<木村拓哉>2つの魅力:「ザ・キムタク」と「その外側」


「HERO」からが鮮明に覚えている時期


(C)フジテレビ

「木村拓哉のドラマで何が好きか」という問いがあれば、必ず「ロングバケーション」「ラブジェネレーション」「ビューティフルライフ」などが出てくる。

しかし1986年生まれの筆者にとっては、1996年から2000年にかけてはまだおこちゃまであった。何かおぼろげな記憶こそあるが、親が見ていた傍らでの記憶でしか無い。後から見て名作であったので、後悔はしているがリアルタイムの思い出ではない。

その先、2001年の「HERO」が筆者にとって木村拓哉の出演ドラマで「おもしろい!」と釘付けになったものだった。「HERO」は、木村拓哉の代表作の一つで間違いないが、筆者にとっても代表作の一つだ。

破天荒な久利生公平という役柄にハマり、中学生ながらに司法の世界への興味も抱いた貴重な体験だった。破天荒なのにカッコいい。後述する「ザ・キムタクのイメージ」だからこそ男も惚れる男に仕上がっていたと思う。

なお、「HERO」を巡っては、当時中学校内で「松たか子VS大塚寧々」というとても生産性のない論争が繰り広げられた。大塚寧々派の我々は、当初勢いがあった。しかし、気付けば劣勢で、あれは人生で初めて石田三成を疑似体験した瞬間でもあった。また話が脇道に逸れた。次の作品へ話を移そう。

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