じてこられたヒーローとアウスに共通する部分はありますか?
僕が演じてきたヒーローたちは、最初から能力が高くて圧倒的に強いというキャラクターは多くありません。彼らは、心の中の勇気を振り絞ることで困難に立ち向かい、そこに何かの力が加わることで、強大な敵を倒すことが出来る。最後に大事なのは心の強さ。そのあたりはアウスにも共通していますね。



──アウスを演じる時に意識したことはありますか?
あまり強くなりすぎず、普通の人間っぽくありたいと考えました。信念が心の中にあるからこそ、力が発揮できる人だと。意識したのは、何度倒されても、決して諦めずに立ち上がっていくところですね。そこは男として一番かっこいいと思ったシーンなので、大切に演じたいと思いました

──印象に残ったシーンはありますか?
ヒンドからもらったアイシャドウを塗るシーンです。そうやってアウスが覚悟を見せることで、味方の戦意が鼓舞されます。ヒンドとの結びつきも実感できて、とても感動的でした。この映画は、クライマックスも含めて感動できるシーンが何度もある作品です。

──演じるキャラクターにはどんな姿勢で向かい合っていますか?
まずその作品と役を心底理解することが大事です。台本を読んで、世界観、キャラクターのポジションや心情を理解したら、それを台本の余白に細かく書き込んで頭の中に入れます。次に映像を見ながら自分で練習をしますが、その時には自分も画面の中のキャラクターのように多少体を動かしながら声を出してみます。動きをつけていくと台詞のニュアンスも立ったままで言うときと変わってきますし、リアリティも出てきます。そうして自分の役をシミュレーションした上で、本番では心の中に湧き上がった感性を信じて演じるようにしています

ストーリー

アラビア半島を一つの脅威が席巻していた。アラビア半島を進軍してきたアブラハの軍隊が、貿易都市メッカを目指し進軍を続けているのだ。平和的な解決を望むメッカの民に、アブラハの軍隊から突きつけられた条件は、 あまりに無慈悲なものだった。アブラハは「カアバの神殿と聖なる石の破壊」「信仰を捨てること」 「奴隷になること」を要求。メッカの民は怒りに震え、戦うことを決意した。そして、アブラハと戦う志願兵の中に青年アウスがいた。アウスは期待される兵士の一人だが、実は人には言えない過去があった。アウスの人生は盗みに入った家で陶工のジュバイルと出会うことで大きく変わった。成長してジュバイルの娘ヒンドと結婚し、息子ワハブに恵まれる。アウスは、かつての罪の贖罪と、この幸せな生活を守るため、剣を取ることを決意したのだ。メッカの軍隊のリーダー、ムサブは先手を打つため、アブラハの軍隊に代表戦を申し込んだ。アブラハは、この戦いを受け入れ、こうしてアブラハの軍隊とメッカの民の戦いは始まった。アウスの、そしてメッカの民の運命は──?

作品情報

【CAST】古谷 徹 神谷浩史 中村悠一 中井和哉 三石琴乃 黒田崇矢
【STAFF】 監督:静野孔文 脚本:冨岡淳広 音楽:和田薫 キャラクター原案:岩元辰郎
エグゼクティブプロデューサー:ブカーリ・イサム  清水慎治 スーパーバイジングプロデューサー:木戸睦 モハンマド・サラ 脚本原案:ブカーリ・イサム  クーパ・ピータ アルマダ・アムル 美術監督:渡邊洋一 宮野隆 川松由典(株式会社典樹) アソシエイトアートディレクター:モハンマド・サラ アルダフィーリ・モハンマド アーリフ・ファラ 色彩設定:糸川敬子 撮影監督:荻原猛夫 泉津井陽一 編集:吉武将人 音響監督:明田川仁 アニメーションプロデューサー:大上裕真 プロデューサー:平澤直 アソシエイトプロデューサー:安倍依里 アルジジャクリー・ヌール 安部幸枝 宣伝プロデューサー:泉谷裕
製作:マンガプロダクションズ 東映アニメーション 制作:マンガプロダクションズ 東映アニメーション 横浜アニメーションラボ アーチ 配給:東映アニメーション 配給協力:東映 宣伝:東映エージェンシー
【日本語吹き替え・英語字幕】上映時間:1時間50分 音声:5.1ch スクリーンサイズ:ビスタサイズ
公式HP:www.journey.toeiad.co.jp

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