杉本穂高

映画ビジネスコラム

【徹底解説】『鬼滅の刃』大ヒットに導いたアニプレックスとは?

2020年、映画業界最大のトピックスは、やはり『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が『千と千尋の神隠し』の持つ歴代興行収入の記録を塗り替えたことでしょう。映画の大ヒットには配給会社の力が必要不可欠です。映画館への「営業」と世間への「宣伝」を担う...
映画ビジネスコラム

福田雄一監督のブランド力は本物か?|100億の男も夢じゃない、コロナ禍で開花したヒットメイカー

2020年、映画業界は新型コロナウイルス感染拡大によって大きな打撃を被りました。そんな映画産業を興行成績という面で救った最大の存在は、言うまでもなく『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』でしょう。まもなく『千と千尋の神隠し』の記録を抜いて歴代興行...
映画ビジネスコラム

「鬼滅」と「千と千尋」、2つの時代の「メディアと映画館の変化」を探る

(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable破格の勢いで歴代興行収入ランキングを駆け上がる『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』。トップの『千と千尋の神隠し』を射程圏内に捉え、新型コロナ感染拡大もあり余談を許さない状況ですが、記録更...
インタビュー

「人が再生していく物語が好き」|『きみと、波にのれたら』脚本家吉田玲子インタビュー

(C)2019「きみと、波にのれたら」製作委員会『夜明け告げるルーのうた』や『夜は短し歩けよ乙女』の湯浅政明監督の最新作、『きみと、波にのれたら』が6月21日より公開となります。脚本を担当したのは、『夜明け告げるルーのうた』から続き、二度目...
映画コラム

『プロメア』の見事な配役から考える、理想的な声キャストのあり方とは?

(C)TRIGGER・中島かずき/XFLAG『キルラキル』で知られるアニメ制作スタジオ、TRIGGERのオリジナル映画『プロメア』がめっぽう面白いです。「劇団☆新感線」の座付き作家、中島かずきさんらしいスケールの大きな物語に、今石洋之監督の...
映画ビジネスコラム

【意外と知らない】映画館の鑑賞料金をいつでも安くする方法

TOHOシネマズが6月1日より100円値上げになります。(その後松竹系も値上げ追随を発表しました)ただでさえ高いという印象を持たれることの多い映画館のチケット代ですが、100円の値上げはさらにそのイメージを強くしそうです。しかし、日本の映画...
映画ビジネスコラム

TOHOシネマズのチケット料金値上げに、映画ファンができることはあるのか

※本記事は2019年当時の情報をもとに執筆しています。先月、日本のシネコンチェーン最大手のTOHOシネマズが鑑賞料金の値上げを発表しました。一般の基本鑑賞料金が1800円から1900円になるとのことで、消費税の増税も控える中での値上げ発表に...
INTERVIEW

『スパイダーマン:スパイダーバース』技術の秘密をプロデューサーに訊いてみた

先日、アカデミー賞長編アニメーション賞を見事に受賞した『スパイダーマン:スパイダーバース』が2019年3月8日から公開されます。コミックブックをそのまま動かしたかのような斬新なビジュアルが新鮮で、フォトリアルな3DCGアニメーションが席巻す...
映画ビジネスコラム

SNSは映画興行を左右するか。2018年に得た結論は「YES」

日本映画製作者連盟(映連)から、毎年恒例の日本映画産業統計が発表されました。この統計を見ると2018年は、近年議論され続けてきた、SNSと映画興行の関係で一つの傾向が示された年だったのではないかと思います。2018年の興行トピック2018年...