テニスは映画も意外と熱い!オススメテニス映画5選!
2021年のスポーツが少しずつ動き出してきました、プロ野球がキャプインしたり、欧州サッカーリーグが動き始めたりしています。
そんな中で、テニスもまた動き始めました。まずは、四大大会の全豪オープンテニスです。昨年ほどではないにしてもやはり新型コロナウィルスの感染の影響を受けて、開催都市メルボルンがロックダウンされて、一部無観客試合になったりしましたが、そんな中で日本人テニスプレイヤー大坂なおみが見事優勝。
全豪オープンテニス優勝は2年ぶり2度目の優勝で、これでグランドスラム(=四大大会)4勝目。世界ランキング1位への返り咲きも見えてきました。
そこで、このタイミングで、テニス映画のお薦めまとめます。ストレートにテニスを扱ったものから、見事なキーアイテムになっているものまで幅広くお薦めしてみます。
まずは、正統派2作品
『ボルグ/マッケンロー氷の男と炎の男』
往年の名選手で伝説的な試合を多く残したビヨン・ボルグとジョン・マッケンローのとくに有名な1980年の全英オープンテニス(=いわゆるウィンブルドン)の決勝をクライマックスにした映画です。ビヨン・ボルグはとにかくクールで冷静な男として、一方のジョン・マッケンローは自分で暴れてラケットを壊すなど悪童として知られていました。この性格からプレイスタイルまで全く違う二人のライバルが互いへの尊敬と友情にも似た感情を持っていたこと映画は描いています。二人を演じたスヴェリル・グドナーソンとシャイア・ラブーフのそっくりさんぶりも見どころです。
『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』
1973年の女子テニスのトッププレイヤーだったビリー・ジーン・キングが往年の男子テニスプレイヤーボビー・リッグスと男女対抗試合を行った史実の映画化。信じがたいことですが、この頃の女子テニスはあくまでも男子テニスのエキシビションでしかありませんでした。ビリー・ジーン・キングはプレイヤーとして数々の栄冠をつかむとともに女子テニス協会の設立に奔走。女子“プロ”テニスを生み出しました。彼女がいなくては大坂なおみの活躍もなかったかもしれません。映画ではエマ・ストーンがビリー・ジーン・キングを演じています。
フィクションから
『ウィンブルドン』
MCU=アベンジャーズシリーズで人口生命体ヴィジョンを演じていることでお馴染みのポール・ベタニーが引退を決意したキャリア下降気味のプレイヤーのピーターを演じます。最後のウィンブルドンと決めた大会で、ピーターは優勝候補のリジ―・ブラッドペリーと恋に落ちます。リジ―を演じるのは『スパイダーマン』シリーズのMJことキルスティンダンスト。アメコミ出演者共演映画でもあります。
『テニスの王子様』
日本からはこの人気コミック“テニプリ”の実写映画をご紹介。どちらかというと2.5次元ミュージカル“テニミュ”の方が有名なテニプリの実像化ですが、2006年に本郷奏多、城田優などの出演で映画化されました。脇のキャストは当時の“テニミュ”から続投していたりと話題になりました。映画ならでは特殊効果をバリバリに使った必殺技には驚かされます。のちに中国で実写ドラマ化され、こちらも高視聴率を獲得しています。
テニスがこんな使われ方を!?
『マッチポイント』
ウディ・アレンのサスペンス映画ですが、テニスが非常に象徴的な使われ方をしています。
そこそこの成功を収めたテニスプレイヤーのクリスは上流階級向けのレッスンプロに転身、そこからとんとん拍子で裕福な家族の一員となりますが、そこで危険な女(=スカーレット・ヨハンソン)と出逢ってしまい…。
ネットの淵にあたってどっちの陣地に転がるかわからないテニスボールの行方がクリスと重なって見えます。
ちなみに会話の中である「ティム・ヘンマン(=当時の英国トップテニスプレイヤー)とアンドレ・アガシが戦ったらどっちが強いか?」という当時を知るテニスファンの心くすぐるセリフがあります。
テニスはその競技人口に比べるとあまり映画の題材として取り上げられることは少ないのですが、映画化されるとなかなか見応えがある映画が揃っています。
(文:村松健太郎)
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。