公開情報

ニュース

2023年08月12日

山田洋次×吉永小百合が贈る名作映画4選 〜いまこそ観たい、珠玉の“家族の物語”〜

山田洋次×吉永小百合が贈る名作映画4選 〜いまこそ観たい、珠玉の“家族の物語”〜

©2023「こんにちは、母さん」製作委員会

『男はつらいよ』シリーズをはじめ、『幸福の黄色いハンカチ』、『息子』、『たそがれ清兵衛』、『東京家族』など、さまざまな名作・ヒット作を世に送り出してきた日本を代表する名匠、山田洋次監督。

そして9月1日(金)には吉永小百合を主演に迎え、待望の最新作『こんにちは、母さん』が全国公開となる。山田監督にとって90本目となる記念すべき本作の公開を前に、山田洋次×吉永小百合タッグで贈る、 “家族で一緒に観たい”名作映画4選を紹介する。

『母べえ』2008年


戦時下の東京を舞台に、激動の日々を力強くも気丈に生きようとする“母べえ”の姿が胸を打つ

本作の舞台は、1940年の東京。互いに“父べえ”、“母べえ”、“初べえ”、“照べえ”と呼びあう野上家は、慎ましくも幸せな生活を送っていた。しかし、ある日文学者の父・滋(坂東三津五郎)が治安維持法で検挙されたことを機に、一家の生活は一変。突然夫を奪われたその日から、残された母親の佳代(吉永)と娘たちは、周囲の人々の力を借りながら、波乱の毎日を生き抜いていく。

時代に翻弄されながらも、拘束された夫を信じ一途に愛し続け、娘たちとともに次々と襲う不幸な出来事にも力強く気丈に生きようとする、吉永演じる“母べえ”の姿が胸を打つ感動作だ。終戦記念日も近い今だからこそ観ておきたい、名作の一本。
----------
『母べえ』好評発売中&デジタル配信中
Blu-ray: 3,630円(税込)
DVD: 3,080円(税込) 
発売・販売元:松竹
©2007「母べえ」製作委員会

▶︎『母べえ』を観る

『おとうと』2010年

しっかり者の姉に、どうしようもない弟。二人の再会と別れの物語に、笑いと涙が溢れる感動作

東京のとある商店街で薬局を営み、夫亡き後も一人娘を育てながら真っ当に生きてきた姉・吟子(吉永)。ある日娘の結婚式に吟子の弟・鉄郎(笑福亭鶴瓶)が突然現れ、泥酔し披露宴を台無しにしてしまう。親族に責められる鉄郎を必死にかばう吟子だったが、鉄郎が起こしたとある出来事をきっかけに吟子は鉄郎に絶縁を宣言してしまい…。

冗談ばかりの弟と生真面目な姉の、絶妙に噛み合わない会話劇にはじわじわと笑いが込み上げる一方、切ってもきれない家族の絆に心温まる感動の物語が描かれる。二人の姉弟が織りなす再会と別れの物語を観れば、きっと家族に会いたくなるはず。
----------
『おとうと』好評発売中&デジタル配信中
Blu-ray:3,630円(税込)
DVD:3,080円(税込) 
発売・販売元:松竹
©2010「おとうと」製作委員会

▶︎『おとうと』を観る

『母と暮せば』2015年

亡くなったはずの息子の亡霊と母親が織りなす、日本中が涙した愛に溢れたヒューマンドラマ

長崎で助産師をして暮らす伸子(吉永)の前に現れたのは、3年前の原爆で亡くなったはずの息子・浩二(二宮和也)。その日から浩二は時々伸子の前に姿を現し、二人はたくさんの話をするが、一番の関心は浩二の恋人・町子(黒木華)のことだった。奇妙だが楽しい二人の時間は永遠に続くように思えたが…。

母娘の親子愛に焦点をあてながら、やさしく愛に満ちた人間ドラマを、山田洋次流のファンタジーを交えながら描かれる本作。他作品とも合わせてぜひチェックしてほしい。
----------
『母と暮せば』好評発売中&初デジタル配信中
Blu-ray: 5,170円(税込)
DVD: 4,180円(税込) 
発売・販売元:松竹
©2015「母と暮せば」製作委員会

▶︎『母と暮せば』を観る

『こんにちは、母さん』9月1日(金)公開

恋にボランティアに、今を懸命に生きる母の姿に元気と勇気をもらえる 等身大の親子の物語

そして最後にご紹介するのは、最新作『こんにちは、母さん』。日本映画界を共に牽引してきた吉永小百合を主演に、共演には数々の映画・ドラマに出演し、NHK大河ドラマでの好演が記憶に新しい大泉洋をはじめ、永野芽郁、寺尾聰、宮藤官九郎、田中泯、YOU、枝元萌ら豪華俳優陣が集結。『母べえ』『母と暮せば』に続く『母』3部作として、日本を代表する名女優・吉永小百合の集大成ともいえる、新たな名作が誕生した。

そんな本作で描かれるのは、東京の下町を舞台に今を生きる等身大の親子の物語。大企業の人事部長として神経をすり減らす毎日を送る神崎昭夫(大泉)。妻との離婚問題や娘・舞(永野)との関係にも頭を悩ませる中、久しぶりに母・福江(吉永)が暮らす東京下町の実家を訪ねると、そこには艶やかなファッションに身を包みイキイキと暮らす母の姿が。さらに母の恋愛事情まで耳にし戸惑いを隠せない昭夫だったが、お節介がすぎるほどに温かい下町の住民たちとの交流や、これまでとは違う母との新たな出会いの中で、次第に自らを見つめ直していく。

「今作は“恋をするお母さん”という役どころですから、これまで小百合さんに僕の映画で演じてもらったお母さんとは違うと思います」と語る監督の言葉通り、過去に山田監督作品にはいなかった“新たな母”の姿や、その家族たちの物語が描かれている。いつまでも気高く自分らしく生きる福江の姿や、再出発していく昭夫の姿を見れば、自然と明日への活力が湧いてくるはず!日本最高峰の監督・キャストで贈る「母と息子」の新たな出発の物語を、お見逃しなく。
----------
監督:山田洋次
脚本:山田洋次、朝原雄三
原作:永井愛
出演:吉永小百合、大泉洋、永野芽郁、寺尾聰、宮藤官九郎、田中泯、YOU、枝元萌
加藤ローサ、田口浩正、北山雅康、松野太紀、広岡由里子、シルクロード(フィッシャーズ)、明生(立浪部屋)、名塚佳織、神戸浩
撮影:2022年9月30日~11月17日
上映時間:110分
©2023「こんにちは、母さん」製作委員会

▶︎『こんにちは、母さん』公式サイト

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

RANKING

SPONSORD

PICK UP!