「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」第4話:まさかの強行犯係の係長が退職? きっかけは餃子だった
▶︎「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」画像を全て見る
桐谷健太主演のドラマ「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」が2023年4月13日にスタートした。
桐谷と脚本家の福田靖の3年ぶりの再タッグとなる本作は、異色の情熱刑事・仲井戸豪太を中心に「事件にまつわる全ての人々」をサスペンス&コミカルに描く群像劇。共演は比嘉愛未、磯村勇斗ら。
本記事では、第4話をCINEMAS+のドラマライターが紐解いていく。
「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」第4話レビュー
今回の事件は無人餃子店で発生した126パックの冷凍餃子の窃盗。さらに、逃げる際に鉢合わせした女性を突き飛ばし、ケガを負わせたことによる傷害罪だ。
最近、無人販売店での窃盗は確かに増えている。実際のところ、検挙率がいかがなものなのか気になるところだが……。
作中では盗まれた餃子が、フリマアプリに出品されていることから容疑者が特定された。
出品者は大学生の三鷹(濱田瀧臣)。
仲井戸(桐谷健太)はいつもの熱血取り調べで詰めていくが、三鷹は容疑を否認。フリマアプリのアカウントも乗っ取られたのだと言い、また、自分にはアリバイがあると主張。
バイト先で知り合った女子高生とボイスチャットをしながらソーシャルゲームをしていたという。
その女子高生は、実は強行犯係の係長・江戸一(古田新太)の娘、陽葵(飯沼愛)だった。
が、三鷹の証言は次々と嘘だということが発覚。アカウントも乗っ取られていないし、出品していたものも盗まれた餃子と一致する。
では、アリバイを証言した陽葵も事件に関わっている……!? 江戸も娘につい、疑いの目を向けてしまう。
陽葵は警察に対して反発心を持っているようで、父に対しても挑戦的な視線だ。単なる反抗期かと思いきや、ちょっと複雑な心境のようで……。
今回は事件がどうの、というよりも、江戸の親子関係がメインのよう。
江戸は娘が事件に関わっていないと知るとホッとした表情を見せるし、陽葵も父が心配していたと知り、心を動かされた様子を見せる。
そして江戸は、娘が警察に対してどのような思いを抱いているのか改めて知ることになる。
「家に仕事を持ち込みたくない」という江戸に対して、陽葵はもう持ち込んでるじゃないかとかみつく。
そう、陽葵は単純に父親が、仕事を理由に家族との時間を大切にしてこなかったことに反感を抱いているのだ。つまり、ちょっと拗ねていたわけだ。かわいい。
事件がきっかけで、掛け違えられていたボタンを正す機会が与えられたことになったようだ。
江戸が下した決断は「警察をやめる」。
そして「パン屋をやる」。パン屋!!?
もうキッチンカーも買ったという。やる気まんまんか。
なぜパン屋かというと昔、江戸が焼いたパンを陽葵がおいしそうに食べていたのだそう。
陽葵もそのときのことを覚えていた。ようやく、親子の間に穏やかな空気が流れる。
江戸のパン屋は上々の滑り出しのようで、仲井戸もみなみ(比嘉愛未)と一緒に買いに行く……という結果、ほっこりな回だったが、第4話にして係長が交代ということだろうか……?
(文:ふくだりょうこ)
「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」4話をTverで視聴する(期間限定)
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
(C)テレビ朝日