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【最速レビュー】『ブラック・ウィドウ』、物語を紐解く「5つ」のキーワード

(c)Marvel Studios 2021


映画ブラック・ウィドウを紐解く5つのポイント

1. アクション 




ブラック・ウィドウ=ナターシャ・ロマノフはもちろん妹エレーナ、母のメリーナもブラック・ウィドウ同様訓練を受けたスペシャルエージェントです。

父のアレクセイはロシアのキャプテン・アメリカとも言うべきレッド・ガーディアンの別名を持つ特殊な兵士。

さらに、敵役としてあらゆる戦士の戦闘パターンをコピーする(その中にはキャプテン・アメリカの盾の使い方やホークアイの百発百中の弓矢の技術まであります)“タスクマスター”などが登場します。

そういう点で、映画『ブラック・ウィドウ』のアクションが“常人の闘い”というには、やはり無理があるのですが、アベンジャーズには神様であるソーやハイテク装備に身を包んだアイアンマン、魔法使いのドクター・ストレンジなどがいるわけで、そのことを考えると『ブラック・ウィドウ』のアクションは肉体と一般的な銃器・ナイフなどを武器にしたシンプルでフィジカルに重心を置いたアクションになっています。

『LUCY/ルーシー』や『ゴースト・イン・ザ・シェル』などアクションの経験も豊富なスカーレット・ヨハンソンですが、本作でのアクションはかなりタフなものだったようです。

それでも、長年スタントダブルを務めているハイディ・マニーメイカーらのスタントチームとの強い信頼関係を持って、『ブラック・ウィドウ』のアクションを仕上げました。

このスカーレット・ヨハンソンの姿勢に大きな影響を受けたのが妹のエレーナを演じたフローレンス・ピュー。

2か月以上を空けてトレーニングに打ち込んだという彼女に対して、スカーレット・ヨハンソンは積極的にリラックスするように語り掛けたと言います。

宇宙の破壊者“サノス”との闘いが描かれた『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『アベンジャーズ/エンドゲーム』での超能力バトルから一転、『ブラック・ウィドウ』ではリアルなアクションを堪能することができます。

2. 家族


映画『ブラック・ウィドウ』の大きなテーマが“家族”です。



最強の女スパイのブラック・ウィドウ=ナターシャ・ロマノフは常に孤独を抱えている女性でした。

しかし、そんな彼女にも大事な人々、やがて“家族”と呼ぶ存在が生まれます。それがアベンジャーズです。

アイアンマン=トニー・スターク、キャプテン・アメリカ=スティーブ・ロジャースの間がギクシャクしたり、ハルクやソー、ドクター・ストレンジと言った一癖も二癖もある面々が揃っていますが、それでもブラック・ウィドウにとってはかけがえのない存在になっていきます。

S.H.I.E.L.Dに入る大きなきっかけを与えたホークアイ=クリント・バートンとは師弟関係に近い繋がりを持っていますし、S.H.I.E.L.Dの長官であるニック・フューリーとも強い信頼関係があります。

ワンダ・マキシモフなどの若く、後々になってからアベンジャーズのメンバーとなった者たちに対してはブラック・ウィドウはコーチ役としての顔を見せたりもしています。

その一方で、ロシアのKGBで行われていた特殊スパイ養成プログラム“レッド・ルーム”の被験者でもある彼女は、その任務の中で“もう一つの家族の一員”であったことが映画『ブラック・ウィドウ』では描かれます。

妹のエレーナと、母親のメリーナもまた“レッド・ルーム”で特殊な訓練を受けた女性であり、一級のエージェントであります。

父親のアレクセイはアメリカの超人兵士計画(=キャプテン・アメリカ)に対抗して、生み出されたロシアのスーパーソルジャー・レッド・ガーディアンであります。

この“もう一つの家族”の抱えることについては映画を見てのお楽しみとしておきますが、この“もう一つの家族”がブラック・ウィドウ=ナターシャ・ロマノフに与えた“家族”という繋がりへの強い想いを育んだ存在であることは確かです。

なぜ『アベンジャーズ/エンドゲーム』でブラック・ウィドウが命を賭してアベンジャーズ(=家族)の復活を願ったのか?そこにある強い想いの源泉を知ることができます。

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