映画コラム

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『レンブラントは誰の手に』レビュー:芸術を巡る人間の欲望とケタ外れの金銭感覚を笑え!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORTネーデルランド連邦共和国(現オランダ)の出身で、バロック絵画を代表する画家のひとりレンブラント・ファン・レイン(1606~1669年)。俗に「光と影の画家」とも「光の魔術師」とも謳われ...
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『夏時間』レビュー:ノスタルジックな空間になじめない少女の繊細な“夏の時間”

田舎に住む祖父ヨンムク(キム・サンドン)の大きな家で夏を過ごすことになった10代の少女オクジュ(チェ・ジョンウン)と弟(パク・スンジュン)、そして父ビョンギ(ヤン・フンジュ)。まもなくしてそこに父の妹ミジョン(パク・ヒョニン)も加わり、三世...
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あの日映画館で見た老人の名前を僕達はまだ知らない。

映画館には色んな人が居る。例えば200人規模の箱であれば、学校でいうと5〜7クラスくらいだろうか。つまり1学年である。当然、優等生もいればちょっとマナーが悪い奴も居るし、それだけいりゃあ変な人も居るわなと考えていて、ふと思い出した。日比谷シ...
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【4DXのすすめ】『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別篇』が想像の50倍以上良くて泣いた

いや、4DXナメてた。想像の50倍は良かったしなんならめちゃくちゃ泣いた。個人的な話ですが、新機動戦記ガンダムWは人生で一番好きなアニメです。どのくらい好きかというと、25年以上好きで愛するあまり卒論のテーマをガンダムにしたくらい。もちろん...
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『ナタ転生』レビュー:中国3DCGアニメの飛躍を示唆する伝奇バトル・ファンタジー!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT日本では2019年の初秋に限定上映された「白蛇:縁起」(19/今夏、日本語吹替版が劇場公開予定)の中国スタジオ追光動画が4年の歳月を費やして制作した振る3DCGアニメーション伝奇バトル...
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ディカプリオがレオ様と呼ばれていた頃を『ロミオ+ジュリエット』から振り返る

今ではすっかり貫禄ある大物俳優になったレオナルド・ディカプリオ。『ロミオ+ジュリエット』は、少女漫画や乙女ゲーのイケメンみたいだった頃の映画です。当時は「レオ様」などと呼ばれキャーキャー言われて、アイドル的な若手俳優だったディカプリオ。当時...
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テニスは映画も意外と熱い!オススメテニス映画5選!

2021年のスポーツが少しずつ動き出してきました、プロ野球がキャプインしたり、欧州サッカーリーグが動き始めたりしています。そんな中で、テニスもまた動き始めました。まずは、四大大会の全豪オープンテニスです。昨年ほどではないにしてもやはり新型コ...
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【お悩み相談】4DXって酔いませんか?

【お悩み相談】4DXって酔いませんか?お悩み相談ありがとうございます。なぜ、4DXを一度も体験したことのない私に回答がまわって来たのかは皆目検討はつきませんが、わかる範囲でお答えしようと思います。まず、4DXがどの程度揺れるかについてですが...
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『ガンズ・アキンボ』レビュー:“ハリー・ポッター”がデスゲームに強制参加!?

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」最初に申しておきますと、これは2021年早々にして、映画ファン発狂&歓喜&喝采もののカルトティックな一大快作です!題材はネット配信されて大人気の“殺し合いゲーム”という実に物騒なもの。しかも、そ...
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腸が弱めの人のための映画鑑賞ガイド

日々腹具合が悪い人にとって、映画館で映画を鑑賞するのは、まさに「己との戦い」と言っていいだろう。かくいう私も幼少時より腸が悪く、尻より出現した「それ」が固形であったならば不安になってしまうほどで、もうオブラートに包むのも面倒なので率直に書く...