国内ドラマ

REGULAR

2022年09月05日

「オールドルーキー」第10話:最終回!綾野剛の号泣姿は“すべて”を水に流した瞬間だった!?

「オールドルーキー」第10話:最終回!綾野剛の号泣姿は“すべて”を水に流した瞬間だった!?


▶︎「オールドルーキー」画像を全て見る

綾野剛主演のTBS日曜劇場「オールドルーキー」が2022年6月26日放送スタート。

本作は、現役引退したサッカー選手が「スポーツマネジメント」の舞台でセカンドキャリアへ踏み出していく姿を描くヒューマンドラマ。主人公・新町亮太郎(しんまち・りょうたろう)を演じるのは、日曜劇場初主演となる綾野剛。共演は芳根京子、中川大志、岡崎紗絵、増田貴久、高橋克実、榮倉奈々、反町隆史ら。

本記事では、第10話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。

「オールドルーキー」第10話レビュー

日曜劇場「オールドルーキー」が最終回を迎えた。
かつてサッカー元日本代表として活躍をした新町亮太郎(綾野剛)が、挫折の末にセカンドキャリを模索。
家族と共に奮闘するというヒューマンドラマだったが、最終話までその内容はブレることなく、番組最高の平均視聴率11.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で幕を閉じた。

前回の第9話では新町の勝手な行動に首をかしげたくなったが、最終回では彼の誠実さが人の心を動かした。
また、子どものように号泣する綾野の姿に多くの視聴者が胸を打たれただろう。

最終回にふさわしく、豪華なキャストが出演。
なかでも、第1話に登場したサッカー選手、矢崎を演じた横浜流星の登場には驚いた。

同ドラマは毎回、スペシャルゲストが登場し放送を盛り上げていたので最終回は誰かと心待ちにしていたが、金髪姿が一段とかっこいい横浜流星だったとは。


最終話ではサッカー選手の伊垣(神尾楓珠)を海外チームへ移籍させるために奮闘した新町。

試合で爪痕を残そうと焦る伊垣に

「自分を見失うな! 自分を取り戻せ!」

と熱いエールを送った姿は、綾野自身に向けてのメッセージだったようにも感じた。

一つ不完全燃焼と言えば、同僚の塔子(芳根京子)と梅屋敷(増田貴久)、そして城(中川大志)と留美(生田絵梨花)の恋バナだ。
また、新町の妻である果奈子(榮倉奈々)の出番も極端に少なく、もう少し最後まで丁寧に描いてほしかった。
もしかしたらそこは続編で描かれるのかもしれない!という淡い期待もある。

そしてわがままを言うならば、続編では今回とりあげられたようなメジャーなスポーツだけではなく、たとえばホッケーやカヌー、ハンドボールや空手など実はオリンピック競技として注目されているものの、そこまでスポットライトが当たっていないスポーツにも焦点を当て、業界全体を盛り上げてもらいたい。

今回、綾野剛と同等に人気だったのは社長の高柳(反町隆史)ではないだろうか。
ワンマンだけどじつは人情があり、存在感抜群な社長役を反町は見事に演じていた。

ラストシーンでは素直に「ビクトリーに戻ってこい」と新町には言わず、

「君に2つの選択肢をあげよう。1つはこの業界を去る。もう1つはビクトリーに戻ってスポーツマネージメントを続ける」

この2択、高柳なりの優しさだろう。
当然、新町の答えは「ビクトリーに戻りたいです」だった。

号泣しながら高柳の前で答える新町の姿は、まるで小さな子どものようであった。

最高のセカンドキャリアをつかんだ新町。
ドラマとはいえ、熱いエールを送りたい。

そして、葛飾(高橋克実)や秘書のかほり(岡崎紗絵)も含め、この作品に彩を添えてくれた多くのキャストや制作陣にも心から感謝をしたい。

今回、このドラマのおかげで「スポーツマネージメント」という仕事を垣間見ることができた。
そこで筆者からも最後に一言!

「すべてのアスリートにリスペクトを!」

—完—

(文:駒子)


無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

(c)TBS

RANKING

SPONSORD

PICK UP!