監督・板尾創路、菅田将暉&桐谷健太W主演で「火花」映画化決定

芥川賞受賞作、又吉直樹の「火花」が、板尾創路監督、菅田将暉&桐谷健太のW主演で映画化されることが決定した。

「火花」映画化決定!監督は板尾創路

若手コンビ「スパークス」としてデビューするも、まったく芽が出ないお笑い芸人の徳永(菅田将暉)は、営業先の熱海の花火大会で4歳上の先輩芸人・神谷(桐谷健太)と出会う。神谷は「あほんだら」というコンビで常識の枠からはみ出た漫才を披露。それに魅了され、徳永は神谷に「弟子にしてください」と申し出る。神谷はそれを了承し「俺の伝記を書いて欲しい」と頼む。その日から徳永は神谷との日々をノートに書き綴ることに。その後徳永は、拠点を大阪から東京に移した神谷と再会。毎日のように芸の議論を交わし、神谷の同棲相手である真樹(木村文乃)とも仲良くなり、仕事はほぼないが才能を磨き合う充実した日々を送るように。しかし、いつしか2人の間にわずかな意識の違いが生まれ始める―

火花 書影
小説「火花」

映画『火花』は、第153回芥川賞を受賞したお笑いコンビ・ピースの又吉直樹の初純文学を映画化する作品。夢を持って身を投じるも、結果を出せず底辺でくすぶっている青年と、強い信念を持った先輩芸人が、葛藤しながら歩み続ける青春物語を描く。原作の単行本は発行部数253万部を突破、文庫と併せて283万部もの売上を誇る。さらにNetflixでドラマ化され、さらにNHKで連続ドラマとして放映されるなど話題を集めている。

火花 板尾創路監督

本作でメガホンをとるのは、お笑いコンビ・130Rとしても活動する板尾創路監督。2010年に『板尾創路の脱獄王』を監督。初長編監督作品にも関わらず、釜山国際映画祭をはじめとした国際映画祭などに出品され、第29回藤本賞・新人賞と、第19回日本映画批評家大賞・新人監督賞を受賞。2012年には、2作品目となる『月光ノ仮面』を監督している。

そして監督と共に脚本を作り上げるのは映画監督の豊田利晃。俳優として長年付き合いのある板尾からのラブコールにより、映画監督の豊田利晃に脚本のみという形で参加してもらうこととなったとのことで、豊田利晃自身にとっては約20年ぶりの試みとなる。

火花 映画 菅田将暉 桐谷健太 木村文乃

出演キャストは、まったく芽が出ない若手お笑い芸人・徳永役に菅田将暉。徳永の師匠となり、強い信念によって”真の笑い”を追求する先輩芸人・神谷を桐谷健太がW主演で演じる。

共に今をときめく人気俳優であることに加え、「舞台に立ち、人を笑わせる”漫才師”としての存在感」、「目指した”夢”を前に惑い、突き進む危うさ」を表現できる稀有な俳優として、2人に白羽の矢が刺さったとのこと。

さらに神谷の恋人・真樹を木村文乃が演じる。売れない神谷を支え、徳永にも優しく接しながらも、2人の人生の転換の引き金となる切ない存在ともなる美しい女性を演じる。

火花 川谷修士 三浦誠己

そして、徳永と「スパークス」というコンビを組むツッコミ担当・山下役を2丁拳銃の川谷修士が、神谷と「あほんだら」というコンビを組むツッコミ担当・大林役を三浦誠己が演じる。「漫才コンビのツッコミ役は、ボケ役よりも高度なお笑いの技術が要求されるため、経験者を入れたい」という板尾監督のこだわりにより、2人がキャスティングされた。

今回の発表に併せて、シネマズには各出演キャスト、ならびに板尾創路監督、原作者の又吉直樹からのコメントが到着している。

菅田将暉/徳永 役

お笑いがなかったら、今の僕は存在していないと思います。常に芸人さんの繰り出すパンチが好きで好きで好きで好きで仕方なかった。人を笑わす、この痛みが無いと生きていけないとすら思っています。そんな自分にとって神様であり日常である芸人さんを演じるという事に物凄く怖さがあります。でも板尾さんと出会ってなんかもうどうでも良くなりました。だってこんなにおもろそうな座組。原作。そして聞いたら芸人さんあるあるだと言うじゃないですか。知りたい。そんな欲求がある事をお赦し下さい。ただ好きなものに邁進して良いと言う許可が下りたので、この度マイクスタンド一本のステージに立たせて頂きます。
映画『火花』宜しくお願いします。

桐谷健太/神谷 役

幼い頃から、人を笑かして笑顔と笑い声が生まれた時のエネルギーが大好きでした。
同時にウケへんかったら……とゆう、底知れぬ恐怖を感じ、眠れない夜も何度もありました。
人に笑ってもらえる最上の喜びと、この上ない困難さ。それを生業とする芸人さんは狂気の沙汰。怪物です。そんな世界に生きようとする、愛おしい男たちの物語。役者が芸人を演じるのではなく、芸人を生きます。あーコワ。

木村文乃/真樹 役

誰もが知ってる物語の、誰もがどこかで経験したことのある苦さのなかで、少しだけホッといられるような存在になれるよう、板尾監督を信じてスタッフキャストの皆さんと一歩一歩踏みしめていけたらと思っています。

板尾創路監督

この小説を映像脚本にするのは大変苦労しました。
語りを画にして登場人物の思いを観客に届けるのが私の今回の一番の仕事だと思い半年かけて脚本を作りました。キャスティングに関しては、関西出身のドリームキャストで何の心配もしていません。最終的に「スパークス」と「あほんだら」という二組の漫才コンビを誕生させ、M1グランプリに出場させたいです。

又吉直樹/原作

「火花」は自分の作品ではありますが、舞台に立ったすべての芸人、それを支えてくださった多くの人達が大切に共有していた風景を、たまたま僕が書かせて貰っただけだと思っています。謙遜などではなく、むしろ大それた恥ずかしい発言かもしれませんが本気です。
その風景を子供の頃から尊敬している板尾さんに預かっていただけることが嬉くてなりません。脚本は豊田利晃さん。僕が東京で最初に好きになった大人です。キャストを聞いたときも興奮しました。菅田将暉さん、桐谷健太さん、木村文乃さん、お三方とも僕にとって色気と才気が爆発している特別な俳優さんです。そして、2丁拳銃・修士さん、俳優の三浦誠己さん。昔からお世話になっている大好きな先輩なので心強いです。なぜでしょう。
監督、脚本、俳優、優しいけれど喧嘩が強い方々ばかりが揃った印象です。ドキドキしてきました。よろしくお願いいたします。


映画『火花』は、2017年11月より東宝系にて公開。

(C)2017「火花」製作委員会

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