“じぞ恋”健心先生・鈴木康介インタビュー「自身の演技を通して夢を与えられたら」
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TBS系火曜ドラマ枠で放送中の「持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~」。“父娘ダブル婚活”という新しい形の恋模様に視聴者一同ドキドキハラハラが止まらない中、初々しくも華々しい存在感を放つ人物がいる。
上野樹里演じる沢田杏花が勤める「ヴァネッサ・ヨガスタジオ」のヨガインストラクターの一人、青山健心役の鈴木康介だ。
TBS・ゴールデンタイムのドラマ初出演となる彼に、「じぞ恋」出演について、ヨガについて、お芝居についてなど、幅広くお話を伺った。
「じぞ恋」出演決まり「すぐ母に電話しました」
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――鈴木さんは青山健心として上野樹里さん演じる沢田杏花の波乱の人生模様をそっと見守る役どころを演じられていますが、今回の出演が決まったときの心境はいかがでしたか?
鈴木康介(以下、鈴木):これまでTBSドラマは、なかなか出演まで至ることができなかった分、「ついに決まった!!」という嬉しさがありましたね。すぐ母に電話しました(笑)。
――同じドラマでもやはりTBSドラマとなると、嬉しさは倍増なのでしょうか?
鈴木:そうですね。もちろん、どの作品でも嬉しいんですけど、TBSドラマに出ることは一つの目標でもありましたし、見ていただける人が増える時間帯に放送されるということもあわせて、夢が叶ったような気分でした。
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――実際にご自身がTBSドラマに出てるのを見たとき、どう思いましたか?
鈴木:めっちゃ感動しました。なによりも親が喜んでくれたのが嬉しかったですね。すごく心配させていると思うので、ふとテレビをつけたときに出ているというのは安心材料になるのかなと。そういう点では、少しだけど親孝行できたんじゃないかなと思っています。
ヨガ、初体験! 役どころを通しての新たな出会い
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――次に、役作りについて聞かせてください。これまでヨガに触れられたことはあったんですか?
鈴木:それが、やったことなくて。身体も硬いほうなので「じぞ恋」出演が決まってからすごく勉強しました。これがなければヨガにも出会ってなかったんじゃないかなと思います。
ヨガの”基本の動き”を家で実践したり、実際にヨガを習っている友達に「男性のヨガインストラクターってどんな感じ?」とリアルな声を聞いたりして勉強しています。
――「じぞ恋」を拝見している中で、ヨガって癒やしの作用が大きいんだなと感じていて、精神的な面においても効果がありそうですよね。
鈴木:そうですね。僕の中でヨガに対するイメージって筋トレに近かったんですけど、いざやってみるとそういうわけではなく、新しい知性を呼び込めるものなんだなと。
ヨガ自体、そんなにキツくないんですけど、じわじわと汗だくになるんですよ。心拍数もそんなに上がるわけではなくて、走って汗を流すよりもヨガのほうが疲れが溜まらずに老廃物をどんどん出していけるような感じです。
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――デジタルデトックス的な要素もありそうですね!
鈴木:はい、寝付きもよくなるみたいで。……僕はまだそこの域までは達してないんですけど(笑)。でも、スッキリしたな〜という感じはあります。青山健心という役を通じて、このような新たな出会いがあることは嬉しいです。
健心先生とは違って、憧れの人は憧れの人のままでいてほしい
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――杏花やMIKAKO(ゆりやんレトリィバァ)のように表と裏で見せる顔が異なる女性に対して、どんな印象を抱きますか?
鈴木:健心先生としてはそういう杏花先生が好きなんですけど……個人的にはしっかりしてそうなのに実は違ったというのは、ちょっとマイナスになっちゃうかもしれませんね…(笑)。健心先生は、完璧主義な女性よりもちょっと抜けてる女性のほうが人間味があって、恋愛対象以前に人として好きなんだろうなとは思います。
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――じゃあ、鈴木さんご自身としてはあんまり……?
