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「君の花になる」第2話:なる(宮世琉弥)推し増加の予感!8LOOMの愛されマンネ


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本田翼主演のドラマ「君の花になる」が2022年10月18日放送スタート。
 
本作は挫折した元高校教師の主人公・仲町あす花が、7人組ボーイズグループ“8LOOM(ブルーム)”の寮母となり、一緒に“トップアーティストになる”という夢を追いかけていくオリジナルストーリー。主人公を本田翼、個性豊かなイケメン7人組を高橋文哉、宮世琉弥、綱啓永、八村倫太郎、森愁斗、NOA、山下幸輝が演じる

本記事では、第2話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。

「君の花になる」第2話レビュー



寮母のあす花(本田翼)と、7人組ボーイズグループ“8LOOM”の共同生活がスタートした。

なかなか芽が出ずにいる8LOOMが、契約終了を免れる条件は一つ。半年以内に配信ランキング1位を取ること!

「あんたの夢も、俺が叶えてやるよ」

そんな元教え子である弾(高橋文哉)の言葉に触発されたあす花は8LOOMを全力で応援することを決めるが、早くも問題が発生してしまう。



現段階で一番の課題はグループの関係性。未だベールに包まれている8人目のメンバーの脱退により、リーダーの弾はグループの中で若干孤立している。

それが、契約更新を目標にしたことで悪化することに。事務所からの扱いとグループの人気のなさにすっかり自信を失っている6人に、厳しいトレーニングメニューと徹底した食事管理を有無を言わせず押し付ける弾。

結果、グループの士気が落ち、ついには弾と彼に猛反発する有起哉(綱啓永)の間で小競り合いが起きてしまう。



そこで立ち上がるのが、あす花だ。彼女はあくまでも寮母だが、元高校教師の血が騒ぐのか、まるでマネージャーかのような働きぶりを見せる。

8LOOMに代わって社長の花巻(夏木マリ)に意見したり、グループのファン作りに奔走したりと、見ようによってはお節介なところも。時にその暴走ぶりは弾の神経を逆撫でする。

彼女が教師を辞めざるを得なかった理由も、思春期の子にとっては敬遠されやすいその熱血な性格にあるのかもしれない。



でも、そんなあす花を必要としてくれる人がいた。最年少のメンバーである“なる”こと、成瀬大二郎(宮世琉弥)だ。個人的に第2話で花丸をあげたいのは彼である。

メンバーが1人脱退して以降、どんどんグループの中で浮いていく弾の姿を複雑な思いで見守っていた“なる”。そんな弾が銭湯に来てくれたことが嬉しかったという。

「それってもしかして、あす花さんのおかげなのかなって。半年後、どんな結果でもせめてみんなで笑っていた頃に戻っていたいんです」

だから、あす花に寮母を辞めないでほしいと訴えるその健気な姿に「応援したい!」という気持ちがくすぐられる。

何をやっても空回りして、相手に思いが伝わりにくいあす花にとって、グループの歴史を教えてくれたり、自分の存在意義を与えてくれる彼の存在がいかに心強いか。



なるが味方になってくれるから、あす花は自分の姿勢を崩さずにいられる。おかげで、8LOOMの仕事も1つ決まった。商店街で開催されるお祭りのステージでパフォーマンスできることになったのだ。

ほっぺたを合わせて、喜ぶ有起哉となる。“ゆきなる”コンビの可愛らしい姿に顔がほころぶ。

それにしても、なるはいつも中立だ。弾と有起哉の間で喧嘩が起きそうになった時も、どちらか一方だけに味方することは決してない。常に言動が行き過ぎた方を制止している。

みんなが弾のいない場所で苦言を呈していても、なるだけは「名実ともに弾は8LOOMのリーダーなんです!」と誇らしげに語っていた。最年少だけど精神年齢は誰よりも高い。



そんな“なる”の思いが通じたかの如く、みんなが商店街のステージに向けて一致団結するも直前になってトラブルが発生する。あす花と商店街の人たちとの間で意思疎通がうまくいっておらず、8LOOMはパフォーマンスをすることが叶わなくなってしまった。

でも、あす花がどれだけ自分たちのために頑張ってくれていたかを弾も他のメンバーも知っている。居ても立っても居られず、会場に駆けつけた彼らはプライドを捨て、着ぐるみを着て一生懸命踊った。

あす花の姉である優里(木南晴夏)は「わがままボーイズなんでしょ」と彼らを誤解していたが、みんな本当はとっても素直で思いやりに溢れている。



それは弾も同じ。弾は自分がもっと良い曲を作れていたら、8LOOMは売れていたんじゃないかという思いに苛まされていたのだ。

みんなの役に立ちたい。そんな弾の思いを受け、メンバーたちは彼が一人で抱え込んできた荷物を分け合う。

8LOOMが仲直りのハグをするシーンに思わず胸が熱くなった。その光景をとびきりキュートな笑顔で喜んでいたのが“なる”。誰からも愛されるマンネ(末っ子)の誕生である。

ようやく、みんなで同じスタートラインに立った8LOOM。回を追うごとにキャラクター性が際立ってくるメンバー1人ひとりに注目していきたい。

(文:苫とり子)


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