杉本穂高

アニメ

Netflixの大人向けアニメ『天空侵犯』が昔のOVAのような雰囲気の作品だった

日本アニメのグローバル展開に力を入れるNetflix。2021年は数多くのオリジナルアニメの配信を予定していますが、2月に配信開始された『天空侵犯』はどこか懐かしさを覚える作品です。本作は、 DeNAのマンガアプリ『マンガボックス』にて20...
アニメ

『パシフィック・リム 暗黒の大陸』はアニメのグローバル化を象徴する作品だ!

日本のオタクカルチャーをこよなく愛するギレルモ・デル・トロ監督の『パシフィック・リム』がアニメ化され、Netflixオリジナルアニメシリーズとして配信開始されました。日本アニメのイマジネーションをハリウッドの大作映画として実現した本企画を、...
映画コラム

『AGANAI 地下鉄サリン事件と私』|地下鉄サリン事件を生き延びた監督と現役信者の魂の対話

20世紀末の日本を震撼させたテロ事件、地下鉄サリン事件。平和と思われていた日本の首都、東京の政府中枢につながる地下鉄で無差別なテロ事件が起きた前代未聞の事件で、日本社会のみならず世界を騒然とさせました。2021年3月20日から公開されるドキ...
映画ビジネスコラム

銀座でカーチェイスも?東京であらゆる映画が撮れる時代がやってくる

東京は映画ロケのしにくい街だとよく言われます。繁華街で撮影許可が降りることは稀ですし、撮影のために車や人の流れを止めることもなかなかできません。そんな中、スクランブル交差点を再現した「足利スクランブルシティスタジオ」が開設され、『サイレント...
映画コラム

「シン・エヴァ」をより深く楽しむためにおすすめの一冊。虚構を信じる力が人類を発展させた

2021年3月8日(月)、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が公開されました。様々な意見が出てくるでしょうが、ここではちょっと角度を変えて、『シン・エヴァ』をより深く楽しむためのおすすめの一冊を紹介します。と言っても、この本は『エヴァ』シリー...
映画ビジネスコラム

2021「ゴールデングローブ賞」で浮き彫りとなった問題点|賞とは何か…?

日本時間3月1日、第78回ゴールデン・グローブ賞の授賞式が開催されました。例年ならば1月に開催される同授賞式ですが、今年は新型コロナウイルスの感染が収まらない状況なので、一ヶ月遅れの開催となっています。授賞式そのものもノミネートされた方々の...
映画コラム

「100日後に死ぬワニ」が「カメ止め」上田監督でアニメ映画化!制作を担当する新アニメスタジオTIAとは?

2020年、インターネット上で展開され社会現象を巻き起こした、きくちゆうきの四コマ漫画『100日後に死ぬワニ』を原作としたアニメーション映画『100日間生きたワニ』が5月28日に公開されることが発表されました。監督は、『カメラを止めるな!』...
アニメ

『PUI PUI モルカー』の原点、『マイリトルゴート』は人間の愚かさを超えた残忍さを暴く

SNSを中心に話題沸騰の『PUI PUIモルカー』。モルモットを自動車化した可愛いデザインと愚かな人間の対比が鮮烈で、かわいさとブラックユーモアが魅力な、ストップモーションアニメーションです。その里見朝希監督の原点とも言える『マイリトルゴー...
映画ビジネスコラム

2020年 映画産業分析:コロナに耐えた東宝&配信を巡る「2つ」の現象

先日、2020年の日本映画産業統計が日本映画製作者連盟(映連)から発表されました。ご存じの通り、昨年は新型コロナウイルスの世界的流行の影響で、映画産業にとって大変苦しい一年となりましたが、改めて数字をもとに振り返り、今後の展望を思い描いてみ...
映画コラム

『ヤクザと家族』レビュー:健康で文化的な最低限度の生活を奪われたヤクザを描く

かつてヤクザ映画には義理人情とロマンがありました。しかし、藤井道人監督の『ヤクザと家族』は、現代ではそんな夢を見ることは許されなくなってしまったことを描いています。反社会勢力であるヤクザという組織は、かつての日本社会に必要悪としてなくてはな...