映画音楽家<佐藤直紀>の2021年が凄すぎる! 「青天を衝け」「るろ剣」「五輪表彰式」など!


映画音楽参入直後から話題作にひっぱりだこ!

(C)2009「おっぱいバレー」製作委員会


いまや日本を代表する作曲家の1人となった佐藤さんですが、公式サイトを見るとドラマでは2003年1月期・木村拓哉さん主演の『GOOD LUCK!!』、映画では2004年6月公開の羽住英一郎監督『海猿』が最初のクレジット。

そのネームバリューからもわかるとおりディスコグラフィー初期からいきなり話題作に起用されていて、いかに佐藤さんの才能に注目が集まっていたのか窺い知れます。

初期作で特に話題を呼んだのが、2004年7月期のドラマ『ウォーターボーイズ2』。2003年放送の前作から続いて登板した佐藤さんの楽曲群は、シンクロナイズドスイミングに情熱を注いだ男子高校生たちの躍動感を表すように、いずれも青春の輝きに満ちたものばかり。演奏隊と手拍子の組み合わせが効果的な「モウイチドBom-Ba-Ye!!」は、ドラマの枠を超えてTVCMのBGMに起用されるなどその爽快なサウンドはいまなお色褪せません。

(C)2015 フジテレビジョン 集英社 ジェイ・ストーム 東宝 ROBOT (C)松井優征/集英社


また映画音楽の面では、『海猿』でタッグを組んだ羽住監督とその後もコラボレーションを連発。『海猿』シリーズ(04・06・10・12)はもちろん『逆境ナイン』(05)、『銀色のシーズン』(08)、『おっぱいバレー』(09)、『暗殺教室』(15)、『暗殺教室 -卒業編-』(16)、『OVER DRIVE』(18)を担当するに至りました。

(C)2018映画「億男」製作委員会


佐藤さんとのコラボレーションといえば大友啓史監督と山崎貴監督の存在も欠かせず、大友監督とは2007年2月期のドラマ『ハゲタカ』と2010年公開の劇場版、2010年の大河ドラマ『龍馬伝』、『るろうに剣心』シリーズ(12・14・21)、『秘密 THE TOP SECRET』(16)、『億男』(18)を担当。

山崎監督とのタッグでは日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞した『ALWAYS 三丁目の夕日』(05)から『STAND BY ME ドラえもん 2』(20)に至るまで、『ルパン三世 THE FIRST』と挿入曲提供のみとなった『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』を除く全ての作品に参加しています。

(C)2008「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」製作委員会


他にもヒット作・話題作への登板は数多く、樋口真嗣監督の『ローレライ』(05)や『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』(08)、金城武さん&松たか子さん共演の『K-20 怪人二十面相・伝』、劇団ひとりさんが自身の小説を原作に自らメガホンを握った『青天の霹靂』(14)などに参加。

アクションやヒューマンドラマ作品への登板が目立つ中、少女コミックを映画化した『ういらぶ。』(18)の音楽を担当しているのがちょっと意外な気も……。

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