鈴木:んーそうですね、なんか少し驚いてしまうかもしれないです……(笑)。
杏花先生やMIKAKO先生のようなみんなから憧れられている方が、待合室でだらっとされているところは「あんまり見たくなかったな」と思っちゃうような気がします。憧れているからこそ、可能な限りイメージ通りでいてほしいですね…!(笑)
初めてだらけの現場、芝居以外のところでも感動
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――「じぞ恋」の現場で、初めて経験したことや共演者の方から感銘を受けたことなど、裏話があれば教えてください。
鈴木:みんなが一斉に集まるシーンの撮影の合間に雑談をしていたときに、磯村(勇斗)さんがゾンビ好きという話から、松重(豊)さんが昔ゾンビ役を演じられたときに首を振りすぎて翌日首に激痛が走ったという話になったんですけど、その後の本番で全員思い出し笑いをしてしまって……! 一同「すいませんちょっと待ってください」みたいな(笑)。
松重さん、お話がすごくお上手で、少し緊迫感のあるシーンだったんですけど、その雑談のおかげでいい意味で緊張が溶けて、さすがだなと感じました。
――松重さんはじめ、出演者の方自ら現場の空気を和らげられていたんですね!
鈴木:エキストラさんも20〜30人くらいいるすごく人数の多いシーンだったのですが、一気に雰囲気が変わって。すごく素敵な現場だなと思いました。
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――今回は初共演の方がほとんどだったかと思いますが、大先輩や大御所の方との共演は、やはり緊張されましたか?
鈴木:緊張、しますね……! 健心先生として演じているときはそんなに緊張しないんですけど、楽屋にご挨拶に行くときや、撮影の合間の雑談のほうがドキドキしてしまいます(笑)。
映画・ドラマっ子だったからこそ芽生えた"俳優"という職業への想い
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――2019年に「白雪とオオカミくんには騙されない」に出演したことをキッカケに、「赤ひげ2」「ソロモンの偽証」そして今作と、俳優として活動の幅を広げられていますが、お芝居をする上で大切にされていること、意識されていることはありますか?
鈴木:僕自身すごく映画・ドラマっ子で、いち視聴者として見ることが多かったこともあり、その役が“本当に実在している人”と思ってもらえるような演技を極めたいという気持ちが強いです。
――「ROOKIES」を見て「野球を始めたい」、「東京DOGS」を見て「警察官になりたい」と感じたことから「少年たちに夢を与える職業ってすごい」と思われたというエピソードが印象的なのですが、やはりそこに通ずるものがあるんですね。
鈴木:「その俳優さんが好き」なんじゃなくて、「その役が好き」って思うこと、あるじゃないですか。自分自身、そういう風に演じられていたらいいなと思いますね。今回の「じぞ恋」だと、「男性のヨガインストラクターってありかもな」という夢を届けられたらいいなと思っています。
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――実際にファンの方の感想をSNSなどで見られたりするんですか?
鈴木:めちゃくちゃ見ますね! 褒められたい、ディスられたいというわけではなく、視聴者の方がどう感じているのかすごく気になるんです。なので、めちゃくちゃエゴサします(笑)。今回、撮影と同時並行での放送っていうのが初めてなので、みなさんの声を参考にして撮影に活かしています。
――それでは最後に、「じぞ恋」視聴者に向けて、今後の展開で注目してほしいポイントや意気込みなど聞かせてください!
鈴木:まだまだ絶賛撮影中ではありますが、みなさんからの感想を見てたくさんのパワーをいただいています。そんなみなさんに、健心先生を通して恩返しができたらいいなと思っています。
健心先生はみなさんにとって「こんな後輩、一人いたらいいなぁ」というポジションの人になれたらいいなと思っているんですけど、ファンの方から「なんでうちの職場には健心先生がいないんだ!」ってお言葉をいただいたりもして、すごく嬉しかったです。
“一家に一台(一人)、健心先生”みたいな存在になれるように頑張りますので、毎話毎話楽しみにしていただけたらと思います。
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(撮影:Marco Perboni/取材・文=桐本絵梨花)
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