映画コラム
『コンフィデンスマン JP 英雄編』はシリーズ集大成として愛に満ち満ちた傑作だった <cinemas short>
『コンフィデンスマン JP 英雄編』はシリーズ集大成として愛に満ち満ちた傑作だった <cinemas short>
──<< <cinemas short>>>───
「cinemas short」は、話題の映画やドラマを短く簡潔に紹介する特設コーナー。
今回紹介する映画は『コンフィデンスマン JP 英雄編』。
英雄と謳われた伝説の詐欺師・三代目ツチノコ(角野卓造)が死んだ。当代随一の腕を持つコンフィデンスマンによって密かに受け継がれる〈ツチノコ〉の称号をかけ、ダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)の真剣勝負がはじまる。
舞台は世界中のセレブが集まる世界遺産の都市〈マルタ島・ヴァレッタ〉。
まったく先の読めない史上最大の騙し合いが始まる……!
シリーズ集大成として愛に満ちた傑作
どういう気持ちで鑑賞したか
過去シリーズを見ても1時間のドラマより2時間の映画の方が合う物語だと思っていたので、今回もとても楽しみでした。毎回贅沢な外国ロケを行うなどがありましたが、コロナ禍でどうなるのか?スケールダウンしていないか?ということが気になっていました。実際鑑賞してみてどうだったか
シリーズの中でも上位の出来と言っていい、見事な娯楽作品。長澤まさみのダー子は本当にはまり役です。脚本家の古沢良太は来年の大河ドラマを担当することもあるので、ここでシリーズも一段落なのかなと思います。その中でも何が良かったか、推せるか
やはり、言及しないわけにいかないのがスタア役の竹内結子とジェシー役の三浦春馬の取り扱いですが、非常に愛情を感じる描写が盛り込まれていました。物語の中では2人は元気にやっていることが伝わって、目頭が熱くなりつつ、とてもうれしい気持ちにもなります。どういう人にオススメか
シリーズファンは必見です、他、相変わらず豪華キャストが揃い、それぞれがまたうまく作用しているので、メインキャストの中で1人でも好きな役者がいたら十分楽しめます。相変わらずのどんでん返しもお見事の一言です。ゲスト組では生田絵梨花が硬軟自在の演技を見せてくれて収穫でした。(文:村松健太郎)
>>> 他の<cinemas short>も読む
>>> 他の新着記事も読む
公開に関する情報
『コンフィデンスマン JP 英雄編』2022年1月14日(金)より公開
上映劇場はこちら
公式HPはこちら
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
(C)2022「コンフィデンスマンJP」製作委員会