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2023年09月16日

『コカイン・ベア』エリザベス・バンクス監督の強い想い!“クマがヒーローになることが重要だった”その理由とは!?

『コカイン・ベア』エリザベス・バンクス監督の強い想い!“クマがヒーローになることが重要だった”その理由とは!?


クマがコカインを食べてしまい森で大暴れする全米でバズりまくったワイルド・パニック・アドベンチャー『コカイン・ベア』より、エリザベス・バンクス監督のコメントが到着した。

1985年、アメリカ。墜落した麻薬輸送機から落下したコカインをクマが食べてしまうという事件が発生―。そんなウソのようなホントの話に着想を得た、前代未聞の問題作が誕生。突如としてスクリーンに“出没”した<コカイン・ベア>=コカインを食べて狂暴化したクマは、“コーキー”という愛称でソーシャルメディアを中心に話題沸騰。予告編の総再生数は6600万回超え、今年2月の全米公開では初登場第2位を記録し、ついにはアカデミー賞授賞式にも登場し全米のハートを鷲掴みにした。 

本作のプロデュースを務めたのは、第91回アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞した前作に続き、大ヒットを記録している『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』をはじめ数々のヒット作を手がけてきたフィル・ロード&クリストファー・ミラーの名コンビ。『猿の惑星: 新世紀』のケリー・ラッセル、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のオシェア・ジャクソン・Jr、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のオールデン・エアエンライク、2022年に惜しくも亡くなった『グッドフェローズ』のレイ・リオッタら実力派俳優たちが、コカイン・ベアに翻弄される人々を軽快に演じる。



本作のプロデューサーを務めるフィル・ロード&クリストファー・ミラーの天才クリエイターコンビが監督として白羽の矢を立てたのが、『スパイダーマン』シリーズ(02~07)、『ハンガー・ゲーム』シリーズ(12~15)など俳優として活躍する傍ら、『ピッチ・パーフェクト2』(15)で長編初監督(兼製作・出演)。『チャーリーズ・エンジェル』(19)でも製作・監督・脚本・出演を兼任。本作が長編第3作となるエリザベス・バンクスだ。

映画製作者しての自らを「紙一重のところを歩く」ことが得意と分析する彼女は、「基本的にはコメディを作っているけど、その要素を他のジャンルの映画の中にも入れ込んでいる。私が最初に手がけた『ピッチ・パーフェクト2』はミュージカルの中にコメディの要素が入ってた。『チャーリーズ・エンジェル』はアクション映画の中にコメディが入ってる。私にとって、コーエン兄弟と『死霊のはらわた』(81)の出会いのように、何か特別でユニークなことができるように思えた」と喜んで監督とプロデュースを引き受けた。

そして「観客の一員しても、映画を作ることを熱望していた人間としても、私はずっとスリラーとコメディが一緒になったものが大好きだった」と満を持して今作の製作に取り組んだ。スリラーとコメディは表裏一体だと話すバンクス監督は「観客を実際にジェットコースターに乗せたみたいに、笑わせたり、叫ばしたり、跳び上がらせたりできたら最高ね。それがこの映画を作る上での目標だった」と話し、「これは本当のコメディで大笑いする瞬間と、迫真のサスペンスと、たくさんのスリリングな瞬間を重ね合わせるチャンスだし、このクマが多種多様なすばらしいアイデアで人間に襲いかかるのを楽しめると思った」と続ける。

クリストファー・ミラーも「この映画の凄いところは、クマが人々を襲う場面がたくさんあるのに、とても優しい心が感じられる点だ」と語っている。

主役のコカイン・ベアについて、バンクス監督はリアルを追求し、一流の特殊効果の会社と動物演技の名手によって、自然ドキュメンタリーに出てくる本物のクマに近付けたビジュアルや動きを実現させた。そんな監督が“リアル”よりも心がけたのは「私たちの映画のクマがヒーローになることが本当に重要だった」という。

「元となった事件では、クマは人々がしたことの犠牲になった。この事件は本当に悲劇的で、それを尊重したかった。1980年代の麻薬戦争とそれ以降の地球への破壊的な扱いには、巻き添えの被害が非常に多かったのに、私たちはそれをいまだに修正していない。動物が暴れるのを責めることはできない。人間がこれだけ地球を怒らせているのに、自然が反撃してくるのを非難することはできない。それは傲慢。今や、自然が私たちの腹を食いちぎりに来ているの」と熱く語っている。

映画界に彗星のごとく現れ全米のハートを鷲掴みにした『コカイン・ベア』。日本でも公開決定を発表するや否やTwitterでトレンド入りを果たすなど、公開を待ちわびている映画ファンも多い。

70~80年代の映画で育った監督は、愛と尊敬を込めて多くのオマージュシーンを散りばめている。また大量の小ネタも仕込まれているので、それらを見つけるのも本作の楽しみ方の1つだろう。

ストーリー

1985年、米ジョージア州の田舎町で暮らす少女・ディーディーは母親に内緒で友達のヘンリーと“秘密の滝”を目指し探検に出かける。意気揚々と森の中を散策する二人だったが、突然、背後から不気味な唸り声が聞こえてくる…。恐る恐る振り返ると、そこには巨大なクマの姿が!まさかの出会いに立ち尽くす二人だが、クマの様子がどこかおかしい。なんと、そのクマは森の中で行方不明になったコカインを食べて狂暴化した<コカイン・ベア>だったのだ!コカイン・ベアから必死に逃げる子供たち。そこに娘たちを探す母親、森林公園のレンジャー、コカイン回収を目論むギャングと彼らを追う警察までもが森に集まり、一大騒動が幕を開ける!果たして彼らは“最狂のクマ”から逃れ、森を脱出することができるのか―!?

作品情報

監督:エリザベス・バンクス 
脚本:ジミー・ウォーデン
製作:フィル・ロード、クリストファー・ミラー、エリザベス・バンクス、マックス・ハンデルマン、ブライアン・ダッフィールド、アディチャ・スード
出演:ケリー・ラッセル、オシェア・ジャクソン・Jr、オールデン・エアエンライク、イザイア・ウィットロック・Jr、クリストファー・ヒヴュ、マーゴ・マーティンデイル、レイ・リオッタ
2022年/アメリカ/カラー/スコープサイズ/英語/原題:COCAINE BEAR/95分/R15+/字幕翻訳:種市譲二
公式サイト:cocainebear.jp 
公式Twitter:@cocainebear_jp

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