『映画版 ふたりエッチ』青山ひかるインタビュー~自分なりの優良さんを

処女と童貞のままお見合い結婚した優良と真の新婚カップルを主人公に、夜の営みの大切さを明るく楽しく示唆しながら、巷にあふれかえる性の悩みに答え続け、老若男女を問わず性のバイブルとして長年人気を博し続ける克・亜樹のコミック『ふたりエッチ』。

これまでにも幾度か映像化されてきた本作、このたび装いも新たに『映画版ふたりエッチ~ラブ・アゲイン~』(4月12日公開)『同~ダブル・ラブ~』(5月10日公開)として連続映画化されました。

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今回、ヒロインの優良さんに扮するのはアイドルとしてグラビアや舞台、歌にと活躍中の青山ひかるさん。ゲームやマンガ、アニメなどのインドア系好きで知られる彼女、当然ながら優良さんの役がオファーされたときは大変な驚きようだったようです…!

《キネマニア共和国~レインボー通りの映画街379》

原作漫画は小学4年から
こっそり読んでました

(C)2019克・亜樹/白泉社・AMGエンタテインメント

──今回のお話をいただいたとき、かなり驚かれたそうですね。

青山 メチャメチャびっくりしました! みんなのヒロインでもある優良さんですし、私は優良さんとはかなりかけ離れた性格で、彼女のようにおしとやかでほんわかしたマドンナ的雰囲気って一切ないですし、吊り目ですし、今から垂れ目にすることもできないしって(笑)。なので、とりあえず自分の中での可愛さスキルを爆上げして臨もうと思いました。

──映画の中では結婚3年目でまだまだ初々しい時期のお話ですし、映画ならではのかわいい優良さんになっていたと思いますよ。

青山 そう思っていただけたのなら、すごく嬉しいです!

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──見てますと、青山さんが優良さんのことを本当に好きで演じてるなっていうのが、画面から伝わってきますね。

青山 本当ですか! そうなんです。原作は小学校4年生のときから、ひそかにこっそり読んでいたんですけど……(笑)。

──小学校のときから読んでたんですか!?

青山 はい、私の中での初代エロ本でした(笑)。少年系の漫画のHとは違う青年系のHに背伸びして接するような、ただただ「へ~」みたいな感じで当時は読んでましたね。アニメも作られてましたよね(2002年よりOVAが第1~3期とリリース)。それも親にこっそり隠れて見てました(笑)。

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でも普通にオタクの人なら、『ふたりエッチ』って絶対に男女問わず通過儀礼の作品だと思うんですよ。私も漫画やゲーム、アニメなど全般的なオタクでしたし、その中でも『ふたりエッチ』は読みやすかったというか、性教育的の教科書みたいなところもありましたし(笑)、それとやはり優良さんが可愛くて魅力的なんですよね。でも私はどちらかというと優良さんの妹の梨香タイプかなと思ってましたし、先ほども言ったようにお話をいただいたときは感動というよりもただただ驚きでした。

──映画はこれが初めてですか。

青山 それまでにも小さい役でちょこちょこというのはありましたけど、ここまでメインとして大きな役で出させていただいたのは初めてです。「映画の撮影は待ち時間が長いよ」ってよく聞きますけど、この映画の場合、優良さんはほとんどでずっぱりなので、逆にバタバタしちゃうくらいでした。

──2本同時に撮影されたのですか。

青山 はい。2本の作品をごっちゃに撮ってましたので、正直切り替えとかも大変でしたけど、私は撮影の間中ずっと優良さんに成りきっていればいいんだと思いながら頑張りました。ただ撮影の途中でライブがあって一瞬現場から抜けたんですけど、ライブをしている自分は青山ひかるなのか優良さんなのかわからなくなったりもしてました(笑)。

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──結構、役に入り込むタイプなのですね。

青山 そうですね。実はこの映画の直後に舞台でお母さん役をやらせていただくことになっていたのですが、舞台初日から数日は頭がゴチャゴチャしていて記憶が曖昧なんです(笑)。

──でも入り込む作業そのものはお好きなのでは?

