春の夜長にゾ~っと体験…様々な“恐怖”が楽しめるホラー映画3選

4月はお花見や新生活などイベントが盛りだくさん。寒かった冬を超えて迎えた春は、どこか気持ちがウキウキしますね。

そんな季節にあえて“ホラー”を楽しんじゃおうと、背筋がゾ~っとする映画をピックアップ!

「人と違う春を過ごしたい」「定番の花見もいいけど、今年の春は家でのんびり映画を観たい」そんな人にお勧めなのが、『恐怖ノ○○』特集です。

『恐怖ノ黒電話』、『恐怖ノ黒洋館』、『恐怖ノ黒鉄扉』の3作品で、すべてが恐ろしい映画なんです。

タイムパラドックスで恐怖が迫る!『恐怖ノ黒電話』

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映画のタイトルにもあるように、「黒電話」がキーアイテムのホラームービー。
ある女性からの電話が日常を変え、身の毛もよだつ恐怖をもたらします。

DV夫から逃げたメアリーが味わった過去からの怨念

夫の度重なる暴力から逃げ、古いアパートで暮らし始めたメアリー。
ようやく夫から解放されたメアリーですが、アパートに設置されていた黒電話で更なる地獄を味わいます。

ある日、黒電話が鳴り、ローズという女性から「わたしの彼氏がそこにいるでしょう?」と尋ねられます。メアリーは間違い電話だと思いローズを軽くあしらいますが、ローズの言う人物は存在しません。女性の妄想かと思いきや、ローズのいる世界と自分のいる世界の時間軸がズレていて、ローズは過去から現代を生きるメアリーに電話をかけていたようなのです。

過去から現代に電話をかけてきているローズの話を聞き、自分と同じようにパートナーに悩みを抱えていると気づいたメアリーは、ローズにパートナー殺害を唆します。
ローズは、メアリーの助言通り、恋人を殺してしまい……。

別居中の夫のストーカー被害に悩まされながら、黒電話によって過去と現在が繋がっている常軌を逸した状況と変わり者のローズに嫌気がさしたメアリーは、ローズに冷たくあたってしまいます。メアリーからの冷たい仕打ちをうけて、ローズはメアリーに嫌がらせを開始。

メアリーが住んでいるアパートで自殺をしていたローズは、メアリーとの接触で生きながらえ、過去を変えることでメアリーが生きる未来の世界を変えてしまおうとします。

幼いメアリーも手玉にとったローズは、メアリーの存在をこの世から消そうと画策。ローズの恐ろしい計画に気が付いたメアリーは、電話越しの幼い自分に、なんとかしてローズの魔の手から逃れてもらおうと説得を試みます。

夫婦生活もうまくいかず、幸せとは言えなかったメアリーの人生が、「黒電話」によって更に翻弄されていく様子から目が離せません!
電話は「繋ぐ」物ですが、こんなこと繋いでくれなくて結構です、と鑑賞しながら思っちゃいました。

過去が変わることで未来が変わってしまうことの恐怖と、過去の経験が未來に与える影響の恐ろしさを体験できる映画『恐怖ノ黒電話』。ぜひ、ご覧ください。

[この作品を今すぐ観られるサービスはこちら](2016年4月8日現在配信中)
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| 2011年 | イギリス | 91分 | (C)The Caller Productions, LLC 2010 | 監督:マシュー・パークヒル | ラシェル・ルフェーブル/スティーヴン・モイヤー |

切り離された家族の絆が恐怖を生み出す『恐怖ノ黒洋館』

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現代のシニア世代の孤独死について考えさせられる、「シッチェス映画祭」で上映されたホラームービー。
なかなか会えない家族への想いが募り、母親の息子への愛が歪んだ形となって現れます。

息子への歪んだ愛が、恐ろしい怪物を生み出す

離れて暮らしていた母親が亡くなり、遺産である大きな洋館を相続した主人公レオン。
広く立派な庭があり、趣のある外観がステキな洋館ですが、扉を開けて一歩踏み入ると、洋館の中には多数のアンティーク品が処せましと飾られていました。

陶器の天使の置物や、銀の鎧、オカルトのような品物は、実は骨董品コレクターであるレオンが市場に売り出した商品。レオンは馴染みのバイヤーに連絡し、自分の商品の買い手が母親だったのかと問いますが、バイヤーは買い手がレオンの母親であることを知りませんでした。

信仰心のあつい母親の行き過ぎた躾けに嫌気をさしたレオンは、何年も前に家を出て、それ以来母親と会っていませんでした。

洋館を散策していると、とあるオカルト教団がこの洋館で活動していたことに気が付きます。教団の活動風景をおさめたビデオテープに、天使の像の目が開く現象が映っており、レオンは不可思議な現象に驚きます。
そして、洋館に亡くなった母親の霊魂が宿り、母親からメッセージが送られていると思えるような現象が起きていきます。

