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2021年08月13日

「イタイケに恋して」第6話レビュー:スーツ姿は眼福! でもそれだけじゃない、将希の魅力とは?(※ストーリーネタバレあり)

「イタイケに恋して」第6話レビュー:スーツ姿は眼福! でもそれだけじゃない、将希の魅力とは?(※ストーリーネタバレあり)



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菊池風磨・渡辺大知・アイクぬわらの3人が、シェアハウスに同居しながら相談人の悩み事を解決する「イタイケに恋して」が2021年7月1日より放送スタート。

「おっさんずラブ」「私の家政夫ナギサさん」などを手掛けた徳尾浩司の脚本による完全オリジナル作品で。ミュージシャン、トップアイドル、お笑い芸人という個性豊かな3人が不器用な男子に扮して、恋のキューピッドとして奮闘する物語が展開される。

本記事では、第6話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。

「イタイケに恋して」第6話レビュー


今回やって来た依頼人は大町菜野花(仁村紗和)。兄・秀雄(濱津隆之)が、ゴルフ愛好家連続殺人事件の容疑をかけられている福本たまみ(片山萌美)に恋に落ちてしまったことを案じていた。秀雄もまたゴルフの腕がプロ並みということから、菜野花は兄も殺されてしまうのではないかと懸念、別れさせてほしいというのだった。



「囚われの君に恋して」というタイトルで送る今回。

影山(渡辺大知)、将希(菊池風磨)、マリック(アイクぬわら)の3人は、“どうして獄中の人を好きになるのか?”という議題をもとに話し合う。ミステリアスなところに惹かれるから、危険が色気に繋がっているから、殺人という罪の重さを跳ね返す魅力があった、など、様々な意見が出た。ちなみに筆者は、まだ容疑者の段階なのも気持ちを増幅させる要因なのかもしれないと思った。僕が助けてあげるよ、的な…? ああだこうだと考えあぐねる3人を見て、「恋愛なんてそもそもおかしい」とぴしゃりと言った佐知が、1番的を射ているのかもしれない。

秀雄を呼び出し、その愛は本物か? 裁判形式で尋問を行うことに。曰く、1回15分ほどの面会を週3回行っているうちに、「表情や仕草、人間性に惹かれた」らしい。たったの15分、しかもガラス越しの面会で人間性まで見えてくるものなのかは甚だ謎である。(法廷画家役を務めたマリックの絵がめっちゃ上手いのが地味にツボだった。)

話し合いでは結論が出ず、まずは将希がたまみに会いに行くことに。スーツ姿、オールバックでびしっとキメた将希(眼福…)の前に現れたのは、拘置所にはおよそそぐわない、セクシーな黒のワンピースを纏ったたまみ。それを見て、ぽ~~~っとウブな表情になっちゃう菊池風磨。15分の面会中、たまみはほとんど話さなかったし、目を合わせることもなかった。でも、最後に薄く微笑んで「またね」と去って行くたまみに向かって、将希は勢い余ってプロポーズ! …こりゃアカン。

次にたまみのもとを訪れたのはマリック。今度は白っぽいナチュラル系のワンピースに身を包むたまみ。この人のところに、事前に面会者の情報が届いているのだろうか? マリックを攻略するべく、今度はがんがん攻めの姿勢を見せる。ガラス越しに手と手を合わせ、「大きい~」と言って煽った挙句、「手が性感帯なの」で見事に陥落させた。
最後は影山。可能性があるのは君だけだよ…! と思ったが、清潔感のある服装で登場したたまみは、影山相手に身の上話をはじめる。情に訴えるパターンだ。騙されるな! と思って影山を見ると、大きな瞳から大粒の涙をこぼしていた。はい、終了です。



3人の結果報告を受け、「あざとすぎるって!」という佐知。同感だが、これは男性相手には通じない類の話だろうと思う。だからこそ、ちょっと参考にできるかも。
●チャラそうな人にはそれっぽい格好をしつつ、だんまりを決め込んで最後に余韻を残す
●経験の少なそうな人には大胆な服装はせず、言葉で攻める
●真面目そうな人には落ち着いた格好で、情に訴え共感を誘う
…いや、何の話!!!(笑)