青山 そうですね。ただ今回はオファーされてからクランクインまで時間が短かったので、たとえば声は1トーン上げるとか、とにかく自分なりに優良さんのかわいらしさやおしとやかさを出していこうと。でもそれも事前に原作を読んでいたからできたことですね。アニメも久々に見直しましたし、かつて森下悠里さんが優良さんを演じられた『映画版 ふたりエッチ』(11)も見ました。森下さんの優良さんってすごくエロいんですよ(笑)! もうすごいなあと思って、でもあの雰囲気は私には絶対出せないし、今回はもっとピュアに撮りたいという意向もお聞きしていたので、ならば私はもっと違った優良さんにしていこうというプランも、一瞬にして作り上げていくことができました。

青山ファンはより楽しめる
第2作『ダブル・ラブ』

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──1作目は優良さんが浮気してるんじゃないかと夫の真(佐々木道成)がハラハラするお話で、これから公開される2作目は逆にモテ期が訪れた真に優良さんがヤキモキするお話。青山さんのファンにとっては2作目のほうがお楽しみは多いかなと。

青山 そうかもしれません。私のワタワタ感とか悶々感が見られますし、その中でいかに真さんを引き付けようかということで、コスプレ・シーンもふんだんに出てきます(笑)。

──最後のほうなんて、なかなかないシチュエーション過ぎて、「それでいいのか!」って思わせるほどでしたけど(笑)。

青山 確かに(笑)。でも、あれはあれでコメディとして楽しく捉えていただけたら(笑)。

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──近藤俊明監督とのコミュニケーションなどはいかがでしたか。

青山 すごく優しい監督さんで、基本は「自分たちのやりたいようにやっていいよ」と。セリフもこちらでちょっと付け足しても「その感情ではその言葉が出るよね」とOKをいただいたりしました。あとラブシーンは動きがよくわからないので監督をはじめスタッフのみなさんからたくさんアドバイスをいただいて、たくさん動きながら作り上げていった感じです。あと、2作目は真さんを学生時代からずっと恋い慕っている、菊池みゆきちゃんという私も大好きなキャラクターが登場するのですが、演じている澤井まどかちゃんがまたすごく切なくてよい演技をされているので、思わず現場で「ああ、負けたわ……」とこぼしたら「負けちゃいけないだろ!」と監督に怒られました(笑)。

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──この作品で映像の演技が面白くなってきた。そんな感触はありますか。

青山 すごくありますし、今回やらせていただいて本当に良かったと思っています。次はがっつり悪い役をやってみたいですね。ヤンキーみたいな(笑)、もしくは時間をかけて役を作りこみながら、映像の画角の枠内で思いっきり動き回ってみたいです。もっともっと映像のスキルを自分なりに高めていきたいです。

(撮影:冨永智子、取材・文:増當竜也)

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    ライタープロフィール

    増當竜也

    増當竜也

    増當竜也 Tatsuya Masutou 鹿児島県出身。映画文筆。 朝日ソノラマ『宇宙船』『獅子王』、キネマ旬報社『キネマ旬報』編集部を経て、フリーの映画文筆業に就く。 取材書に『十五人の黒澤明』(ぴあ刊)、『特撮映画美術監督・井上泰幸』(キネマ旬報社刊)など。 編集書に『40/300 その画、音、人』(佐藤勝・著)『神(ゴジラ)を放った男/映画製作者・田中友幸』(田中文雄・著)『日記』(中井貴一・著)『日記2』(中井貴一・著)『キネ旬ムック/竹中直人の小宇宙』『同/忠臣蔵映画の世界』『同/戦争映画大作戦』(以上、キネマ旬報社刊) その他、パンフレットやBD&DVDライナーノートへの寄稿、取材など多数。 ノヴェライズ執筆に『狐怪談』『君に捧げる初恋』『4400』サードシーズン(以上、竹書房刊) 現在『キネマ旬報』誌に国産アニメーション映画レビュー・コーナー『戯画日誌』を連載中。近著に『映画よ憤怒の河を渉れ 映画監督佐藤純彌』(DU BOOKS刊)がある。

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