望んでいようといなくても、家族と離れて暮らすのはよくあること。しかし、会いたいのに会えない状況が続くと、人の想いがとんでもない姿で現われてしまうかもしれません。
ストーカーとは違う恐怖を味わいたい人は、『恐怖ノ黒洋館』がお勧め。

『恐怖ノ黒洋館』を観た後、自分が大切にしたい人や物は本当に大切にしなくてはいけないと、日々の振る舞いを思い返してしまいました。

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| 2012年 | カナダ | 80分 | (C)2012 LAST WILL AND TESTAMENT CORP. | 監督:ロドリゴ・グディノ | アーロン・プール/ヴァネッサ・レッドグレーヴ/ジュリアン・リッチングス |

廃墟の探検ツアーが一変!若者に襲い掛かる『恐怖ノ黒鉄扉』

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町はずれの廃墟を舞台に、都市伝説の恐ろしさを体感できる映画『恐怖ノ黒鉄扉』。
無念の死を遂げた若者の怨念が現代まで生き続け、人々を恐怖に陥れるホラームービーです。

わかっちゃいるけどやっぱり恐い!廃墟で繰り広げられる残虐行為で若者が次々と命を落とす

ホステルで合宿していた学生が、あるイタズラを思いつきます。見るからに内気な青年をからかい、女の子から誘われたと見せかけボイラー室に呼び出し、閉じ込めてしまいます。悪戯っ子たちは悪ふざけのつもりでしたが、青年をボイラー室に閉じ込めた後、シャワーが使われボイラー室が灼熱地獄に。閉じ込められた青年はボイラー室で焼き死んでしまうのです。

スキーを楽しむはずが、迷いに迷ってしまった10人ばかりの若者グループ。休憩中にメンバーが近くにホステルがあることに気づき、そこに行こうとみんなに提案します。
ホステルの途中にあるガソリンスタンドで「あそこに行ってはいけない」と大人から諌められるも、そこは若者。こいつは面白いと、無謀にもホステルに向かってしまうのでした。

到着する前にメンバーがひとり抜け、最初の被害者となりますが、仲間がそんな目に遭っているとも知らず、廃墟となったホステルでどんちゃん騒ぎをする若者たち。

廃墟でまず狙われたのは、仲間の目を盗んでトイレで愛を謳歌していたカップル。彼氏がまずやられ、ありえない状況に慄いた彼女は走って逃げますが、足をすべらせ頭を床に強打。彼らを皮切りにメンバーが次々と狙われていきます。

昔、青年が命を落としたボイラー室にメンバーのふたりが追いやられますが、なんとか脱出。逃げた先で通りかかった車に運よく乗せてもらえますが、ホステルで恐怖を味わったふたりは、運転手が犯人ではないかと疑念を抱きます。

ホステルだけでなく、ホステルから脱出した後も続く恐怖に目が離せません。
ホステルで無念の死を遂げた青年の怨念が原因なのか、それとも都市伝説を利用した悪質なイタズラなのか……。鑑賞して、その目で確かめてみてください。現実にありそうな設定なだけに、ゾっとします。

夏になると心霊体験などの怖い話が話題になりますが、迂闊に興味を持つと大変なことになるかもしれない……と、この映画を観て思いました。

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| 2013年 | スペイン | 69分 | (C)ESCAC FILMS,2013 | 監督:カルロス・アロンソ/ディダック・セルベーラ/マルタ・ディアス/ローラ・ガルシア/ギリェム・エウヘニ/アンダー・イリアルト/ジェラール・マルティ/マーク・マルチネス/ルーベン・モンテロ/アルナウ・ポンス/マーク・プジョラ/ミゲル・サンチェス | マリオ・マルゾ/シャルロット・ヴェガ/アレックス・バトジョリ/ダニエル・ゴメス |

春らしい映画では物足りないというのであれば、「あえてホラー」を選ぶのも楽しみのひとつ。夏が訪れる一足先に、金曜日の夜に特別な体験をしてみませんか?

(文:Yamazaki)

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    ライタープロフィール

    Yamazaki

    Yamazaki

    Yamazaki 映画の楽しさ、楽しみ方は無限だと思う、映画鑑賞を心の糧にしている映画ライター。好きな映画ジャンルはSF、サスペンス、サイコスリラー、ファンタジーなど。 映画館で鑑賞するのも好きですが、インドアでのんびりと映画を楽しむのも好き。

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