山田洋次監督、吉永小百合が語る平和への思い…『母と暮せば』クランクアップ会見レポート

2015年12月に公開が予定されている山田洋次監督最新作『母と暮せば』のクランクアップ会見が、8月12日(水)に都内で行われ、山田洋次監督をはじめ、出演者の吉永小百合さん、二宮和也さん、黒木華さん、浅野忠信さんらが出席しました。

終戦後の長崎を舞台に綴る母と息子のファンタジー

映画『母と暮せば』は、終戦後の長崎を舞台に、助産婦をしている伸子(吉永小百合)と、彼女の元に現れた原爆で亡くなった息子の浩二(二宮和也)の亡霊の触れ合いを描いたファンタジー。

会見の舞台で、まず山田監督が「戦後70年という年にこの作品を作り上げることができたのは、とても意義のあること。それにふさわしい作品になっていればいいなと思う」と挨拶。

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続いて、母親の伸子を演じた吉永小百合さん。「今、広島や長崎で何が起きたか知らない方も増えている。若い年代の方や10代のお子さんたちも、ぜひこの映画を見て、あのとき起こったこと、そして、これから私たちがどんなふうに未来に向かって歩いていかなければいけないのかを感じていただけたら、うれしい」と、映画、そして、平和に対する思いを語りました。
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そして、伸子の息子の浩二役を演じた二宮和也さんは、「改めて長崎の原爆について勉強する機会を与えていただき、それを体現することができました。自分がどう思うか、どう考えるかは、役を通して映画に置いてきたつもり。それを、何度も見て感じていただければ」と挨拶。

さらに、浩二の恋人・町子役の黒木華さんは「戦争をリアルに知らない年代なので、監督や吉永さんに話を聞くことができ、町子という前向きに生きていく役をやらせていただけて、本当にうれしい」、町子の新たな恋人となる黒田を演じる浅野忠信さんは「大切な役をやらせていただいて感謝している。足を無くした方の役をやらせていただきましたが、本当につらいことなんだと役を通して感じました」とそれぞれコメント。
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    ライタープロフィール

    田下愛

    田下愛

    フリーランス・ライター。雑誌、書籍、Webメディアで、幅広いジャンルの仕事をこなして活動中。ファンタジー映画が大好物で、『オズの魔法使い』『ナルニア国物語』『アリス・イン・ワンダーランド』など、魔法やおとぎの国を扱った作品にはすぐ飛びついてしまいますが、一方、『レインマン』のような人間をきっちり描いたドラマも好き。石ノ森章太郎先生をリスペクトする昭和特撮フリークでもあります。

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