『少年の君』のデレク・ツァンによる単独監督デビュー作『ソウルメイト/七月と安生』。世界各国の映画賞・映画祭を席巻し多くの映画ファンを魅了した話題作を、ミン・ヨングン監督が韓国・済州島を舞台にリメイク。キム・ダミを主演に迎えた映画『ソウルメイト』が、2024年2月23日（金）より全国公開。

本作を筆頭に、2024年は上半期に公開を迎える韓国映画の話題作が大豊作！

今回は注目作をジャンル別に一挙ご紹介したい。

『ソウルメイト』（2月23日公開）

■大好きだった親友は、“秘密”を残して姿を消した――。映画ファンを魅了した⻘春映画を韓国流にリメイク

ミソ（キム・ダミ）とハウン（チョン・ソニ）は、小学生からの大親友。絵を描くのが好きな2人は、性格も価値観も育ってきた環境も違うが、大切な存在だった。しかし、ジヌ（ピョン・ウソク）との出会いが二人の運命を大きく変えていく。想い合いながらもすれ違い、疎遠になっていた16年目のある日、ハウンはミソに“ある秘密”を残して忽然と姿を消してしまう。思いもよらない壮絶な半生が紐解かれるとき、涙なしでは観られない“2人だけの秘密”が明らかになる――。

主人公のミソに扮したのは、韓国映画の未来を担う次世代スター、キム・ダミ。「梨泰院クラス」のチョ・イソ役をはじめ、大型新人として頭角を現した映画『The Witch/魔女』（2018）でも特殊な力を持つ最強の“魔女”に扮するなど特殊な役を演じることが多かった彼女だが、本作では等身大の女性を好演。

物語の舞台を韓国に変え、出会った瞬間に強い繋がりを感じたミソとハウンの半生を描いた物語は世代を超えて多くの共感を呼び、実写映画として韓国興行収入ランキング初登場1位（2023.3.16-3.19 BOX OFFICE MOJO 調べ）を記録。今もなお多くの映画ファンの心に残る名作を韓国流にリメイクした本作は、いつの時代も色褪せることのない至極の感涙ドラマに仕上がっている。

突然の別れや環境の変化、親友の知らない一面...。16年もの間、互いを想い合いながらもすれ違い続けたミソとハウン。ふたりの間で交わされた“約束”、そして“秘密”とは一体?涙なしではみられない、ふたりの物語をスクリーンで目に焼き付けてほしい。

『マイ・ハート・パピー』（1月2日公開）

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■人生崖っぷちのふたりの兄弟が、愛犬“ルーニー”の里親探しに奮闘！？

何もかもがうまくいかない“崖っぷち人生”を送っていたふたりの兄弟が、愛犬の“ルーニー”の里親探
しに奮闘するさまを描いた本作。愛犬“ルーニー”を実の弟のように可愛がっていた真面目なミンス（ユ・ヨンソク）。しかしミンスはある日突然、家庭の事情でルーニーと暮らすことができなくなってしまう。

その一方、事業が失敗しお金に苦しむジングク（チャ・テヒョン）。ジングクは従兄弟・ミンスのSOSに悩んだ末にふたりでルーニーの里親探しを始めるも、旅の先々で行き先のない子犬たちと運命的な出会いを果たし、やがてふたりの人生を大きく揺るがしていく。

とびきりの笑いと涙を交えながら、犬と人間の温かな絆を描いた本作。ふたりの男と8匹の犬が本当に大切なことを教えてくれる、癒し満載の“もふもふ”な世界観にどっぷり浸ってみて。

『コンクリート・ユートピア』（1月5日公開）

■未曾有の大災害...崩壊が人間の本質をあぶり出す“生存者たちの争い”を描く

大災害により廃墟と化したソウルに残された1棟のマンションを舞台に、極限状態に追い込まれた人々の末路が描かれる本作。唯一崩落しなかったマンションには生存者たちで溢れ、無法地帯となったマンションでは毎日事件が尽きなかった。住⺠たちは危機を前に主導者を立て、住⺠のためのルーツを作り“ユートピア”を築き上げることに。住⺠の代表には職業不明の冴えない男・ヨンタク（イ・ビョンホン）が選ばれるが、権力者として君臨すると次第に“狂気”を露わにしていく――。

第48回トロント国際映画祭で「『パラサイト 半地下の家族』に続く傑作」（Screen Daily）と高く評価され、第96回アカデミー賞国際⻑編映画賞の韓国代表作品にも選出された本作。アジアをはじめヨーロッパ、南米と152か国で上映が決定するなど、世界中から熱い注目を集めるエンターテインメント大作が、遂に日本上陸！

極限状態の中に陥った人々の末路、そして想像を絶する物語の結末には目が離せそうもない。

『梟ーフクロウー』（2月9日公開）

■“盲目の男”が目撃した、奇怪な事件。観る者の五感を麻痺させる予測不能な物語

病を患う弟を助けるために誰にも言えない秘密を抱え宮廷で働く盲目の天才鍼医ギョンス（リュ・ジュンヨル）は、奇怪な事件を“目撃”してしまう。ギョンスはこの謎に包まれた死の真相を暴くため奔走するが、やがて恐ろしい真実に辿り着く――。

“盲目の目撃者”が史実に残された最大の謎に迫る、全感覚を麻痺させるほどの予測不能な物語を描いた本作。韓国エンターテインメント界の最高峰を決める「百想芸術大賞」では作品賞・新人監督賞・男性最優秀演技賞の3冠を受賞するなど、国内の映画祭を席巻しているほか、2022年の韓国年間最⻑No.1記録を樹立するなど大いに話題を集め続けている。

息もできないほどの狂気をもたらす118分を、ぜひスクリーンで体感してほしい。

『犯罪都市 NO WAY OUT』（2月23日公開）

■“やりすぎ最強刑事”が再び拳を突き上げる!怒涛のパンチアクションに目が離せない

ベトナムで起きた凶悪犯一⻫検挙から7年後の物語を描いた本作。拳一つで悪党と立ち向かう規格外の“やりすぎ最強刑事”マ・ソクト（マ・ドンソク）がソウル広域捜査隊に異動し、新種薬物事件の背後にいる新たな強敵たちを相手に激しい戦いを繰り広げていく。

人気シリーズ第三弾となる本作には、“最強ヴィラン”の一人として⻘木崇高が極悪非道な“ヤクザの解決屋”リキに扮する。さらに日本人キャストとして、ナ・ホンジン監督の『哭声/コクソン』に出演していた國村隼も出演し、リキらヤクザを率いる一条親分を熱演している。未だかつてない最大のピンチを前に、規格外の最強刑事マ・ソクトはどのように立ち向かうのか！？怒涛のパンチアクションにも注目となりそうだ。


年明けから見逃せない＜韓国映画話題作＞が続々と公開を迎える 2024年上半期。ぜひ見逃さぬよう劇場へ足を運んでほしい。

『ソウルメイト』作品情報

【予告編】


【クレジット】
監督：ミン・ヨングン

出演：キム・ダミ、チョン・ソニ、ピョン・ウソク

配給：クロックワークス

公式サイト：https://klockworx-asia.com/soulmatejp/

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