増當竜也

俳優・映画人コラム

「解釈が難しい」映画なんて、ブルース・リーの名言で全て解決できる!

映画の中には時折「これって一体何を言いたいの?」「さっぱり意味が分からない!」みたいに、難解なストーリー展開に首をかしげてしまうものもあったりします。最近ではクリストファー・ノーラン監督の『テネット』もそういった議論が湧き上がったりしていま...
映画コラム

『空に住む』レビュー:絶好調!多部未華子の最新主演作から巧みに窺える“今”

(C)2020 HIGH BROW CINEMA 『空に住む』レビュー:絶好調!多部未華子の最新主演作から巧みに窺える“今”TVドラマ「これで経費は落ちません!」(19)や「私の家政婦ナギサさん」(20)などの好演で、女優・多部未華子に多く...
映画コラム

『アイヌモシリ』レビュー:民族のアイデンティティと対峙する少年の想いとは?

(C)AINU MOSIR LLC/Booster Project『鬼滅の刃』の一大ブームもそうですが、漫画やアニメーション、即ち文化の力とは恐ろしい(=面白い)もので、野田さとる原作のコミック&アニメ『ゴールデンカムイ』の大ヒットもまた、...
映画コラム

『スパイの妻』と黒沢清監督とホラー&スリラーと『クリーピー』

第77回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞した黒沢清監督作品『スパイの妻』が、10月16日より公開となりました。太平洋戦争が勃発する1年前の1940年、神戸で貿易会社を営む優作(高橋一生)は、聡明で美しい妻・聡子(蒼井優)と仲睦まじく暮らし...
映画コラム

『博士と狂人』レビュー:学者と殺人犯が共闘して作り上げたものとは?

(C)2018 Definition Delaware, LLC. All Rights Reserved. 一見地道に見える作業に対して、コツコツと、真摯に従事し続ける人々がいます。辞書作りもそのひとつに入れられるかもしれません。三浦しを...
映画コラム

『本気のしるし〈劇場版〉』レビュー:どダメ女にはまったクール男の顛末とは?

(C)星里もちる・小学館/メ~テレまずはストレートに、深田晃司監督の最新作『本気のしるし〈劇場版〉』は2020年度の日本映画を代表する屈指の1本であると断言しておきます。もともとは星里もちるの同名コミックを原作に、2019年にめ~てれ(名古...
俳優・映画人コラム

『星の子』公開記念!芦田愛菜、映画における様々な表情

(C)2020「星の子」製作委員会2020年10月9日より公開の大森立嗣監督作品『星の子』は、幼少期に死にかけたのを奇跡的に救ってくれた“妖しい宗教”を両親(原田知世&永瀬正敏)が信じ込んでしまい、そのまま中学3年生になった少女ちひろ(芦田...
映画コラム

『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』レビュー:“家”にこだわる“人”から窺える“今”

(C)2019 A24 DISTRIBUTION LLC.ALL RIGHTS RESERVED. コロナ禍も災いして不況の続く日本ではありますが、まだ大抵の人は大なり小なりの住まいがあるかと思われます。ただ、アパートやマンションとかではな...
映画コラム

『ある画家の数奇な運命』レビュー:邦題に偽りなしの、個人とドイツの激動史!

(C)2018 PERGAMON FILM GMBH & CO. KG / WIEDEMANN & BERG FILM GMBH & CO. KG 今回は秋の到来にふさわしい、芸術性と娯楽性の双方を併せ持つドイツ映画の傑作『ある画家の数奇な...
映画コラム

映画『ハチ公物語』、秋の到来を感動の涙で!

今も渋谷駅での待ち合わせ場所として忠犬ハチ公の銅像は多くの人々に親しまれていますが、実際なぜそういった銅像がそこに建立されているのか? といった理由を知らない若い世代も徐々に増えてきているのではないでしょうか?また、そのエピソードを基に昭和...