(C)2022 Universal Studios and Amblin Entertainment. All Rights Reserved.
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映画コラム

REGULAR

2022年07月30日

『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』4DXとの相性が最高である「5つ」の理由

『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』4DXとの相性が最高である「5つ」の理由


理由1:バイクチェイスのアクションで演出が大盤振る舞い!

本編にはバラエティ豊かなアクションが連続するが、その中でもマルタ島でのシークエンスは白眉だろう。街の中での恐竜たちと「パルクール」的な追いかけっこが展開し、さらにはバイクに乗っての攻防戦もブッ続くのだから。



ここで4DXでは、座席の移動や振動だけでなく、劇場内に激しく吹く風もあって、猛スピードで飛ばすバイクに乗った感覚を疑似体験させてくれる。しかも、座席横の「プシュッ」と吹き付けるエアーの演出も、そのバイクが通り過ぎる時の「風圧」までも再現してくれるのだ。

そのバイクが走破するのは、かなりのアップダウンのある街中ということもあって、座席がグワングワンと、もう限界ギリギリと言わんばかりに身体を揺さぶってくるのが、何よりも楽しい。特に、バイクで階段を「強行突破」する時の揺れっぷりに期待してほしい。

理由2:恐竜の「咆哮」や「歩く時の地面の揺れ」の再現も!

地味と言えば地味なのかもしれないが、座席の振動が恐竜の「咆哮」や「歩く時の地面の揺れ」を再現してくれることにも感動があった。



恐竜の「グルルルル……」という唸り声だけでも、その「空気の振動」に合わせるように座席は僅かに揺れる。超重量級の恐竜がズシンズシンとやってくる時は、その足音に合わせて座席が動く。ひとえに、肉食獣である恐竜の恐ろしさが4DXのおかげでマシマシになっているのだ。

理由3:空中や水の中でのアクションも疑似体験!

具体的なシチュエーションはネタバレになるので秘密にしておくが、本作は空中でのスペクタクル、寒い地でのバトル、水の中に入るシーンなど、やはり多種多様なアクションのシチュエーションが用意されている。



それぞれで、「きりもみ回転」をするようなグルングルンと回る座席の激しい動き、寒い地の環境を示す劇場内に降る「雪」の演出、はたまた「雨」や「吹き付ける」水で、それぞれのアクションをダイレクトに観客にも体験させてくれる。ひとえに、「キャラクターと一緒に冒険している」感覚を得られるのは、本作の4DXの最大の魅力だろう。

理由4:良い意味で悪趣味なサービスも

今回の4DXには良い意味で悪趣味だと感じたシーンもある。それは、劇中ではやたらデカい「イナゴ」の大群が襲ってくるのだが、それが地面や空中で「カサカサ」とうごめく様を、座席下の足の部分、まさに「カサカサ」とくすぐってくる演出で示してくれるのだ。



虫嫌いの方は悪い意味で「ウッ」となってしまうかもしれないが、その演出自体の時間はあまり長くはないので、それほど不快にはならないとは思う。その「やだな〜」な感覚も含めて楽しんでしまうのが吉だろう。

また、本作はファミリー向けの作品であるので、もちろん血が激しく噴き出すなどの残酷描写はないのだが、人間が恐竜に食べられたときに、まるで血のように水がプシュッと吹き付ける場面があった。実は4DXにおいて、この「血の代わりに水を吹き付ける」演出はよくあるもので、それもまた良い意味で悪趣味だ。なお、水の演出が苦手な方は、座席横のスイッチでON/OFFを切り替えられるので、ご安心も。

理由5:空気をプシュッと吹き付ける様が「そのまんま」なシーンも!

個人的に良い意味で笑ってしまったのは、終盤のとあるシチュエーションで煙が激しく横から吹き付けるのだが、そこで示し合わせたように座席横から「プシュッ」とエアーが出てくることだった。

これまで書いてきた通り、4DXは劇中のシーンを疑似体験させてくれるサービスなのだが、まさか「そのまんま」なエアーの演出があるとは思いもしなかった。ここのシーンはその他に劇場内が光る「フラッシュ」の演出も効果的に使われているので、ぜひ楽しみにしてほしい。

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