映画コラム

REGULAR

2022年03月24日

『ナイトメア・アリー』演技合戦が魅力のダークファンタジー! <cinemas short>

『ナイトメア・アリー』演技合戦が魅力のダークファンタジー! <cinemas short>



──<< <cinemas short>>>───

「cinemas short」は、話題の映画やドラマを短く簡潔に紹介する特設コーナー。

今回紹介する映画は『ナイトメア・アリー』

【あらすじ】
ある秘密を抱えてカーニバルにやってきたスタン(ブラッドリー・クーパー)は、一座に入るや、野心と頭の回転の速さで瞬く間に読心術を習得。愛する女芸人モリー(ルーニー・マーラ)とともにショービジネスの世界を駆け上がり、都会の高級ホテルにあるステージの看板をはるまでになる。

しかし心理学博士のリリス・リッター博士(ケイト・ブランシェット)はショーを見てすぐに読心術のからくりを看破。スタンはリリスと手を組むことにするが、それをきっかけに、光に照らされるショービジネスの世界から、後戻りの出来ない闇に飲み込まれていく。

人の欲望を描くダークファンタジー!



どういう気持ちで鑑賞したか


なんといってもギレルモ・デル・トロの最新作なので、それだけでも惹かれました。

ギレルモ・デル・トロの監督作としてはアカデミー賞受賞作の『シェイプ・オブ・ウォーター』以来で、待望の1本でした。

実際鑑賞してみてどうだったか


想像以上に人間の欲望のドロドロとした部分を描いた作品でした。

ブラッドリー・クーパー、ケイト・ブランシェットほか、トニ・コレット、ウィレム・デフォー、ルーニー・マーラ、ロン・パールマンと濃すぎる個性派による濃すぎるキャラクターが楽しかったです。

2時間半の上映時間も、前半と後半で全く違った作品になっているので、2幕モノとして見れば長さも気になりません。

その中でも何が良かったか、推せるか


やはり、演技派俳優による演技合戦が魅力です。かなり極端な世界観の物語ですが、変に浮くことなく説得力を持たせています。

また、後半戦はミステリーの要素が強くて、謎解き映画がお好きな方は楽しめると思います。

どういう人にオススメか


ギレルモ・デル・トロ監督のファンならもちろん見逃せません。また、ちょっとダークなファンタジー作品がお好みの方におススメです。

隅々まで芸達者な役者が配置されているため、演技合戦は見応えたっぷりです。

(文:村松健太郎)

>>> 他の<cinemas short>も読む

>>> 他の新着記事も読む

公開に関する情報

『ナイトメア・アリー』 

2022年3月25日(金)より公開

上映劇場はこちら

公式HPはこちら

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

(C)2021 20th Century Studios. All rights reserved.

RANKING

SPONSORD

PICK UP!