高良健吾×城田優、5人の女性と別れるには…。「連続ドラマW バイバイ、ブラックバード」



こんにちは、八雲ふみねです。
今回ご紹介するのは、WOWOWプライムにて放送中の「連続ドラマW バイバイ、ブラックバード』。
伊坂幸太郎小説初の連続ドラマ化に、話題集中です。



八雲ふみねの What a Fantastics! ~映画にまつわるアレコレ~ vol.144

“ある組織”へ多額の借金清算として、“とてもじゃないけど人間の生活が送れない”場所に<あのバス>で連れ去られることになった、星野一彦。

彼の最後の願いは、<あのバス>で連れ去られる前に、5人の恋人たちに会って別れを告げることだった。

そんな星野に付き合うことになったのが、“ある組織”から彼の監視役として送り込まれた大女、繭美。

強烈なインパクトをもつ繭美と究極のダメ男、星野の“お別れ行脚”、はたして無事に(!?)5人の女性と別れることが出来るのだろうか…。

人気作家、伊坂幸太郎作品が初の連続ドラマ化。

2004年「アヒルと鴨のコインロッカー」で第25回吉川英治文学新人賞、2008年「ゴールデンスランバー」で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞など、数多くの賞を受賞してきている伊坂幸太郎。

これまで『グラスホッパー』『重力ピエロ』『死神の精度』などなど、多くの名作が映画化され、原作ファンも映画ファンを魅了してきました。

伊坂作品の中でもとくに不可思議な世界観をもつ本作がどのように映像で表現されるのかは、原作ファンならずとも気になるトコロです。その期待に応えるがごとく、楽しくて切なくて驚きもあって、そしてちょっぴり怖〜い部分も盛り込まれていて。あらゆる感情が詰め込まれた作品に仕上がっています。

メガホンを取ったのは、『ひゃくはち』『聖の青春』の森義隆監督。伊坂幸太郎作品の大ファンだと公言する森監督は本作を手がけるにあたり「伊坂さんが『おもしろい!』と納得してくれるような作品にしたかった」とのこと。

実際に完成した作品をご覧になった伊坂氏は、大絶賛。

そんな本作、第1話では星野と繭美のコンビに「なんだ、コイツら!?」と圧倒されながらも、回を追うごとに彼らの人となりが分かってきて、不思議と愛おしさがこみ上げてくる。ストーリーが積み重なってくることで面白みが増す、連作ならではの驚きに満ちた新たな伊坂幸太郎ワールドを構築しています。

5股男と異色のヒロイン。凸凹コンビが放つキャスティングの妙

主人公の星野一彦を演じるのは、高良健吾。出会って惹かれる女性すべてと付き合ってしまうので、いつの間にか5股をかけてしまっていた。簡単に言えば“ダメ男”なのに何故か憎めないキャラクター、それを高良健吾が演じるとさらに“愛すべき”感が増すのは、彼の俳優としての魅力だからこそ為せる技とも言えるでしょう。

その星野を監視する、強烈なインパクトを放つ異色のヒロイン・繭美を演じるのは、なんとイケメン俳優の城田優。
「身長3m、体重200kg、金髪でハーフ」と本人も豪語する唯一無二のキャラクターを演じるために、ムダ毛の脱毛、フェイシャルエステで外見的な女性らしさを追求。メイク、ネイルはもちろん、ちゃ〜んとブラジャーも身につけて繭美役を怪演しています。

二人は本作が初共演。
しかしながら、劇中でテンポ良く繰り広げる会話劇は息もピッタリで、これ以上のキャスティングは考えられないほどの相乗効果を発揮しています。

そんな凸凹コンビに絡んでくるのが、星野に5股をかけられた女性たち。謎の大女に“別れさせられる”女優陣も、石橋杏奈、板谷由夏、前田敦子、臼田あさ美、関めぐみと、これまた個性的な面々。こんなにキレイな女性たち5人と付き合えるなんて、星野が羨まし?!

いや、“出会って惹かれるとすぐに付き合っちゃう”なんて言いながら、星野、単なるメンクイなんじゃ???

…なぁ〜んて妄想が膨らみそうですが、「繭美と結婚するから」という言い訳の元、別れ話を切り出す星野と個々の女性がどんな風に“バイバイ”するかは、毎回最大の見どころです。

そしてその先に待ち受ける、ひとりになってしまった星野の運命も見逃せませんよ。

女優・城田優の毒舌に高良健吾が…。

本作の放送スタートに先駆けて開催された第1話上映の完成披露試写会には、高良健吾、城田優、森義隆監督が登壇。
第2話以降の見どころも含め、たっぷりとトークセッションが行われました。

女性役のオファーを受け「『え、女?!』と驚いたけど、俳優としての直感で演じたいと思いました」と話す、城田さん。撮影中はカメラが回ってないところでも繭美役の城田さんが星野役の高良さんに毒舌を浴びせていたそうで…。

その当時を振り返りながら「(繭美の毒舌は)気持ちよかったですよ」とニンマリする高良さん。

役を通じてお二人の絶大な信頼関係が垣間見えるやり取りに、お客様も爆笑の連続でした。

ちなみに、森監督と高良さんは『ひゃくはち』以来、10年ぶりのタッグ。高良さんにとっては20代最後の作品で森監督とご一緒したことは、大きなエポックとなったそう。

振り返れば『ひゃくはち』公開時の舞台挨拶でも、司会を務めさせていただきました。

これがデビュー作とは思えない森監督の演出力と、高良さんの俳優としての輝きに魅了された、今でも大好きな1本です。こうしてあらためてお二人とご一緒させていただき、私も不思議なご縁を感じずにはいられない素敵な舞台挨拶となりました。

<作品紹介>

WOWOW「連続ドラマW  バイバイ、ブラックバード」
2018年2月17日から毎週土曜夜10時放送 全6話 
原作:伊坂幸太郎「バイバイ、ブラックバード」(双葉文庫)
監督:森義隆
出演:高良健吾、城田優、石橋杏奈、板谷由夏、前田敦子、臼田あさ美、関めぐみ、松村雄基、丸山智己、岡村いずみ、斎藤洋介、あがた森魚、戸塚祥太(A.B.C-Z/友情出演) ほか
公式サイト http://www.wowow.co.jp/dramaw/bbbb/

八雲ふみね fumine yakumo

八雲ふみね大阪市出身。映画コメンテーター・エッセイスト。
映画に特化した番組を中心に、レギュラーパーソナリティ経験多数。
機転の利いたテンポあるトークが好評で、映画関連イベントを中心に司会者としてもおなじみ。
八雲ふみね公式サイト yakumox.com

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