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ニューシネマ・アナリティクス

<新作レビュー>『偶然と想像』偶然から紡がれる3本の想像力あふれるドラマ

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT2021年『ドライブ・マイ・カー』が第74回カンヌ国際映画祭脚本賞を、ニューヨーク映画批評家協会作品賞を受賞(日本映画としては史上初!)という栄誉に輝いた濱口竜介監督。そして本作もまた...
ニューシネマ・アナリティクス

<リバイバル>『夜空に星のあるように』、名匠ケン・ローチ監督の原点が大いに見受けられるデビュー作

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORTケン・ローチ監督はイギリス映画界を代表する名匠で、映画賞受賞歴はもうそれだけでこの欄が埋まってしまうほど!特に労働者階級や移民、貧困などの社会問題を題材にした作品には意欲的に取り組み続...
ニューシネマ・アナリティクス

<新作レビュー>『偽りのないhappy end』、失踪した妹を追う姉たちの心の彷徨

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT2021年12月25日には新作『エッシャー通りの赤いポスト』が公開される鬼才・園子温監督に長年監督補として師事し続けてきた、松尾大輔の長編初監督作品。偶然ながら師弟の映画が同時期に劇場...
ニューシネマ・アナリティクス

<新作レビュー>『ベルーシ』もし彼が生き続けていたら、世界のお笑いはどう変わっていただろう?

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」ジョン・ベルーシがこの世を去ってまもなく40年を迎えようとしています。1970年代から80年代初頭にかけて大暴れした、まさに風雲児ともいえる型破りのコメディアン&俳優として世界的人気を博した彼が...
金曜映画ナビ

小栗旬、まるで間逆な「日本沈没」と『人間失格』の役柄

「日本沈没ー希望のひとー」より (C)TBSドラマ「日本沈没―希望のひと―」がいよいよ佳境を迎えています。小松左京のベストセラー原作から“日本沈没”といった基本設定以外はほぼほぼオリジナルな展開で、混迷する令和の今ならではの時代を巧みに描き...
ニューシネマ・アナリティクス

<新作レビュー>『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』音楽ミステリを通して浮かび上がる戦争の蛮行と神への信仰

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORTナチスのホロコーストを背景にした戦争の蛮行を描いた作品は昔も今も後を絶ちませんが、本作もその中の1本。ただし、ここでは単なるナチ批判の域に留まらず、神と信仰の領域にまでぐっと踏み込むと...
ニューシネマ・アナリティクス

<新作レビュー>『さよなら、ティラノ』坂本龍一の音楽が子どもたちに生命の尊さを伝える

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT『おまえうまそうだな』(10)『あなたをずっとあいしてる』(15)に続く、宮西達也の大ヒット絵本(「ずっとずっといっしょだよ」ほか)原作の長編アニメーション映画です。弱肉強食や食物連鎖...
ニューシネマ・アナリティクス

<新作レビュー>『軍艦少年』老いも若きも軍艦島を象徴として絶望から希望へ導かれていく青春群像劇

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT柳内大樹の同名漫画を原作とするこの作品、いわゆるヤンキーものの域に留まることなく、父と子の確執や母親への慕情、そしてヤンチャしがちな若者たちならではの連帯や友情といった要素を丁寧に描い...
ニューシネマ・アナリティクス

<新作レビュー>『ラストナイト・イン・ソーホー』今年公開のトリ&正月映画イチオシの幻想ホラー!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT最初に、今年の正月映画でもっとも映画ファン的興味を以って見ておくべき作品はこれ!と、個人的に強くプッシュしておきます。『ベイビー・ドライバー』(17)などイケてる映画の達人エドガー・ラ...
ニューシネマ・アナリティクス

<午前十時の映画祭>『モスラ』4Kデジタル・リマスター版に入っている〈序曲〉とは?

配給:東宝■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」邦洋問わず珠玉の名作映画を毎年上映しては新旧の映画ファンを楽しませ続けて久しい〈午前十時の映画祭〉は2020年3月に一度終了したものの、閉幕を惜しむ多くの声に応えて2021年4月より再...