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「妻、小学生になる。」第7話レビュー:幸せはずっと続くと思っていた。別れはまた、突然に。(※ストーリーネタバレあり)


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堤真一が主演するTBSの金曜ドラマ「妻、小学生になる。」が、2022年1月21日放送スタートした。

村田椰融(むらた・やゆう)の同名漫画を原作とする本作は、最愛の妻を亡くした男性が小学生に生まれ変わった妻と再会し、戸惑いながらも生きることに向き合っていくストーリー。主人公・新島圭介役はTBSドラマに16年ぶりの出演となる堤真一。他、圭介の妻・貴恵を石田ゆり子、圭介と貴恵の娘・麻衣を蒔田彩珠、貴恵の生まれ変わりである10歳の少女・白石万理華を毎田暖乃が演じる。

本記事では、その第7話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。

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「妻、小学生になる。」第7話レビュー



貴恵はどうして家族の元へ戻ってきたのだろう。

友利(神木隆之介)に頼まれて、一緒に実家に帰ることになった圭介(堤真一)と麻衣(蒔田彩珠)。というのも、父親が入院してしまったので、ひとりになってしまう母親の面倒を見るためだ。圭介は万理華(毎田暖乃)にも事情を話し、実家へと誘う。

貴恵(石田ゆり子)にも心配ばかりされていた友利。実家でも親戚たちから説教の嵐。確かに、今の友利は定職のもつかず、「昼からビールを飲んで暇を潰している」ような生活なので、心配されるのも無理はない。
圭介も麻衣も、貴恵がいなくなって抜け殻のようになっていた。それは友利も一緒だった。更に、万理華が貴恵の生まれ変わりだということを信じ切れていない。そのせいで圭介たちのように前向きにはなれないのだ。

生きていてほしい、どうして死んでしまったのか。頭ではわかっているけど、納得ができないまま、友利も時を過ごしてきてしまったのだ。
どれだけ、貴恵の存在が大きかったのかがよくわかる。実家でもそうだ。貴恵はさまざまな場所で要の存在だったのだろう。それが重荷に感じる人もいるかもしれない。しかし、貴恵はずっとそうやって生きてきたから、当たり前だった。むしろ、自分が死ぬことで、その要がなくなり、たくさんの人の人生を変えてしまった……なんていう後悔を知らず知らずのうちに抱いていたとしても不思議ではない。

実家を訪れ、これまでの押し殺していた気持ちを爆発させた友利。そして、万理華とも正面からぶつかり合い、万理華=貴恵であることを受け入れる。そこでようやく、友利も前に進み始める。
また、実家を訪れたことは、万理華にとっても大きな出来事だった。それは、実の母親との再会だ。貴恵の葬式に来なかったという母親。最寄り駅までは来たものの、出席せずに帰ってしまった。貴恵の母もまた、その死を受け入れられてなかった。
ただ、母親に対して、詳しい説明はいらなかった。母と娘の繋がり、というものがあるのだろうか。ただ、目を合わせ、言葉を交わすだけで、通じ合っているようにも見える様子には胸を打たれるものがあった。

こじれてしまっていた家族の心を、ひとつひとつ、丁寧にほどいていっているようにも見えた万理華。それぞれが新たな幸せを感じていたが……別れは突然やってくる。
新しい年へのカウントダウン。新年を迎えたその瞬間、万理華は万理華に戻った。
圭介に向かって怯えた表情で「おじさん、誰?」という。そこに貴恵はいない。
なぜ、突然、貴恵は“消えて”しまったのか。
圭介たちの新たな苦悩がはじまるのだろうか。


(文:ふくだりょうこ)


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