2021年08月26日

『スペース・プレイヤーズ』レビュー:人気キャラ総出演!アニメと実写の融合で展開される e-スポーツバトル!

『スペース・プレイヤーズ』レビュー:人気キャラ総出演!アニメと実写の融合で展開される e-スポーツバトル!



■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT

バックス・バニーをはじめとするワーナー・ブラザースの人気カートゥーン「ルーニー・テューンズ」のキャラクターたちは、これまでも『スペース・ジャム』(96)『ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション』(03)とアニメの枠から飛び出して、実写と共存しながら大活躍してきました。

そして今回の『スペース・プレイヤーズ』は、かつてバスケット・ボールの神様マイケル・ジョーダンとルーニー・キャラが共演した『スペース・ジャム』から四半世紀を経ての久方ぶりの第2弾(……というよりも、リニューアル版とでもいうべきか。ちなみに原題は“SPACE JAM:A NEW LEGACY”です)ではあるのですが、もうそんなことなどどうでもよくなるくらいにブットビかっとび前代未聞のバスケ試合をとくと堪能できるオモシロ快作です!



今回の舞台となるのはバーチャル・ワールドで繰り広げられるe-スポーツ・バトルですが、それを内包するのが映画スタジオの巨大サーバーということで、ワーナー映画と関係のある人気キャラクターが大挙カメオ出演! 

スーパーマンにバットマンなどDCキャラはもちろん、キングコングやマスクや『マトリックス』『オズの魔法使』『マッドマックス 怒りのデスロード』などなど、おそらく1回見ただけではすべてを把握しきれないほど!

(偶然ながら、現在公開中の『フリー・ガイ』もディズニー&マーベル&『スター・ウォーズ』などのキャラが登場しています。双方をハシゴして見ると面白さも倍増かと)



こうした面々に囲まれながら、実際のバスケ界のキング、レブロン・ジェームズがバックス・バニーらとともにチームを結成して試合に臨むのですが、そのハチャメチャぶりは、我が国の「アストロ球団」の比ではない!

また最初は2D仕様で登場していたルーニー・テューンズの面々が、競技場では3Dキャラに変貌させられるなどの仕掛けも実に楽しいものがあります。



ワイワイ&ハチャメチャ&素っ頓狂なノリノリeバスケ、しかし一方では同時に父と子の麗しいヒューマン・ドラマが好もしく展開されるのも、この手の映画の常套手段。即ちファミリー映画としての面も巧みに両立させたアメリカ映画ならではの逸品に仕上がっているのでした。

(文:増當竜也)

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