その他

REGULAR

2022年03月05日

実力派ピン芸人・吉住の3つの魅力

実力派ピン芸人・吉住の3つの魅力



来たる3月6日(日)、『R-1グランプリ2022 ピン芸人日本一決定戦』が放送される。今年も7人のファイナリストが集結し、熱い戦いになること間違いなしだ。出場資格の残りの一枠を争う敗者復活戦にも注目が集まっている。

中でも注目株は、実力派として2021年も活躍を見せた女性ピン芸人・吉住だろう。2020年のTHE Wで優勝して以来、ネタ番組にも多数出演。2021年12月には単独ライブが映像化されたDVDも発売されるなど、その人気を確かな物としている。

唯一無二の存在感を武器に優勝候補とも呼び声高い吉住。今回はそんな吉住の魅力に迫りたい。

人気ピン芸人・吉住の3つの魅力

発想力のある一人コント

吉住の魅力は何といってもキャラクターの憑依する一人コント。日常にいる「ちょっとズレた人」や「おかしみのあるシチュエーション」を材料にした幅広いネタを持っている。

斬新な切り口ゆえ狂気性を孕んだ展開になることもあるのだが、それでも視聴者が置いてけぼりにならずに成立するのは彼女の高い演技力によるものだろう。



吉住は過去のインタビューにて、東京03やかもめんたるなど実力派のコント師に憧れていると語っている。スクールJCA(芸能事務所プロダクション人力舎が開校したタレント養成所)に入学した理由も「好きな芸人が人力舎に多く所属していたから」だそう。
実力派が集まる人力舎を選ぶあたり、彼女の高いお笑いセンスがうかがえる。

そして前述した東京03やかもめんたるのコントの特徴は「絶妙な現実感」だろう。日常離れしすぎていない「いかにも起こりそう」な状況から会話や言動がズレていく違和感を面白がるタイプのものが多い。

そんな彼らの上質なコントを好むならば、吉住自身がネタの斬新さと現実性を両立させているのも納得だ。

R-1で披露されるネタは明らかではないが、当日も彼女らしい発想力の発揮されたコントが期待できる。

卑屈なキャラクターが際立つトーク

吉住は、ネタ番組だけでなくトーク番組でも活躍を見せている。内弁慶で卑屈な性格が前面に出ており、自虐的にオチをつけることが多い。

これまで女性芸人は、年齢や容姿でイジられる、容姿端麗な若い女性に噛みつく、容赦ない毒舌で斬る……など女性としての立ち位置や役割のようなものがあった。

しかし、近年はそのような風潮に待ったがかかり、ジェンダーにとらわれない番組づくりが進んでいるようだ。これは一見良いことのようだが、「人を傷つけないように」と細心の注意を払うことで演者の表現の幅が狭まっている懸念もある。

そんな中、自らのネガティブな価値観や独特の解釈を基にして自虐を繰り広げるため、他人を巻き込まずに笑いの対象を「自分自身の卑屈さ」に向けている吉住。

大勢の中で前に前にと出ていくタイプではないが、発言を求められた場面では人を傷つけずに笑いを生み出すバランス感覚の良さが確実に発揮されている。卑屈な発言の中に、彼女ならではの新しい着眼点が見え隠れするのも面白い所だ。

ブレない「熱量」が吉住らしさ

前述した「女性芸人の立ち位置の変化」により、メイクや美容・ファッションやポリシーの発信など「お笑い」の枠を超えて活動の幅を広げる女性芸人も増えてきた。中にはSNSで「あるあるショートネタ」をシリーズ化して投稿し、多くのフォロワーを集める芸人も少なくない。

そんな中、吉住は実直に一人コントに取り組んでいる。テレビでも新ネタを披露したり、知名度が上がっても積極的にライブへ出演し続けたりと、ブレずに真正面からネタで勝負している女性ピン芸人といえるのではないだろうか。

また、お笑い芸人特化ラジオアプリ「GERA」で単独番組「聞かん坊な煩悩ガール」を持っている吉住。そこで本人から「Twitterは、呟く時以外はログアウトしている」「時代に取り残されている」との発言も。ネットへの抵抗感を見せるなど時代に逆行しているのも彼女らしい。


ちなみに筆者はこのラジオ番組を特に好んで聴いている。「リスナーを笑わせてやろう」という気負いが強くないのでゆったりとした気持ちで聴ける。テレビよりもずっと自然体な吉住に親近感がわくこと間違いなしだ。

今年のR-1は審査員にも変化が!


『R-1グランプリ2022』では審査員にも大注目。陣内智則を筆頭に、バカリズム、小籔千豊、野田クリスタル(マヂカルラブリー)、ハリウッドザコシショウと錚々たるメンバーだ。人気も実力も誇る審査員陣の名前に、視聴者の中でR-1への期待が膨らむばかりだろう。



2021年大会で初優勝したゆりやんレトリィバァはその後も多岐に渡る活躍を見せた。賞レースは「歴代優勝者がどれほど活躍したか」によってブランド価値が上がっていく。

その点で言うと、霜降り明星・粗品、マヂカルラブリー・野田クリスタル、ゆりやんレトリィバァと人気芸人の優勝が続いている『R-1グランプリ2022』は申し分ない。

果たしてベテラン芸人が栄光を勝ち取るのか、それとも新星が勢いを見せるのか。大会当日までに「推し」を決めて、お茶の間で応援しよう!

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

RANKING

SPONSORD

PICK UP!