特撮向上委員会

SPECIAL

2022年04月17日

『ドゲンジャーズ〜ハイスクール〜』が放送スタート!鈴村監督&キャスト陣に高まる期待

『ドゲンジャーズ〜ハイスクール〜』が放送スタート!鈴村監督&キャスト陣に高まる期待

■オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会

約2年前、コロナが猛威を振るい始めの頃。

日曜の朝の特撮番組2トップの『仮面ライダーゼロワン』と『魔進戦隊キラメイジャー』でさえも撮影中止を余儀なくされ、工夫を凝らした総集編でつないでいましたが、そんな中でも新作を放送し続けた特撮番組がありました。

それは『ドゲンジャーズ』。

九州のローカルヒーローだったドゲンジャーズのメンバーは回を増すごとに全国で確実に人気を得ていき、最終回にはニチアサ作品を抑え、Twitterのトレンドでなんと1位を獲得。

放送終了後には、撮影でダメージを負ったスーツの修復費用をクラウドファンディングで募るという前代未聞のニュースを発表。

それは、ほっかほかに火照った全国のドゲンジャーズファンによって、すぐに目標金額に到達。

結果的に数千万の支援が集まり、続編の制作も決定。

そして翌年には、シーズン2『ドゲンジャーズ〜ナイスバディ〜』が放送開始。

シーズン1では東映特撮ファンなら誰もが知っているレジェンドアクターさんが集結し、話題となっていましたが、シーズン2ではなんと生きる伝説、ミスター平成ライダーである高岩成二さんが参戦。

東映特撮作品ではないにも関わらず東映特撮感を感じずにはいられない作風に、自分を含めた多くの人はドゲンジャーズの虜になり、「ナイスバディ」でもファンを裏切ることなく最高に盛り上がって終焉。

これを牽引したのは荒川史絵監督、そして脚本のシャベリーマンさん。

遊び心満載、しかし、しっかりと締めるとこは締める演出もドゲンジャーズ熱が高まった要因の一つでした。

そんな「ドゲンジャーズ」のシーズン3が先日から放送を開始しました。

タイトルは『ドゲンジャーズ〜ハイスクール〜』。

前2作とはがらっと変えての新シリーズ。

いきなり学園ものにするあたりも『ドゲンジャーズ』らしくて気持ちいい。

主役はルーキーこと田中次郎を熱演された正木郁さんに代わって、藤松宙愛さん。

藤松さんが演じるのは何をやっても平均になってしまうアベレージガール、山田真子。

設定がもうすでに面白い。

そして『ドゲンジャーズ〜ハイスクール』では荒川監督に代わって、こちらも東映特撮作品を数々担当されており特撮への造詣が非常に深い、鈴村展弘監督が指揮をとられます。

鈴村監督はコミュニケーション能力が非常に高く、監督になられてからはもちろんのこと、助監督時代からキャストさん、スタッフさん、スーツアクターさんとも広く交流されています。

その証拠に、今回出演されている俳優さんは鈴村監督と関係性が深く、松本享恭さんは『仮面ライダーエグゼイド』スピンオフの『仮面ライダースナイプ エピソードZERO』や3部作の『仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング』で「仮面ライダーブレイブ&スナイプ」に出演。

山崎潤さんは『仮面ライダーアギト』や『仮面ライダーファイズ』はもちろんのこと、『仮面ライダードライブ』のスピンオフ『シークレット・ミッション type TOKUJO』に、別府あゆみさんは言わずもがなの『魔法戦隊マジレンジャー』に出演と、鈴村監督が演出された作品のキャストが揃っています。

しかも、松本さんと山崎さんは福岡出身、別府さんは現在福岡を拠点に活動されてるとあって縁もゆかりもありまくり。

さらには多くの特撮ファンのみならずアニメファンからも絶大な人気を誇り、鈴村監督の作品にもたびたび出演されてる矢尾一樹さんも今作に登場。

まさに盤石の布陣と言って間違いないでしょう。

まだ始まったばかりの『ドゲンジャーズ〜ハイスクール〜』ですが、すでに見どころ満載。

もちろん、毎週応援させていただきます。

(文:篠宮暁)

【オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会】

第253回:「悪魔」というキーワードから紐解く東映特撮の歴史

第252回:『仮面ライダーリバイス』『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』をさらに満喫する方法

第251回:『リバイスレガシー 仮面ライダーベイル』が配信!記憶に残る仮面ライダーシリーズの父親キャラは?

以前の記事はこちらから

【オジンオズボーン・篠宮暁の特撮辞典】も公開中!

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

RANKING

SPONSORD

PICK UP!