映画コラム
『スティルウォーター』は真実と事実の違いを突き付ける骨太サスペンス <cinemas short>
『スティルウォーター』は真実と事実の違いを突き付ける骨太サスペンス <cinemas short>
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「cinemas short」は、話題の映画やドラマを短く簡潔に紹介する特設コーナー。
今回紹介する映画は『スティルウォーター』。
娘・アリソン(アビゲイル・ブレスリン)の無実を証明するため父・ビル(マット・デイモン)が言葉も通じない異国の地で奮闘する。
信念の果てで、彼が下した決断とは……?
真実と事実の違いを突き付ける骨太サスペンス
どういう気持ちで鑑賞したか
フランス・マルセイユを舞台に言葉の壁に苦しみながら主人公が真実を追っていくという設定から、往年の名作犯罪映画『フレンチ・コネクション2』を想像していました。『スポットライト 世紀のスクープ』のトム・マッカーシー監督の新作ということで、外しては来ないだろうとは思いました。
実際鑑賞してみてどうだったか
マット・デイモンはハリウッドのトップスターの1人で、バリバリのヒーローを演じることができる一方で今作のような等身大の市井の人々を演じて、不自然さが出ないなかなか貴重な存在だということを改めて認識しました。その中でも何が良かったか、推せるか
語の始まりの時点で、主人公の娘はすでに犯罪者として収監されており、事件がすでに動いているので、スタートのところで巧く話に乗れればあとはスピード感のある展開で最後まで映画を楽しめます。どういう人にオススメか
アクションパートなどはないので、少し地味な印象がありますが、骨太なサスペンス映画が見たい!!という方にはお勧めです。アビゲイル・ブレスリンが思った以上に成長した姿を見せていて、ちょっと驚きました。(文:村松健太郎)
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公開に関する情報
『スティルウォーター』2022年1月14日(金)より公開
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