アニメ「呪術廻戦」第5話：あまりにも早すぎる“虎杖の死”
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テレビアニメ「呪術廻戦」第1期「呪胎戴天編」が2022年4月3日（日）より放送スタート。
『劇場版 呪術廻戦 0』は大ヒットし、2023年にはテレビアニメ第2期の放送が予定されている。
本記事では、第5話をcinemas PLUSのライターが紐解いていく。
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「呪術廻戦」呪胎戴天編 第5話「呪胎戴天－弐－」レビュー
特級呪霊の死を感じた伏黒は虎杖の帰りを待つが、背後にいたのは宿儺だった。虎杖がうまく後退できないでいるらしい。宿儺はなんと自分の胸元に手を突っ込み、虎杖の心臓を掴んで草原に放った。宿儺は心臓なしでも生きられるが虎杖はそうはいかない。虎杖を人質にしたのだ。
このままでは戻れたとしても虎杖が死んでしまうと考えた伏黒は、宿儺が「心臓を治さないと自分に勝てない」と思わせようと奮闘するが、圧倒的な力の差を見せつけられる。
ところで呪術師とはいえ、あんなに建物貫通するほど吹っ飛ばされてボロボロだけど生きてる伏黒、タフすぎん？
「（虎杖は）命を懸けるほどの価値はないのに無駄にしたな」と言われるが、伏黒は病室で寝ている少女を思い浮かべる。「疑う余地のない善人だった、誰よりも幸せになるべき人だった。それでも津美紀は呪われた」関係はわからないが、伏黒にとって大切な人だったのだろう。
「不平等な現実のみが、平等に与えられている」
「少しでも多くの善人が、平等を享受できるように、俺は不平等に人を助ける」
伏黒があらためて決意したところで、なぜか宿儺も満足そうだ。先ほど伏黒を見て言った「宝の持ち腐れだな」という言葉はどういう意味なのだろう。
次の瞬間、伏黒は何かに気づいて出しかけた呪力を引っ込めた。
「俺はヒーローじゃない、呪術師なんだ」「だからお前を助けたことを、一度だって後悔したことはない」
このうえなく優しい顔で微笑む伏黒。
宿儺の頬から模様が消えていく。虎杖が戻ってきたのだ。
「そっか」と微笑む虎杖の顔を見てほっとする。
もしかして大丈夫だったの？ いや、でも心臓は……？ と思った次の瞬間、
「伏黒も釘崎も五条先生……は心配ないか」
「長生き、しろよ」
そう言って虎杖は絶命した。
表情は見えないが、雨の中悔しそうに空を見上げる伏黒がつらい。
序盤から主人公が死ぬってあるんだ……。
伊地知に「上が虎杖を殺そうとしてわざと一年生を派遣したのだろう」と言う五条先生。反応を見ると、あながち外れてはいないのかもしれない。「いっそのこと上の連中全員殺してしまおうか」と言う五条先生、いつになくめちゃくちゃ怒っている。
パッと見冷静に話す伏黒と野薔薇。
「平気そうね」「お前もな」
「当然でしょ。会って2週間やそこらよ。そんな男が死んで泣きわめくほどちょろい女じゃないのよ。ったく」
と言いながら口元が震えてる野薔薇にちょっともらい泣きしそう。
2人ともいい奴だな。
そこへ現れたのは2年生の禪院真希。
「いつにもまして辛気臭いな恵、お通夜かよ」
と言ってきた真希は、実際に昨日一人1年が死んだのだと聞き「早く言えよ！これじゃあ私が血も涙もない鬼みてーだろ」とあせる。口は悪いが悪い人ではなさそうだ。
2年の先輩、真希とパンダと棘（と今ここにはいない乙骨）を軽く紹介する伏黒だが、パンダ先輩に関してはパンダという説明しかない。いちばん気になるとこぉ！
彼らが持ちかけてきたのは、京都との交流会の話だった。
「強くなるんだ、そのためなら何だって」と虎杖を思い浮かべる二人が泣ける。
しかし対戦とはいえ交流試合で「殺さなければ何をしてもいい」って激しすぎないか？
ファミレスで呪いたちと話す人間らしき人。彼以外には呪いの姿は見えていなさそうだ。人間なのに呪いを手を組んでいるのだろうか。 一体誰なんだ……？
（文：ぐみ）
「呪術廻戦」呪胎戴天編 第5話「呪胎戴天－弐－」ストーリー
少年院の外に退避した伏黒は、特級呪霊の死に気付く。次の瞬間、横に両面宿儺が現れ、虎杖の体から心臓を抜き取り、人質にする。このままでは虎杖の意識が戻っても死んでしまうと戦い始める伏黒だったが、格の違いを痛感する。＞＞＞【関連記事】『劇場版 呪術廻戦 0』もっと面白くなる「7つ」の記事
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©芥見下々／集英社・呪術廻戦製作委員会
