「ブレードランナー 2049」の謎を解くためのタイムライン!西暦2022年「大停電」によって、何が起こったのか?

ブレードランナー 2049 仮メイン

10月27日より日本公開される「ブレードランナー2049」は、目下その内容が秘密のベールに隠されている。「ブレードランナー」で描かれた2019年から「ブレードランナー2049」の舞台である2049年までに何が起こったのか? 時系列にそって現在までに判明している断片的な事実及びキーワードを、網羅してみよう。

(※本記事は配給からの内容掲載の許可を受けた上で掲載。)

制約のない寿命を持つ、ネクサス8型を開発。

2018年。
異星の植民地におけるネクサス6型の戦闘団による反抗後、レプリカントは地球において死刑に値する違法の存在であると宣告された。

2019年。
試作品のレプリカントであるレイチェルと“ブレードランナー”捜査官リック・デッカードは共にロサンゼルスから逃亡。

2020年。
創設者であるエルドン・タイレル氏の死去後、タイレル社はネクサス8型のレプリカントを流通させるべく開発を急ぐ。4年の寿命しか持たないこれまでのネクサス・モデルとは違い、ネクサス8型は制約のない寿命を持ち、簡単に識別できるように眼球移植をされている。

ブレードランナー 2049 サブ2

レプリカント禁止法の制定と、ウォレス社の台頭。

2022年。〈大停電〉
西海岸で原因不明の大爆発が起こる。街は数週間に渡り、閉鎖された。アメリカ国内の電子的なデータはほとんど破損し、破壊された。財政や市場は世界的に停止し、食物の供給は切迫。停電の原因についての見解が広がるが、どれも証明されてはいない。世の大半はレプリカントが原因と非難した。

2023年。〈レプリカント禁止法〉
統治権力者はレプリカント製造を無期限的に“禁止”する法律を制定。4年の寿命しか持たないネクサス6型モデルは全て退役となる。生き残ったネクサス8型は解任されることとなる。すなわち、彼らは逃亡の可能性がある。

2025年。
理想主義的な科学者ニアンダー・ウォレスは、遺伝子組み換え食物を開発し、その技術を無償で提供、世界的な食糧危機を終焉させた。彼の会社・ウォレス社は世界に進出-そして異星の植民地へもその力を広げる。

2026年。
ニアンダー・ウォレスは倒産したタイレル社の負債を買い取る。

ブレードランナー 2049 サブ4

レプリカント禁止法廃止。ネクサス9型が世に出る

2030年代。
ニアンダー・ウォレスはタイレル社の遺伝子工学と記憶移植の方法を強化し、レプリカントを従属的かつ制御可能にするため開発を進める。

2036年。
レプリカント禁止法が廃止となる。ウォレスは新型の“完成された”レプリカント-ネクサス9を発表する。

2040年代初頭。
LAPDは既存のブレードランナー組織を強化。違法のレブリカントを探し出し、解任する役目を負う。

2049年。
前作から30年後のロサンゼルス。気候変動により海抜が劇的に上がる。巨大な海壁がSepulveda Pass沿いに建設され、ロサンゼルスの流域を保護している。ロサンゼルスは以前にも増して居住不可能となり、貧困と病気が蔓延している。異星の植民地への移住ができない不健康な人間たちが取り残されている。新鮮な食物はなく、居住者たちは道端の自動販売機で販売されている、ウォレス社の遺伝子組み換え食物によって生きながらえている・・・。

ブレードランナー 2049 サブ1

「ブレードランナー2049」は10月27日より公開。

http://www.bladerunner2049.jp/

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(文:斉藤守彦)

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    ライタープロフィール

    斉藤守彦

    斉藤守彦

    斉藤守彦(さいとうもりひこ) Morihiko Saitoh 静岡県浜松市出身。映画館、ビデオ会社でのアルバイトを経て、映画業界紙「東京通信」記者 (後に編集長)に。1996年からフリーの映画ジャーナリスト/アナリストとなり、以後多数の劇場用パンフレット、「キネマ旬報」「HiVi」「ザテレビジョン」「日経エンタテインメント!」「宇宙船」「スターログ日本版」「INVITATION」「東京カレンダー」「アニメ!アニメ!」「フィナンシャル・ジャパン」「Pen」などの雑誌・ウェブメディアに寄稿。2007年秋に「日本映画、崩壊 -邦画バブルはこうして終わる-」を、08 年「宮崎アニメは、なぜ当たる -スピルバーグを超えた理由-」、09 年「映画館の入場料金は、なぜ1800円なのか?」、 10 年に「『踊る大捜査線』は日本映画の何を変えたのか」(共著) を上梓。 他の著書に「図解でわかるコンテンツ・ビジネス」1〜4(共著)、「ソノラマ MOOK/ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」(構成・執筆) 、電子書籍「日本映画、飛躍と困惑の過去・現在・未来」等があり、ここ数年は「映画宣伝ミラクルワールド」「80年代映画館物語」と、独自の視点による書籍を執筆。2016年3月には新作「映画を知るための教科書 1912−1979」が世に出る。現在、水道橋博士編集長のメールマガジン「メルマ旬報」で「2016年映画館物語」を連載中。また「BOOKSTAND映画部!」で、「映画を待つ間に読んだ、映画の本」と「映画惹句は、言葉のサラダ」の2つの連載を行っている。

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