「イタイケに恋して」第2話レビュー:まさかそうくるとは! 乱闘(?)シーンは爆笑必至(※ストーリーネタバレあり)
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菊池風磨・渡辺大知・アイクぬわらの3人が、シェアハウスに同居しながら相談人の悩み事を解決する「イタイケに恋して」が2021年7月1日より放送スタート。
「おっさんずラブ」「私の家政夫ナギサさん」などを手掛けた徳尾浩司の脚本による完全オリジナル作品で。ミュージシャン、トップアイドル、お笑い芸人という個性豊かな3人が不器用な男子に扮して、恋のキューピッドとして奮闘する物語が展開される。
本記事では、第2話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
「イタイケに恋して」第2話レビュー
影山、将希、マリックが暮らす“恋愛サイエンス総合研究所”にやってきた相談者は石渡(オラキオ)という男性。交通事故にあってしまい、記憶がないという。病院では恋人だと名乗る日菜美(山崎紘菜)がつきっきりで看病をしてくれたが、彼女に好きという感情を持てず悩んでいた。
テーマは、もう1度彼女を好きになる方法。
「生まれ変わっても一緒」とよく言うらしい将希は置いておいて、影山は生まれ変わっても好きになるという運命論を信じるらしい。そう話し、突如思案顔に。何やら路上ライブをしていたときに助けてくれた女性を思い出しているようだ。あれは一体誰なんだろう…?
なんやかんやと今日も恋愛談義を紡ぐ3人。“人が恋に落ちるにはきっかけとタイミングが重要”という仮説を導き出した。たしかに、どんなになんとなくの積み重ねだったとしても、気持ちが動くからにはそこに何か理由があるはずだ。3人は、六郎さんに「人はどういう時に恋に落ちるのか?」と質問をする。すると、「じわじわ時間をかける場合と、瞬間的に好きになる場合がある」が、そのどちらにも決定的な瞬間があるはず、と六郎さん。しごくまっとうなことを言うAIである。
そこで、石渡が日菜美を好きになったきっかけを調べて、それを再現してみることに。3人は石渡の友人らに聞き込みを行い、付き合い始めたきっかけがバーベキューだったことを突き止める。佐知を巻き込み、それぞれが友人役や日菜美役に徹し、検証を続けるのだが…。
佐知が日菜美に扮して繰り出す、近距離で目が合うドキドキも、吊り橋効果も、髪をかき上げる色っぽい仕草も、「ひと口ちょうだい」も、「寒くない?」と上着を掛ける思いやりも、全然通用しない。それはそうだよ、と思いながら、ただ佐知の心のHPだけが削られていく。その傷心をSNSにぶちまけていたところ、思い悩んでいる後ろ姿に惹かれたのだと石渡が突如思い出す。
これで万事解決とはいかず、なぜか六郎さんが「カメラは確認した?」と意味深発言。
同じ頃、佐知が“ブル美”として運営するSNSに「彼が失踪した」と相談のDMが届く。なんと、その彼こそ、石渡その人だったのだ。
まさか、あの石渡が二股を…? 結構誠実そうな人に見えたけどな、などと、ちょっと人間不信に陥りそうになる。
六郎さんのアドバイスに従い、マリックが調査を行った結果、石渡を事故にあわせたのは日菜美だったことが判明する。石渡にフラれ、彼がすでに新しい恋人を救っていた事実が受け入れられず、してしまったという。なかなかに行きすぎた愛情だ。
後半、物語は一気にサスペンスの様相を呈す…かに思えたが、刃物を振り回す日菜美を止めるべくスローモーションで繰り広げられた乱闘(?)で、変に緊迫感を出すことはせず、むしろおふざけに徹した。そしてどさくさ紛れに日菜美に告白しちゃう将希に、「この世界観、最高じゃないトゥナイ?」と語りかけられた気持ちになった。
今回、将希が何気なく「何でこんなことをしているのか?」と尋ねるシーンがあった。そうそう、それ聞きたかった! と膝を打ったが、明確な答えは出ず。これから明らかになるだろう理由と、来週はどんな相談が舞い込んでくるのか、ワクワクしながら待ちたい。
「イタイケに恋して」2話のストーリー
影山(渡辺大知)、飯塚(菊池風磨)、マリック(アイクぬわら)、佐知(石井杏奈)は、石渡(オラキオ)という男性から相談を受ける。石渡は最近、交通事故に遭って入院。彼が意識を取り戻した時、見知らぬ女性がそばにいた。その女性・日菜美(山崎紘菜)は石渡の恋人だったらしいのだが、彼には身に覚えがなかった。石渡は、記憶を失っていた。彼は日菜美に感謝しながらも、恋人としての愛情は持てない。石渡の相談は「どうしたらもう一度、日菜美に恋することができるのか?」というものだった。
影山は、人が恋に落ちるにはきっかけとタイミングが重要なのではないかと思いつく。石渡と日菜美が付き合ったきっかけは、友人同士のバーベキューだった。3人と佐知は、石渡を呼んで実際にバーベキューをしながら当時の出来事を再現。
石渡に、恋した時の気持ちを思い出してもらおうとするが…。
(文:あまのさき)
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