乃木坂46 能條愛未 映画『一週間フレンズ。』を語る
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今週の乃木坂週刊映画は、先日DVDが発売された川口春奈さん&山﨑賢人さん主演の『一週間フレンズ。』について語って頂きました。「切ない恋愛映画?」とファーストインプレッションで思う方も多いこの映画を能條さんはどのように捉えたのでしょうか。
前回までの記事
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→それ以前の記事はこちらから
『一週間フレンズ。』作品概要
(C)2017 葉月抹茶/スクウェアエニックス・映画「一週間フレンズ。」製作委員会
川口春奈×山﨑賢人W主演!今世紀一番泣ける純度200%の青春ストーリー。一週間で友達の記憶を失くしてしまう少女、香織役は川口春奈。彼女へ想いを伝え続けるクラスメート、祐樹はこれまでの役柄とは異なる、明るくひたむきな役どころを演じた山崎賢人。更に、大人気グループ「超特急」の松尾太陽や上杉柊平、高橋春織など今を時めくキャストを迎えた青春物語。
高校2年生の祐樹は、初めて会った日から惹かれていた同級生・香織に、思い切って「友達になって下さい」と声をかける。が、香織は必死で祐樹を拒む。実は彼女には“友達のことを一週間で忘れてしまう”という記憶障害があった。それでも香織のそばにいたいと願い、毎週月曜日、記憶がリセットされるたびに、香織に会いに行く祐樹。二人は交換日記を始めて、少しずつ距離を縮めていく。が、そんなある日、香織の過去を知るまゆと、転入生の九条が現れて―。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=XNAh3ps_TKU
恋愛映画と言えば…!
山﨑賢人さんと言えば恋愛映画、ラブコメ映画に数多く出演しておられます。『一週間フレンズ。』は高校を舞台とした青春映画と言うことで、山﨑賢人さんが数多くの映画で見せてきたカッコ良さが今回も存分に発揮されるのでは…と思いましたが、良い意味で少し違った印象でした。
今回山﨑さんが演じられたのは少し冴えない高校生の祐樹。カッコ良さよりも健気さが全面に出ていた好印象の青年。かと言ってクラスで輝くイケメンという存在ではなく冴えない感じが絶妙に醸し出されていて、演技の幅の広さにとても驚きました。
(C)2017 葉月抹茶/スクウェアエニックス・映画「一週間フレンズ。」製作委員会
繰り返される記憶障害…
川口春奈さん演じる香織は“友達のことを一週間で忘れてしまう”という記憶障害があります。それは彼女の交友関係を狭める原因にもなってしまっていました。
というのも、友達ができてもすぐ忘れてしまう。それは自分が苦しむのではなく、相手を苦しめてしまうもの。
「相手に不快な思いをさせるくらいなら、いっその事友達なんて作らなければ良い。どうせ忘れるし。」
きっとそんな思いがあったのだと思います。
しかし山﨑さん演じる祐樹はそんなことお構いなし。何度忘れられても「友達になってください!」と繰り返し繰り返し、香織のことを気にかけます。もちろん恋愛感情あってのそれですが、好きだからこそ何度も何度も友達になる努力を繰り返すのです。
だからこそ後半は見ていてとてつもない切なさに襲われます。
※以下はネタバレありなので、鑑賞済みの方とネタバレOKの方のみお進みください。
※ネタバレを避けたい方は他の記事や『あさひなぐ』関連記事を是非チェックしてみてください。
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とにかく切ない後半の展開…
後半になって香織の記憶障害が治ってからの展開はとにかく切なかったです。
香織は昔好きだった子のことを思い出し、その子のところへいってしまうのです。
病気が治ったのだから喜ぶべきなのですが、「え、こうなっちゃうんだ…」と呆気にとられてしまったのが事実です。しかもその状況を祐樹は受け入れ、笑顔で送り出すのです。
好きな相手を好きにさせるという究極の愛の形を見た気もしつつ、報われない失恋模様も見た気もします。前半の積み重ねがあったからこそとてつもない切なさに襲われました。
ただ、映画における切なさはいつまでも心に残り続けるもの。『一週間フレンズ。』という作品はいつまでも記憶に残り続ける素敵な映画だった、というのが率直な思いになります。
ストレートな恋愛映画ではなく、記憶障害を扱った映画でもあるので、若い子だけでなく大人の方も楽しめるはず。
DVDも発売されたとのことなので、是非みなさんも見てみてくださいね。
(C)2017 葉月抹茶/スクウェアエニックス・映画「一週間フレンズ。」製作委員会
(取材・構成:柳下修平/撮影:HITOMI KAMATA)
能條愛未 プロフィール(Ami Noujo Profile)
能條愛未
1994年10月18日 神奈川県生まれ 血液型 A型
乃木坂46 一期生メンバー
月に10本は必ず見るというほどの映画好き。
映画、舞台と女優としての活動の場をひろげるほか、バラエティーでも持ち前のセンスで活躍中。
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