2021年08月06日

「推しの王子様」第4話レビュー:今回の“推しプリ”は神回決定か?! 「すべてのセリフが尊い」「共感しかない!」と超話題!(※ストーリーネタバレあり)

「推しの王子様」第4話レビュー:今回の“推しプリ”は神回決定か?! 「すべてのセリフが尊い」「共感しかない!」と超話題!(※ストーリーネタバレあり)



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比嘉愛未主演「推しの王子様」が2021年7月15日にスタートした。
主人公の日高泉美(比嘉愛未)が、五十嵐航(渡邊圭祐)を理想の男性に育てるべく奮闘するロマンティック・コメディー。

本記事では、その第4話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。

「推しの王子様」第4話レビュー

第4話は、登場人物の“推し”への想いが視聴者の心をぎゅっとわしづかみにした回であった。

初任給に喜ぶ航(渡邊圭祐)は、全額を下ろし泉美(比嘉愛未)の前ではしゃいでいた。
とはいえ欲しいものはないため、とりあえず生活費に充てるという。

そこで航から「はじめての給料、何に使ったの?」と質問をされた泉美は、過去を振り返る。
随分前だからよく覚えていないというものの、乙女ゲームにはまってからはほとんどゲームに費やしていたと答えた。

しかし、特定の推しができてからはお金の遣い道が変わったという。

お金の遣い道は、物質的なものだけじゃないの。カタチが残らなくても、価値があるものだってある」と航を諭す泉美。

乙女系ゲームの会社の社員として、少しでも“推しごと“(推しのために活動すること)に理解をしてもらいたい、という意図もあったのかもしれない。

さらに泉美は、「好きなものがあったらあったで、すごく楽しくなるよ。生きがいになったりするし、仕事の張り合いにもなったりする」と熱く語った。

はたして、航にも夢中になるものができるだろうか……。

また、後半のシーンでも泉美が“推し”の存在について語るシーンが印象的であった。

「好きなものって人生を輝かせてくれる。一瞬で自分の人生を楽しくしてくれる。私、このために生まれてきたんだーって。自分の居場所はここにあったんだってわかるの」と目を潤ませた。

ここまでの泉美のセリフに共感する視聴者が続出!

「今回はヲタ活女子にとって共感でしかない内容だ」

「台詞がいちいち刺さるし、テレビを見ながら頷き過ぎて首が痛い」

「はじめて見たんだけど、すごいオタクの心理を代弁してくれているー」

そして後半では、ペガサス・インクのデザイナー、渡辺芽衣(徳永えり)の言葉も胸を打った。
2.5次元アイドルの熱愛報道にショックを受けた芽衣だったが

「辛い時も苦しい時も、推しの舞台を観てどれだけ元気をもらったか…。推しが見たいから仕事も頑張れたし、頑張っていることで自分にも自信が持てた」

と、推しへの愛を語り、ここでも多くの視聴者から共感を得ていた。

無神経でやる気のなかった航にも少しずつ変化が―。
どうやら「絵を描くこと」が航にとって夢中になれそうなことのようだ。
描く航の横顔はどこか嬉しそうで、こちらまで口元が緩んだ。

推しへの愛情にあふれた第4話。
次回は泉美、航、杏奈(白石聖)そして、ミッチー(ディーン・フジオカ)の四角関係に動きがあるかも?
私の“推し”ミッチーにはおおいに頑張ってもらいたい。

「推しの王子様」第4話ストーリー

泉美(比嘉愛未)たち『ペガサス・インク』は、新作の乙女ゲームに関して、十蔵(船越英一郎)の会社『ランタン・ホールディングス』から出資を受けられることになった。士気が上がり、プロトタイプの制作にも力が入る有栖川(瀬戸利樹)らスタッフたち。その中で、芽衣(徳永えり)は、早退して推しの2.5次元俳優・三上悠太(仲村宗悟)が出演するミュージカルを見に行くため、物凄い勢いで仕事を片付けている。チケットを取るために、普段から善行を続けて徳を積んでいるという芽衣は、全公演を見に行く予定だという。その思いに共感し、“推し活”も推奨している『ペガサス・インク』の社風に改めて魅力を感じる杏奈(白石聖)。だが、航(渡邊圭祐)だけは、同じ内容なのに金がもったいない、と、いまひとつ芽衣の思いが理解できないようすで……。

その夜、航は、振り込まれたばかりの初めての給料を全額引き出して帰宅する。だが航は、特に欲しいものがあるわけでもないらしい。初めての給料を何に使ったのか、と問われた泉美は、覚えていないと返しつつ、推しができてから金の使い方が変わった、と答える。泉美は、金の使い道は物質的なものだけではなく、形に残らなくても価値があるものもあるし、航も夢中になれるものが出来たら変わるかもしれない、と告げた。だが、どうにもピンとこない様子の航。

ある日、泉美が勉強のために休日を利用して舞台やコンサートを見に行くと知った航は、同行することにする。そんな中、泉美は、とあるギャラリーで開催されている絵画展に興味を抱き、立ち寄ろうとした。だが航は、何故か足が止まってしまい……。
 
(文:駒子)
 

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