「孤独のグルメ Season9」第2話レビュー:まさかの定食2つ食い! うおォん、俺は一人魚市場だ!(※ストーリーネタバレあり)
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2021年7月9日、テレビ東京金曜深夜枠に「孤独のグルメ」が帰ってくる!
輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎を演じるのは、松重豊。食欲をそそる料理と五郎の大胆な食べっぷりに注目だ。
本記事では、第2話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
「孤独のグルメ Season9」第2話レビュー
松重豊主演の「孤独のグルメ Season9」。猛暑や世の中のゲンナリする出来事で食欲をなくしても、これを観れば食欲モリモリ間違いなし。
第2話は神奈川県中郡二宮町へ。これまであまり聞いたことのない地名だったが、大磯ロングビーチで有名な大磯町と小田原市に挟まれた海岸線にある町とのこと。なるほど、海のものが美味いわけだ。
井之頭五郎(松重)がまず向かったのは喫茶店。そこで出会ったのは、9種のアイス、9種のフルーツ、10種のソース、3種のトッピングから、一つずつ選んで作るオリジナルパフェ。仕事そっちのけで真剣に選びはじめる五郎さんが可愛らしい。さすが甘党。厳正なるあみだくじ(最近やってないなー)の末、「アイス:宇治抹茶、フルーツ:パイン、ソース:マロン、トッピング:コーンフレーク」に決定。味は予測不能だったが、「合う合う!」と喜び勇んで食べ進める。「ああすればよかった、こうすればよかった」といちいち悩まないのが五郎さんのいいところ。
続いては海沿いに立つ魚料理屋へ。通り一面にはためく「金目の煮付」ののぼりが合戦のように勇ましい。五郎は親父ギャグが冴え渡る大将(小堺一機)の言う通り、「金目の煮付け定食」をオーダー。こんなの美味いに決まってるよ! 追加で、刺身5点の舟盛りがメインの定食までかっ食らう。両方で「恋人セット」というのだが、一人で全部食べるなんて乱暴狼藉が過ぎるでしょ! でも、いいのだ。好きなものを、好きなときに、好きなように味わうのが「孤独のグルメ」の醍醐味なのだから。「うおォン、俺はひとり魚市場だ!」という原作ファンが喜ぶセリフもあり。
店内で帽子を被り、縦横無尽な言動を繰り広げる大将だが、「ふらっとQusumi」に登場した本物の大将のほうがインパクト大(ちゃんと帽子も被っていた)。ちなみに二宮町には小堺一機の師匠である萩本欽一(通称「大将」)の自宅があるが、そんな理由でキャスティングされたかどうかは不明。
しかし、こんなに美味そうな魚料理を前に、ビールも日本酒も封印された久住昌之さんがつらそうだ。早く思う存分、美味い魚を食べて、美味い酒が飲める世の中に戻りますように。
(文:大山くまお)
「孤独のグルメ Season9」第2話のストーリー
仕事で神奈川県の二宮駅に訪れた五郎(松重豊)は商談までまだ時間が有り喫茶店で仕事をすることに。お店のメニューには、自由に組み合わせが選べるオリジナルパフェの文字が!仕事どころではなくなった五郎。悩みに悩み決められ無い五郎は店員に紙を貰い、ある作戦でパフェを決める事に。しっかりパフェを満喫した五郎は喫茶店を後にし、商談先に向かう。取引相手の南(松尾諭)は、奥さんのいないところでは口が達者だが、奥さんが来ると急に黙り込んでしまうのだ。南と商談を終えた五郎は気づけばすっかり空腹に。店を探すことにするが、なかなか店が見当たらず、さっきの喫茶店に戻ることを考える。すると、はるか前方に「金目の煮付」と書かれたのぼりを発見する。心惹かれた五郎はその店にむかうことに!海沿いに建つ『魚料理屋』で五郎は新たな食べ方を開発する…!?無料メールマガジン会員に登録すると、
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