映画コラム
タイムトラベルする恋愛映画オススメ4選!恋は時空を超える!?
タイムトラベルする恋愛映画オススメ4選!恋は時空を超える!?
恋愛は3つのing。タイミング、フィーリング、ハプニングとも言います。今回はバレンタインというタイミング……とはちょっと違いますが、タイムトラベルやタイムリープなどSF・ファンタジーを交えた恋愛映画を紹介したいと思います。
ヒロインを助けるため何回も同じ時間を繰り返す『君と100回目の恋』
(C)2017「君と100回目の恋」製作委員会
留学直前の誕生日に事故に遭ってしまった大学生の葵海。しかし、目を覚ますとちょうど一週間前の教室に戻っていた。混乱する彼女の前に幼馴染の陸が時間を戻せるレコードを使い彼女を助けたことを告げる。そしてお互いの気持ちを確かめ合い、1年前に戻り付き合い始めるが、再び事故の日が近づいてきて……。
戻れることが分かってから、1年前の夏に立ち戻り、改めて恋人同士として過ごしていきます。しかし死は不可避なものなのか、再び主人公は事故に。主人公たちの苦悩とどうやって回避するのか、どんな選択をするのか、これが映画の見どころになっています。
また面白いのは、序盤完璧な人間として描かれる幼馴染の陸が、話が進めば進むほど、とても失敗している普通の人というのが分かっていくところ。終盤はなりふり構わず、感情むき出しで、必死になるところがとてもいいです。
そしてもう一つの見どころは主人公たちが組んでいるバンドの音楽。主人公がシンガーソングライターのmiwaであるためか、歌がとても良く、バンドのシーンも大迫力です。
幸せな結末を見つけるまで何度もやり直す『バタフライ・エフェクト』
時折、短時間の記憶をなくすことがあったエヴァンは、医師の勧めで日記を書き始める。大学生になり7年間記憶喪失が起こらなかったことに喜び日記を読み返すと、日記に書かれている過去の時点に戻れることに気がつく。自分のせいで幼馴染の少女ケイリーの人生を狂わせてしまったことに気がつき、彼女のために運命を変えようとするが……。
テーマは蝶々が羽ばたく程度の撹乱でも遠くの気象に英橋を与えるのか?というバタフライ効果。転じて、過去の一部を変えると未来も大きく変化し、それを踏まえた上でハッピーエンドを探していくという映画。過去の戻り方や運命を変えようとするところが『君と100回目の恋』とよく似ています。
不幸を回避したと思ったら、別の人が不幸になったり、誰かが幸せであれば、誰かが不幸になる、人生って往々にしてよくあることですよね。では、どうすれば皆が丸く収まるところに収まるか?人の幸せとは何か?というなかなか深い映画。キャッチコピーを読んでしまうと、ラストが想像ついてしまうので、これから見る方はなるべくコピーを見ないようにして、本編を鑑賞してください。
時間軸が違う二人が惹かれ合う『君の名は。』
(C)2016「君の名は。」製作委員会
田舎町に住む少女・三葉は都会で暮らす少年になった夢を見る。また東京に暮らす男子高校生・瀧も田舎で生活する少女になった夢を見る。やがて二人は夢の中で体が入れ替わっていることに気がつき……。
昨年夏に公開されて以来、今もなおロングランしている同作。
同作のSF要素として夢の中で体が入れ替わってる以外に、時間軸がズレていることが分かります。それでも瀧は三葉に会う方法を探します。映画を見ていて、この辺りの展開が相当盛り上げていて、かなり感動的です。
彼女と出会うため何度もタイムトラベル『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』
自分に自信がないティムは21歳の誕生日に、父親から一族の男はタイムトラベル能力があることを告げられる。ある日、魅力的な女性メアリーと出会い恋をするが、タイムトラベルによって生じたアクシデントにより、出会ったという過去が消えてしまい……。
彼女との出会いは、一番最初がある意味最高の出会い方だったのに、他の人を助けるためにタイムトラベルしたことにより、出会いそのものをやり直すはめに。でも、相性がいいのか、出会いをやり直すとすんなりうまくいく二人。
なんと言いますか、この二人のラブラブっぷりが可愛くて、見てるだけでも癒され、「あ~いいな」と共感してしまいます。
またヒロイン以外に主人公の家族もとてもいい味を出していて、特に父親が最高です。きっとこんな父親なら欲しいと思うのではないでしょうか?ヒロイン以外に、父親とのエピソードがとても感動的でした。
まとめ
恋愛というのはとてもややこしい面もありますよね。それに加えタイムトラベルなどが入ったら、さらにややこしくなります。でもそのややこしさやめんどくささが、楽しかったり、あとで愛おしいものになったりもします。大事なものだからこそ、一瞬一瞬を大切にしなさい、という教訓もあったり。何はともあれ、タイムトラベルができない一般人は先のことも考えながら、いまも大事にしたいですね。
(文:波江智)
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