「それパク」第8話:高梨部長役の常盤貴子と又坂役のともさかりえ!25年ぶりの共演に涙が出そう。
原作は、奥乃桜子の「それってパクリじゃないですか?~新米知的財産部員のお仕事~」(集英社オレンジ文庫)。
本記事では、第8話をCINEMAS+のドラマライターが紐解いていく。
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「それってパクリじゃないですか?」第8話レビュー
今宮食品との争いが決着し、月夜野ドリンクの新商品、カメレオンティーの発売に向けて社員が一致団結していたところ、またもや問題が勃発。今宮食品から特許を買い取った「総合発明企画」という会社が、月夜野ドリンンクを訴えてきた。
この会社の代表、芹沢(鶴見辰吾)は、「穏便な問題解決を望むならば和解金として1億円を要求する」と言ってきた。
鶴見は、長きにわたり多くのドラマで活躍されている大ベテラン。
ついこの間まで朝ドラの「舞いあがれ!」(NHK総合)では、主役の舞(福原遥)を優しく支える大手企業の部長役を演じていた。
どうしても「いい人」のイメージが強いため、今回の悪役はそこまで悪い人には見えない。
会社が訴えられたことで、亜季(芳根京子)ら社員は気が気でない。
今回の問題はただ、芹沢の会社が月夜野ドリンクを訴えただけはなく、高梨部長(常盤貴子)の過去も絡んでいるからややこしい。
高梨はかつて、芹沢と共に特許を食い物にする“パテントトロール”として悪名高い「太陽新社」に所属していた。
その太陽新社に又坂(ともさかりえ)の大学の先輩で研究者の中野(板尾創路)は、研究成果を奪い取られている。
そのために又坂は高梨に対してもずっと嫌悪感を抱いていたのだった。
会社の存続をかけて亜季と北脇、又坂らが一丸となって走り回る……。
しかし、実は高梨もまた芹沢の被害者だった――。
研究者として太陽新社に引き抜かれたものの、詐欺まがいの行為を働く会社だとわかった高梨は、太陽新社を内部告発しようとしていた。
高梨は中野の発明を奪ったわけではなく、守ろうとしていたのだ。
「何も知らなかったじゃ済まされない。私にとっては何も知らなかったことが罪なるのよ」
と、過去を振り返る高梨。
なるほどそういう過去があったから、研究者の権利を守るために月夜野ドリンクに知財部を作ったのか。
そんなこととは知らず、高梨を敵対視していた又坂だったが、中野のお陰で嫌疑が晴れる。
無事に月夜野ドリンクの訴えも取り下げられ、一件落着。
高梨と又坂がほほ笑み合っている姿にほっとした。
今回、亜季と北脇の見せ場はあまりなく残念だったが常盤貴子と、ともさかりえのドラマ「タブロイド」(フジテレビ系)コンビが輝いていた。
ともさかは今回の常盤との共演を自身のブログで
『久々に常盤さんとご一緒しているのだが、その瞳を見つめると涙が出そうになるのは何故だろう』と、思いを綴っている。
昔からお2人のことを観続けて筆者もこの言葉に感動。
次週からはいよいよカメレオンティーの発売に向けて動く月夜野ドリンク。
しかし予告を見ると北脇が泣いている?
え?どういうこと?
いよいよ最終章に突入。
最終回はどうなる?
(文:駒子)
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