『名もなき生涯』アウグスト・ディール ロングインタビュー動画解禁!「こんな撮影方法は初めて体験した」

巨匠テレンス・マリック監督最新作『名もなき生涯』。テレンス・マリックが、46年のキャリアの中で初めて実在の人物を描いた本作より、主人公の農夫フランツを演じた、アウグスト・ディールのインタビュー動画がシネマズ独占で解禁された。

ドイツ出身、俳優ハンス・ディールと衣装デザイナーの妻との間に生まれ、ドイツ語に加えて英語、フランス語も堪能なアウグスト・ディール。ベルリンの名門演劇大学を卒業後、映画デビュー作『23 トゥエンティースリー』(98・未)でいきなりドイツ映画賞・最優秀俳優賞を受賞するなど才能を発揮し、2006年にはフランスのファッション誌Galaに「今日もっとも重要なドイツ俳優」とも称されるように。

世界的にその名を知らしめたのは、第80回アカデミー賞外国語映画賞でオーストリア代表作品となった『ヒトラーの贋札』(07)、そしてクエンティン・タランティーノ監督『イングロリアス・バスターズ』(09)と、奇しくも本作と同じくナチスドイツを主題に扱った作品。いまや、この時代のドイツを描くに欠かせない俳優となったアウグストが本作で演じた主人公は、第二次世界大戦時のオーストリアに実在した、ナチスに抗い自らの信念に殉じることを選んだ一人の農夫。

巨匠テレンス・マリックにとって、長く輝かしいキャリアの中で初めて描く実在の人物であるフランツ。マリックが、この役を演じてほしいと何度も依頼をしたのがアウグスト・ディールであり、ディールは「(マリックが)興味を示すのは、一緒に仕事をする僕自身に対してだ。僕たちがよく話したのは、人生や考え方についてだ。僕が育ったフランスの農村は、ほぼ電気のない生活だった。彼が興味を持ったのは、そういうところだ。映画ではなく、僕の人生について知りたがった」と準備期間について振り返る。

ドイツを代表する俳優であるディールをしても、マリック監督の撮影は「本当に特別だ。こんな撮影方法は初めて体験した」と衝撃を受けたようで、「常に撮影が流れていて、全員がその中にいる感じだ。本作は常にオンで、常に役に入っている。演技している感覚がどんどん薄れてきて、うたた寝や、草原で休憩中も撮られている。一挙手一投足が映画になっていくんだ。退屈でも何も起こらなくても、監督はカットをかけない。だから、ただ黙々と、薪を割り、干し草を作り、牧草を刈り続ける。そして大抵の場合、20分ほど経つと本当に何かが起きるんだ。どんな監督や脚本家にも思いつかない。ヴァレリーと僕の何気ない瞬間から生まれる何かだ」と明かす。

そして、決して負担の少なくない本作の撮影を、見事に息の合った演技で共に乗り越えた、愛する妻ファニを演じたヴァレリー・パフナーとの関係については「彼女ほどすばらしいパートナーに初めて出会った。俳優としてやりたくないことも、興味のないことも山ほどあった。信頼関係がないととてもできない。ヴァレリーには、初めて会った時から、僕と同じリスクを冒す覚悟と強い意志があった」と感謝と覚悟を強調する。

世界に再び争いの季節の足音が響き始めた今だからこそ、76歳の巨匠テレン・マリックが作家生命をかけて人々に問う、戦争への加担を拒絶し信念に殉じた知られざる男の<名もなき生涯>。ディールは「(この作品は)戦争とは人を殺すことだと明言している。ナチス体制がいかに無情で、弱者やキリスト教徒にひどい行いをしたかもだ。立ち向かう人がほぼいなかったこと、それこそが問題だ。”人を殺さなくていい”という簡単なルールが出発点なのに」と力を込めた。

作品情報

『名もなき生涯』2月21日(金)公開
■監督:テレンス・マリック(『ツリー・オブ・ライフ』)
■キャスト:アウグスト・ディール、ヴァレリー・パフナー、ブルーノ・ガンツ ほか
■原題:A Hidden Life
■全米公開:2019年12月13日(予定)
■配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
■コピーライト:(C)2019 Twentieth Century Fox
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