『スケアリーストーリーズ 怖い本』デル・トロ印の“激ヤバ”クリーチャー誕生!

ギレルモ・デル・トロが、オスカー受賞後はじめて企画・製作し、ストーリー原案を担当した『スケアリーストーリーズ 怖い本』より、モンスター【ペール・レディ】の劇中写真と登場シーンが解禁された。

『パンズ・ラビリンス』のペイルマンやパン、『シェイプ・オブ・ウォーター』の半魚人など、数々の奇怪で美しい名モンスターを生み出してきた、クリーチャー愛に溢れるギレルモ・デル・トロ。彼が若いころ多大な影響を受けた児童書『スケアリーストーリーズ 怖い本』には、恐怖の物語とともに、グロテスクなモンスターたちのイラストが描かれていた。ティーブン・ガンメルの描くモンスターの挿絵はデル・トロの大のお気に入りで、惚れこみすぎたデル・トロは、かつて貧乏だった時代にガンメルの原画に出会い衝動的に購入、妻との関係に暗雲が立ち込めたほどだ。

本作で生み出されたクリーチャー【ペール・レディ】は、黒いロングヘアに、もちっとした青白い肌。ちいさい目でこちらを見据え、のんびり近づいてくる、まあるい背中の洋ナシ型シルエット。すでに本編映像でちらりと見ることができるインパクト大なペール・レディは、遠目にはよちよち歩く着ぐるみマスコットのようでたいそう可愛らしい。

しかし間近で見るとその印象はがらりと変わる。口角は大きく上がり微笑みをたたえているが、真っ黒な瞳の奥は暗く濁っていて一切の感情はうかがえない。脂っぽい髪はべったりと体に張り付き、血の気のない、なめし革のような皮膚が不恰好に垂れさがっている。命のぬくもりが感じられない無機質な表情とふくよかな体形はアンバランスで、何とも言えず不気味。見ているだけで不安で落ち着かない気持ちになるのに、なぜか目が離せない。

ペール・レディはガンメルの挿絵に登場し、液体に近い黒鉛で描かれたためモノクロで、映像化する際にも、肌色は、必然的に、真っ白となった。そんな原画の再現に力を注いだデル・トロは、その透き通るような肌質にはこだわりが相当にあったようで「モンスターたちの色彩も、白やオイスター・グレイ、イエロー・パーチメント(羊皮紙のような黄色)などを混ぜて青白くしたかったんだ。一部ではデジタル効果を使って質感が固体よりもより滑らかに、液体っぽく感じられるようにもした」と明かす。

造形を担当したのは、『シェイプ・オブ・ウォーター』で、デル・トロと一緒に半魚人を創作したマイク・ヒル。「彼女の何かにとても惹かれたんだ!」と語る彼は、本のページから実際に這い出てきたような錯覚に陥るほど、【ペール・レディ】をガンメルのイラストに忠実でありながら、実世界に現れたときには、誰もが怯えるモンスターとして見事に作り上げている。

ストーリー

読むな危険。その本は、絶対に開いてはいけない―
ハロウィンの夜、町外れの幽霊屋敷に忍び込んだステラたちは一冊の本を見つける。そこには噂に聞いた怖い話の数々が綴られていた。持ち帰った次の日からひとり、またひとりと仲間たち消えていく。そして、その“怖い本”には毎夜ひとりでに新たな物語が書かれていくのだ。
主人公は消えた仲間たち。彼らが“いちばん怖い”と思うものに襲われる物語がそこにあった。次の主人公は誰なのか? 彼らはどこへ消えたのか?“怖い本”の呪いからはだれひとり逃げられない―。

作品情報

『スケアリーストーリーズ 怖い本』
2月28日(金)新宿バルト9ほか全国公開
監督:アンドレ・ウーヴレダル(『ジェーン・ドゥの解剖』)
ストーリー原案・製作:ギレルモ・デル・トロ
原作:アルビン・シュワルツ「スケアリーストーリーズ 怖い本」シリーズ(1月16日岩崎書店より発売)
出演:ゾーイ・コレッティ、マイケル・ガーザ、ガブリエル・ラッシュ、オースティン・エイブラムズ、ディーン・ノリス、ギル・ベローズ、ロレイン・トゥーサント
2019/アメリカ/英語/108分/カラー/シネマスコープ/5.1ch/原題:Scary Stories to tell in the dark/字幕翻訳:金関いな
配給:クロックワークス
©2020 CBS FILMS INC. ALL RIGHTS RESERVED.
公式サイト:scarystories.jp
公式ツイッター&インスタグラム:@scarystoriesjp

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