アニメ「呪術廻戦」第9話：「労働はクソ」ナナミン登場！呪霊の正体は……
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テレビアニメ「呪術廻戦」第1期が2022年4月3日（日）より放送スタート。
『劇場版 呪術廻戦 0』は大ヒットし、2023年にはテレビアニメ第2期の放送が予定されている。
本記事では、第9話をcinemas PLUSのライターが紐解いていく。
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「呪術廻戦」 第9話「幼魚と逆罰」レビュー
映画館で高校生3人が顔を変形させられて死んだ事件。虎杖と一緒に現場に乗り込んだのは、脱サラしたという一級呪術師・七海健人（通称：ナナミン）だった。
五条の後輩だという彼は、高専で学んだ結果「呪術師はクソ」と思い普通の社会人になったが、結果「労働はクソ」ということもわかり、「同じクソなら適性のあるほうを」ということで呪術師に出戻ったらしい。
ちなみにここで五条と虎杖は「暗いねー」「ねー」とひそひそ話をしている。
五条とは違い真面目でクール、常に敬語のナナミンは、虎杖が「気張ってこーぜ」と言っても「いえ、そこそこで済むならそこそこで」とどうも調子が合わない。
ちなみに七海は五条を「信用しているし信頼している、でも尊敬はしてません」とのこと。ある意味初めて出てきたまともな大人の呪術師といってもいいかもしれない。
ナナミンに「私もアナタ（虎杖）を術師として認めていない、宿儺という爆弾を抱えていても己は有用であると示すことに尽力してください」と言われ、認めさせてやるから待っててよという虎杖だが「いえ私ではなく上に言ってください。ぶっちゃけ私はどうでもいい」と言われてしまう。ううん、クール！
一緒に呪霊退治の任務にあたることになり「勝てないと判断したら呼んでください」「私は大人で君は子供、私には君を自分より優先する義務があります」と言ってくるナナミン、かっけー！ 虎杖は不服そうだけど。
「枕元の抜け毛が増えていたり、お気に入りの惣菜パンがコンビニから姿を消したり そういう小さな絶望の積み重ねが人を大人にするのです」と名言を放ちながら敵の前に進むナナミンはとてもかっこいいのだが、いうても彼もまだ20代。
彼のこれまでの人生、どれだけ絶望してきたのかちょっと心配になる。
自分の術式を説明しながら戦うナナミンに「手の内を明かしていいのかよ？」と心配する虎杖だったが、自分の術式を相手に開示することで術の力が強まるため、状況により有効な手段らしい。
また、とどめを刺そうとしたとき、ナナミンはあることに気づく。呪霊は手に腕時計をしており、本来写真に写らないはずなのにスマホのカメラに映ったのだ。
つまりこの呪霊はもともとは人間で、何らかの方法によって呪霊にされてしまったということだ。
硝子によると、脳をいじられた結果、呪霊になった可能性があるらしい。「コイツらの死因は脳を改造させられたことによるショック死で君が殺したんじゃない。その辺り履き違えるなよ」とフォローしてくれるが、「趣味が悪すぎだろ」と怒る。
戦闘中から虎杖を冷静に見ていたナナミンは「この子は他人のために本気で怒れるのだな」と心が動いた様子だった。
「これはそこそこでは済みそうにない。気張っていきましょう」というナナミン。あらためて虎杖との共同戦線が張られた。
映画館で死んだ高校生たちにいじめられており、当日の映画館にも居合わせていた吉野順平は、犯人とおぼしき真人に声をかけた。自分にも同じことができないかと尋ねる順平に真人はいろいろなことを教え「君との会話はストレスがなくて助かるよ」とほめる。
真人は「人間から生まれた呪い」なのだという。
絶対悪いこと考えてると思うし、信頼していい相手じゃないと思うけど、ひどいいじめを受けていた順平には心の拠りどころなのだろうか。今すぐ逃げてほしい……。
「呪術廻戦」第9話「幼魚と逆罰」ストーリー
高校をサボり映画館に来た吉野順平は、自分をいじめていた同級生が顔を変形させられ、死んでいるところを目撃する。“犯人”を追い、声をかける吉野。その後、事件現場の映画館に乗り込んだ虎杖と脱サラ一級呪術師の七海建人は、２体の呪霊に遭遇する。（文：ぐみ）
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©芥見下々／集英社・呪術廻戦製作委員会