と、佐知はそこで何かに気が付いたが、言いかけてやめてしまう(「やめれる? 言いかけてやめんのやめれる?」の将希が面白すぎたので、この構文、しばしハマりそうだ)。そして再び開かれる法廷。すると、六郎さんがあっさり「恋は本物です」と肯定した。もちろん喜ぶ秀雄、怒る菜野花。お兄さんのことが心配なだけなのに、なんとも切ない流れだ。

そこへ、たまみが釈放されるとのニュースが。
拘置所の前で待つマリック、そこにゴルフバッグを携え花束まで持ってやって来る将希。だが、影山という先客もいた。将希は秀雄に宣戦布告するも、たまみは秀雄と向き合い、最終的には3人の見守る中でハグを。花束を取り落とす将希、フラれるまでが1セットとはいえ、何回見ても可哀想になぁ、という気持ちになってしまう。いつか報われてほしい…。



なんとなくモヤモヤしたまま一件落着かと思いきや、ある夜、たまみと秀雄がゴルフへ行ってしまったと菜野花が研究所に飛び込んでくる。秀雄行きつけの練習場に探しに行くも、驚くほど巧妙にすれ違う。
たまみと秀雄、2人きりの暗い駐車場。これはまずいかな、と思ったが、「本当のことを教えて。君は本当にやってないの?」と秀雄。するとたまみは「がっかりしてるように見える」といってドライバーを取り出して…。
動揺している秀雄だったが、突如笑い出し、「カメラに向かって聞かせてくれよ。8人もどうして殺したのか」と動画を撮りはじめる。この人はスクープを掴みたかっただけで、本当にたまみを好きになったわけではなかったのだ。裏切られた気分になった。

犯罪の容疑を掛けられた相手なら、何をしてもいいのだろうか? そんなことは絶対ない。まして、気持ちを弄ぶなんて言語道断だ。秀雄は同時に、あんなにも心配してくれていた菜野花の気持ちも踏みにじっていることになる。騙すなら身内から、と考えたのかもしれないけど、それにしても腹が立った。
だから、例えおもちゃだったとしても、1回くらいたまみに殴られたらよかったのにと思う。なのに、将希が割って入って秀雄をかばった。あの将希の行動、反射的ではあったが秀雄を守るためではなく、たまみに罪を犯させないためだったんじゃないか。だとしたら、将希ってめちゃくちゃ愛情深い。すぐに人を好きになってしまったとしても、その都度こんなに愛情を持てているのだとしたら、なんてイイ男なんだろう…(買い被りすぎかな)。

とんでもない角度のテーマではあったが、考えさせられる内容に拍手を送りたい。

「イタイケに恋して」6話のストーリー



菜野花(仁村紗和)という相談者が研究所を訪れる。影山(渡辺大知)、飯塚(菊池風磨)、マリック(アイクぬわら)は、彼女の悩みを聞く。菜野花の兄・秀雄(濱津隆之)は32歳の今まで、恋愛経験がなかった。そんな彼が、恋をした。その相手は、世間を騒がせているゴルフ愛好家連続殺人事件の容疑者・福本たまみ(片山萌美)だった。

たまみをキャディに付けてゴルフコースを回った男性がなぜか数日後、遺体で発見される事件が発生。3年で8人が失踪し、亡くなった。不可解な連続死はゴルフ愛好家連続殺人事件として注目を集め、たまみが殺人容疑で逮捕される。しかし、彼女が犯人という決定的な証拠はなかった。

スポーツ紙記者の秀雄は取材で勾留中のたまみに面会して恋に落ち、結婚の約束までしていた。もしも、たまみが証拠不十分で不起訴になったら、秀雄が彼女のターゲットとなって殺されてしまうのではないかと菜野花は心配していた。彼女は、秀雄とたまみを別れさせてほしいと依頼する。

影山、飯塚、マリックは、“どうして獄中の人を好きになるのか?”をテーマに話し合う。しかし、連続殺人を犯したかもしれない女性に惹かれる理由が分からない。佐知(石井杏奈)は、秀雄本人に聞いてみることを提案。3人は、研究所に秀雄を呼んで彼の思いが本物かを確かめようとする。秀雄は、実際に会えば、たまみの魅力が分かると告げる。

たまみに興味を持った飯塚は彼女に会うため、拘置所へ向かう。面会を終えて帰ってきた彼は、たまみにすっかり魅了されていた。影山とマリックは、たまみがどんな女性なのか、興味津々。飯塚は、彼女にプロポーズしたと言い出し…。

(文:あまのさき)

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